・・・『ある公爵夫人の生涯』鑑賞・・・
『ある公爵夫人の生涯』見てた!良かった… 全員不幸だったけど、苦しんで、もがいて、それぞれの立場を思いやることができたのね。ドミニク・クーパー良かったわー☆公爵がリーアム・ニーソンだと思ってたら、レイフ・ファインズだった!(*/ェ\*) ィヤン #eiga Posted at 11:06 PM
『ある公爵夫人…』の衣装『ジェーン・エア』のマイケル・オコナーだったんだ!衣装素晴しかったー! Posted at 11:09 PM
ザックリした感想はtweetどおり。これはなかなか良かった! ダイアナ妃の祖先ジョージアナ・スペンサーの生涯を描いた作品。生涯といっても彼女が17歳を前にデヴォンシャー公爵と結婚し、不幸な結婚生活の中で、もがき苦しみ、最愛の恋人より母親としての愛を選び、夫とその愛人であり自らの親友との共同生活を受け入れるまでを描いている。
ここまでドラマチックだったのかは別として、実在の人物なのだからもちろん実話。彼女の恋人は英国首相になったチャールズ・グレイ。彼との間にイライザ・コートネイという娘が誕生している。どこまで本当なのかとWikipediaで調べてみたところ、あっさりデヴォンシャー公爵夫人の愛人となりって書いてあってビックリ(笑) チャールズ・グレイはジェントリ(下級地主層)の出身ながら、父親が爵位を得たことにより、後に伯爵となったのだそう。紅茶好きで有名で、アールグレイは彼にちなんで名づけられたのだそう。
ジョージアナはその美貌でやファッション・センスで社交界の花形になる。一方、政治にも関心があった。映画の中では恋人チャールズ・グレイを応援するため、政治活動にのめり込んで行ったように描かれているけれど、Wikipediaによると、それ実家や婚家の影響が大きかったらしい。映画では頭が良く、道徳心があり、品位を重んじる女性でありながら、愛の無い夫との生活に疲れ、以前からの知り合いであったチャールズ・グレイとの真実の愛に目覚めたように描かれているけど、実際はもう少し軽やかというか・・・ あっけらかんとしていたのかも・・・ 当時のいわゆる上流社会の常識とかしきたりは、21世紀の日本のOLちゃんの常識とは違うと思うし・・・ まぁ、勝手な想像だけど(笑)
当時の貴族の仕事ぶりはサッパリ分らないけれど、公人としても跡継誕生というのは重大事だったのでしょう。それは、よく分る。でも、まるで子供を生む道具のように言われてはねぇ・・・ しかも、男子が生まれないのはジョージアナのせいだと言われても・・・ コスチューム・プレイと呼ばれる時代物の映画やドラマを見るのは、洋の東西を問わず大好きだけど、子供が出来ないことを一方的に女性のせいにされる場面を見るたび、悲しい気持ちになる。当時の知識ではしかたのないことなのだけど・・・ 冷静に考えればそれはしかたのないことだと思うけれど、夫が愛人に生ませた子供を育てさせられるのに、自分と愛人の間に生まれた子供は手放さなきゃならないとは・・・ まぁ、これは男女差別ということだけでもないので、仕方のないことだけど・・・
前述のWikipediaによれば、実際に親友だったエリザベスと夫の愛人関係に苦しんだそうだけれど、これは辛い・・・ 実際の彼女の抱えていた事情が映画のとおりなのだとすれば、彼女としても生きるために必死だったろうと思うので、愛人になるしかなかったのかもしれないけれど、親友の夫の愛人として親友と一緒に暮らすなんて・・・ 当時の貴族のたしなみなのかもしれないけれど、このダンナ酷すぎ! 公爵様だけどあえてダンナ呼ばわり(笑) 彼の生い立ちは描かれていないけれど、映画では彼の両親は一切出てこないし、2匹の犬以外友達もいない。エリザベスのことをどう思っていたのかは不明だけれど、多くの使用人と関係を持つけど、単純に性欲の処理。愛情を知らない男性として描かれている。
ジョージアナとチャールズ・グレイの恋愛は、とっても美しく描かれてるけど、実際はどうだったのかは不明。何となくこんなに"純愛"ではないのではないかと思うけれど・・・ まぁ、映画としてはここを美しく描いて、悲恋にしないとね(笑) この恋を諦める決意をしたのは、子供達を捨てられなかったから。女よりも母親をとったということ。考え方はそれぞれだから、それこそが正解かどうかは分らない。でも、映画としては良かったと思う。ただ、そのためにグレイとの子供と別れることになるけれど・・・ ただ、ラストシーンの注釈として、この娘とは頻繁に会えていたらしいので、それはよかった。
映画では、この一件で"人を愛すること"と"相手を思いやること"を知ったジョージアナとデヴォンシャー公が歩み寄り、これからの人生を共に歩もうとするところで終わる。そこに、前述のイライザとのこと、チャールズ・グレイが首相になったこと、ジョージアナ、エリザベスそして、デヴォンシャー公はジョージアナが亡くなるまで共に暮らしたこと、彼女の希望によりエリザベスはジョージアナの死後、デヴォンシャー公爵夫人になったことがクレジットされて終わる。うーん・・・ 深いね・・・ 深いのか、当時はこういうことがもう少し軽やかだったのか・・・ 軽やかというのは、ちょっと違うんだけど・・・ 上手く言えない
キャスト良かった。キーラ・ナイトレイは意思の強いジョージアナを好演していたと思う。チャールズ・グレイとの別れを決意するシーンは良かった。何故か、ずっとリーアム・ニーソンだと思い込んでいたデヴォンシャー公爵はレイフ・ファインズだった(笑) この役ラストになるまでかなり損な役だけど、やっぱりこういう神経質そうな役やらせたら上手い。エリザベスのヘイリー・アトウェルどこかで見た覚えがと思ったら「ダークエイジ・ロマン大聖堂」のアリエナだね! 彼女の役も手放しでいい人とは言えないけれど、あの時代ああ生きるしかなかったかと思わせる。と同時に、見る側に"敵か味方か?"という視点を持たせたのは良かったと思う。ジョージアナの母スペンサー伯爵夫人役のシャーロット・ランプリングは大好きな女優さん。流石の存在感。老けたけど・・・ 恋する男チャールズ・グレイのドミニク・クーパー良かった! こういう熱くて切ない役ホント似合う
衣裳が素晴らしかった! 『ジェーン・エア』のマイケル・オコナー! 色使いが素晴らしい! 『ジェーン・エア』より時代が古いし、ジェーンより身分も高くお金持ちのジョージアナだけに、ものすごく豪華。でも、品がいい。それは色使いとか、柄やレースの選び方なんだと思う。上手く言えないけど・・・ イギリスが舞台のコスチューム・プレイは、ホントに舞台となる風景が素晴らしい。当時のままの館を含めて素晴らしい!
女性が自由に生きにくかった時代、辛い思いもたくさんしたけれど、自分の意思や考えを貫いた。ジョージアナの人生が幸せだったのかは、本人じゃなければ分らないし、女性の理想的な生き方であるとも思わないけれど、彼女の強さには心打たれた。
イギリスが舞台ののコスチューム・プレイが好きな方、オススメ! キーラ・ナイトレイ好きな方是非!
『ある公爵夫人の生涯』Official site
『ある公爵夫人の生涯』見てた!良かった… 全員不幸だったけど、苦しんで、もがいて、それぞれの立場を思いやることができたのね。ドミニク・クーパー良かったわー☆公爵がリーアム・ニーソンだと思ってたら、レイフ・ファインズだった!(*/ェ\*) ィヤン #eiga Posted at 11:06 PM
『ある公爵夫人…』の衣装『ジェーン・エア』のマイケル・オコナーだったんだ!衣装素晴しかったー! Posted at 11:09 PM
ザックリした感想はtweetどおり。これはなかなか良かった! ダイアナ妃の祖先ジョージアナ・スペンサーの生涯を描いた作品。生涯といっても彼女が17歳を前にデヴォンシャー公爵と結婚し、不幸な結婚生活の中で、もがき苦しみ、最愛の恋人より母親としての愛を選び、夫とその愛人であり自らの親友との共同生活を受け入れるまでを描いている。
ここまでドラマチックだったのかは別として、実在の人物なのだからもちろん実話。彼女の恋人は英国首相になったチャールズ・グレイ。彼との間にイライザ・コートネイという娘が誕生している。どこまで本当なのかとWikipediaで調べてみたところ、あっさりデヴォンシャー公爵夫人の愛人となりって書いてあってビックリ(笑) チャールズ・グレイはジェントリ(下級地主層)の出身ながら、父親が爵位を得たことにより、後に伯爵となったのだそう。紅茶好きで有名で、アールグレイは彼にちなんで名づけられたのだそう。
ジョージアナはその美貌でやファッション・センスで社交界の花形になる。一方、政治にも関心があった。映画の中では恋人チャールズ・グレイを応援するため、政治活動にのめり込んで行ったように描かれているけれど、Wikipediaによると、それ実家や婚家の影響が大きかったらしい。映画では頭が良く、道徳心があり、品位を重んじる女性でありながら、愛の無い夫との生活に疲れ、以前からの知り合いであったチャールズ・グレイとの真実の愛に目覚めたように描かれているけど、実際はもう少し軽やかというか・・・ あっけらかんとしていたのかも・・・ 当時のいわゆる上流社会の常識とかしきたりは、21世紀の日本のOLちゃんの常識とは違うと思うし・・・ まぁ、勝手な想像だけど(笑)
当時の貴族の仕事ぶりはサッパリ分らないけれど、公人としても跡継誕生というのは重大事だったのでしょう。それは、よく分る。でも、まるで子供を生む道具のように言われてはねぇ・・・ しかも、男子が生まれないのはジョージアナのせいだと言われても・・・ コスチューム・プレイと呼ばれる時代物の映画やドラマを見るのは、洋の東西を問わず大好きだけど、子供が出来ないことを一方的に女性のせいにされる場面を見るたび、悲しい気持ちになる。当時の知識ではしかたのないことなのだけど・・・ 冷静に考えればそれはしかたのないことだと思うけれど、夫が愛人に生ませた子供を育てさせられるのに、自分と愛人の間に生まれた子供は手放さなきゃならないとは・・・ まぁ、これは男女差別ということだけでもないので、仕方のないことだけど・・・
前述のWikipediaによれば、実際に親友だったエリザベスと夫の愛人関係に苦しんだそうだけれど、これは辛い・・・ 実際の彼女の抱えていた事情が映画のとおりなのだとすれば、彼女としても生きるために必死だったろうと思うので、愛人になるしかなかったのかもしれないけれど、親友の夫の愛人として親友と一緒に暮らすなんて・・・ 当時の貴族のたしなみなのかもしれないけれど、このダンナ酷すぎ! 公爵様だけどあえてダンナ呼ばわり(笑) 彼の生い立ちは描かれていないけれど、映画では彼の両親は一切出てこないし、2匹の犬以外友達もいない。エリザベスのことをどう思っていたのかは不明だけれど、多くの使用人と関係を持つけど、単純に性欲の処理。愛情を知らない男性として描かれている。
ジョージアナとチャールズ・グレイの恋愛は、とっても美しく描かれてるけど、実際はどうだったのかは不明。何となくこんなに"純愛"ではないのではないかと思うけれど・・・ まぁ、映画としてはここを美しく描いて、悲恋にしないとね(笑) この恋を諦める決意をしたのは、子供達を捨てられなかったから。女よりも母親をとったということ。考え方はそれぞれだから、それこそが正解かどうかは分らない。でも、映画としては良かったと思う。ただ、そのためにグレイとの子供と別れることになるけれど・・・ ただ、ラストシーンの注釈として、この娘とは頻繁に会えていたらしいので、それはよかった。
映画では、この一件で"人を愛すること"と"相手を思いやること"を知ったジョージアナとデヴォンシャー公が歩み寄り、これからの人生を共に歩もうとするところで終わる。そこに、前述のイライザとのこと、チャールズ・グレイが首相になったこと、ジョージアナ、エリザベスそして、デヴォンシャー公はジョージアナが亡くなるまで共に暮らしたこと、彼女の希望によりエリザベスはジョージアナの死後、デヴォンシャー公爵夫人になったことがクレジットされて終わる。うーん・・・ 深いね・・・ 深いのか、当時はこういうことがもう少し軽やかだったのか・・・ 軽やかというのは、ちょっと違うんだけど・・・ 上手く言えない
キャスト良かった。キーラ・ナイトレイは意思の強いジョージアナを好演していたと思う。チャールズ・グレイとの別れを決意するシーンは良かった。何故か、ずっとリーアム・ニーソンだと思い込んでいたデヴォンシャー公爵はレイフ・ファインズだった(笑) この役ラストになるまでかなり損な役だけど、やっぱりこういう神経質そうな役やらせたら上手い。エリザベスのヘイリー・アトウェルどこかで見た覚えがと思ったら「ダークエイジ・ロマン大聖堂」のアリエナだね! 彼女の役も手放しでいい人とは言えないけれど、あの時代ああ生きるしかなかったかと思わせる。と同時に、見る側に"敵か味方か?"という視点を持たせたのは良かったと思う。ジョージアナの母スペンサー伯爵夫人役のシャーロット・ランプリングは大好きな女優さん。流石の存在感。老けたけど・・・ 恋する男チャールズ・グレイのドミニク・クーパー良かった! こういう熱くて切ない役ホント似合う
衣裳が素晴らしかった! 『ジェーン・エア』のマイケル・オコナー! 色使いが素晴らしい! 『ジェーン・エア』より時代が古いし、ジェーンより身分も高くお金持ちのジョージアナだけに、ものすごく豪華。でも、品がいい。それは色使いとか、柄やレースの選び方なんだと思う。上手く言えないけど・・・ イギリスが舞台のコスチューム・プレイは、ホントに舞台となる風景が素晴らしい。当時のままの館を含めて素晴らしい!
女性が自由に生きにくかった時代、辛い思いもたくさんしたけれど、自分の意思や考えを貫いた。ジョージアナの人生が幸せだったのかは、本人じゃなければ分らないし、女性の理想的な生き方であるとも思わないけれど、彼女の強さには心打たれた。
イギリスが舞台ののコスチューム・プレイが好きな方、オススメ! キーラ・ナイトレイ好きな方是非!
『ある公爵夫人の生涯』Official site
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます