【art】「マリー・クワント展」鑑賞 @ Bunkamuraザ・ミュージアム
開催を知ってから絶対見たいと思っていた企画展。なかなか時間が合わなくて、諦めかけたのだけど、どうしても見たくて最終日に見に行ってきたー
1960年代のストリートカルチャーを牽引したマリー・クワント。当時の女性の服装を一変させたデザインだけでなく、型紙の販売など女性起業家のパイオニアでもある。
そんなマリー・クワントの1955年から1975年にかけてを、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館から来日した約100点の作品で見せる画期的な企画展✨
残念ながら閉幕してしまったけれど、いつものように感想ツイートに追記する形で、感想記事として残しておく。
#マリークワント展 日程が合わず諦めかけたけど最終日に見てきたー✨めちゃめちゃ楽しかった✨シャネルのコルセットからの解放から40年以上過ぎた1960年代も、女性には自由がなかったんだね🥲革新的なのに女性らしく今見ても全く古くない❗️全部素敵✨ pic.twitter.com/D5nW18XQwh
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) January 29, 2023
マリー・クワント(Wikipedia)は25歳だった1955年に夫と共に若者向けのブティック「バザー」を開店。丈の短いスカートを”ミニスカート”として発売すると大ブームとなり、当時の女性たちの服装を一変させ、スウィンギング・ロンドンと呼ばれる1960年代のロンドンのストリートカルチャーを牽引した。
また、女性たちがパンツをはくのは、カジュアルもしくはプライベートとされていた当時に、パンツスタイルをファッションとして提唱したり、例えば「イングランド銀行」では、男性親族の書面がないと女性は口座を開けなかったことへの皮肉を込めるなど、女性解放にも一役買った。
その辺りのことは作品に添えられた説明によっても分かる仕組みになっていたし、作品自体からも伝わってくるものがあった。でも、すべて革新的で強烈な個性やメッセージが込められていても、女性たちの着やすさなども考慮されたデザインで、どれも女性らしくてとても素敵だった。
代名詞でもあるミニスカートの"ミニ"は大好きな英国車miniからとったそうだけど、この名前ってマリー・クワントが考えたものだって知らなかったのでビックリ! そして自分もmini好き。
しかし、ガブリエル・シャネル(Wikipedia)が、女性をコルセットから解放し、クリスチャン・ディオール(Wikipedia)がニュールックで戦後の女性を解放したけれど、まだまだ女性たちは抑圧されていたんだね😢
#マリークワント展 洋服はもちろんネイルのボトルや化粧品のパッケージなど、新商品かなと思うほど全く古くなく、完成されたデザイン✨青や紫のラメラメタイツとか素敵過ぎ💕昔履いてたなー🤭ホント楽しかった✨見に行ってよかった💕 pic.twitter.com/7AbyrBaDwJ
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) January 29, 2023
ジャージやPVCなど洋服に使わない素材を取り入れたり、今また復活している大きな襟のブラウスなど、次々新しいことに挑戦していく様子がとてもよく分かった。
個人的にとても画期的だと思ったのは型紙の販売。自身は裁縫が壊滅的にダメなので、型紙を購入しても洋服が出来上がる気が全くしないのだけど、得意な人なら楽しみながらマリー・クワントデザインの洋服ができるのは絶対楽しいと思う!
1966年~1972年までに発表された化粧品のボトルや、マニュキュアボトルなどが展示されていたけれど、シンプルな形のボトルにデイジーマークのみのプリントなど、余計なものをそぎ落としたデザインで、今見ても古くないどころか、新作だと言われても信じちゃうレベル。完璧!
出口付近にあったカラータイツの展示。青や紫にキラキララメ! めちゃめちゃかわいい😍 自分が履いていたのはマリー・クワントではなかったけど、ラメ入りカラータイツにANNA SUIのフューシャピンクのヒールとかで出かけてたなー! 懐かしい😆
入口と出口のポスターは撮影OK ミニスカートといえばこの方ツイッギー(Wikipedia)。このポスターはミニスカートじゃないけど😅 でもこのネクタイとベストとメンズ要素の組み合わせだけど、それぞれの形や大きさ、短めのキュロットでめちゃめちゃ女性っぽい。
ツイッギーのショートヘアや、アイラインとつけまつげバッチリの目元、細い眉毛、ヌードカラーのリップのメイクも超絶カワイイ😍 そもそもツィッギーってやせっぽちっていう意味じゃなかったっけ? 女性らしい体型ではないモデルから最高にキュートな女性らしさを引き出すのスゴイ。
とにかく全部ポップでかわいくてカッコイイ! 最高に楽しい企画展だった! 行ってよかった
#マリークワント展 お土産はポストカード3種、ピンバッジ、マグネット、紅茶缶。ピンバッジとマグネット色の組み合わせが色々あって迷った😵💫マグネットはモッズといえばのターゲットマークカラーにした✨併設のショップでヴィンテージピアスも購入!けっこう散財💸欲しいのいっぱいあったー💦 pic.twitter.com/wAUxQgFcGt
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) January 29, 2023
物販コーナーも欲しいものばかりで困った💦 トートバッグとか超絶かわいかったのだけど、予算や年齢との兼ね合いもあり断念😅
事前調査で絶対欲しいと思っていたデイジーマークのマグネットとピンバッジ、あと紅茶入りの缶ケースを購入。この紅茶なかなかおいしかった😋
そしてポストカード3種。真ん中のポストカードはパティ・ボイド(Wikipedia)とローリング・ストーンズ! カッコイイ😍
併設のミュージアムショップでも英国フェアということで、英国ヴィンテージピアスやヘアピンなどがあって、どれもかわいかった! デイジーマークっぽいピアスを購入。
最終日ということで図録が売切れてしまっていたのだけど、どうやら同じ地下にある書店には在庫があったらしい💦 帰りの電車内でツイッター見て知った😣 欲しかったなー
渋谷では再開発計画が進んでおり、Bunkamuraザ・ミュージアムも次回の「マリー・ローランサン展」をもって休館となる。ザ・ミュージアム広すぎず、狭すぎず見やすくて好きな美術館なのだけど、再開後はどんな感じになるのかな。楽しみ
上の画像2点は一足先に1月31日をもって営業を終了した東急本店のディスプレイ。小さなウィンドウなのだけど、いつも開催中の企画展を紹介していて、毎回センスが良くてドキドキしてた
時代の流れだから仕方のないことかもしれないけれど、こういう楽しみがあるのも百貨店の良さなんだけどな・・・😢
ちょっと最後にしんみりしてしまったけど、最高に楽しかった素敵な企画展だった
マリー・クワント展:2022年11月26日~2023年1月29日 @ Bunkamuraザ・ミュージアム
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