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【tv】100分de名著 小松左京SP 「日本沈没」

2019-07-19 01:27:55 | tv

【tv】100分de名著 小松左京SP(第2回)

滅びとアイデンティティ

「日本沈没」

 

 

1回25分×4回で1つの作品を読み解く番組。7月は小松左京(Wikipedia)スペシャルということで、各回1冊ずつ取り上げる形。第2回は「日本沈没」(Wikipedia) 講師は評論家の宮崎哲弥氏。

 

実は今回スルーしようと思っていた。イヤ、この書き起こし記事ホントに時間がかかるので💦 録画して一時停止と再生を繰り返しながらメモ取って、それを記事にしてってなると25分の番組に4時間くらいかかっちゃう😣 2ヶ月続けて「平家物語」(第1回第2回第3回第4回)と「アルプスの少女ハイジ」(第1回第2回第3回第4回)を書いて疲れてしまって💦 そしてSFちょっと難しそうだったので。でも「日本沈没」は映画(1973年版)を見たこともあり興味があったので、この回のみ録画しておいた。おそらく、第1回から見ていくことで、小松左京の伝えたいことなどが読み解かれるのだと思うので、この回だけでは足りない部分があるかと思うけれど仕方ない。一応、言い訳です😌

 

高度成長期の日本に衝撃を与えた。日本を沈没させた男として話題に。「日本沈没」は上下巻で460万部のベストセラーとなった。

 

伊集院光氏:ドラマと旧映画版が好き。原作をきちんと読んでいないので楽しみ。


「日本沈没」は何故売れた?


1973年(昭和48年)がポイント。高度成長がずっと続いたが1973年に終焉。同時に急速な成長の中で古き良き日本が失われた。こう言うと、この時代にしか通用しないように聞こえるが、東日本大震災の後に非常に読まれている。大災害小説として読まれていおり、これからも読まれていくかもしれない。


【基本情報】

①1964年から9年かけて執筆された小松左京最大のヒット作

②SFのジャンルとしては、シミュレーションものディザスター(災害)小説でもある

③1973年の刊行と同時に映画化され年末に公開、翌年にはドラマも放送され社会現象を巻き起こした

④舞台設定は当時から見て近未来の日本(1980年頃)

 

そうか高度成長は1973年で終わったんだね😲 イヤ、今現在続いていないわけだからどこかで終わったのだとは思っていたけど、自然消滅的なことなのかと思っていた。明確な終わりがあるのね。前述したとおり1973年版映画は見たのだけど、ドラマ化されていたとは知らなかった。Wikipediaによると小松左京と東宝の間で「映画化した後TBSでドラマ化する」という契約になっていたらしい。田所博士はドラマ版も小林桂樹だけど、小野寺が藤岡弘⇨村野武則はまあいいとして、玲子がいしだあゆみ⇨由美かおるはずいぶん違うね😅

 

潜水艇操縦士小野寺俊夫は東京駅で壁の亀裂に目を奪われる。その頃、伊豆半島沖で小さな島が一夜で沈み、日本列島に深刻な異変が起きていることを直感した物理学者田所博士は海底調査に乗り出す。小野寺が操縦する海底調査艇は数千メートルの海の中へ真っ直ぐに落ちていく。

 

 朗読意訳:(今回の朗読は俳優の田中哲司氏と女優の中村優子さん セリフ部分も適当に略しております🙇)

水面7千メートルの暗黒の中で何かが起こりつつあるようだった。小野寺は人間の小ささを感じ体から冷気がこみ上げた。


8千メートルの深海まで潜ると3人は奇妙な亀裂を発見。さらに地すべりや乱泥流に遭遇。「世界最大の日本海溝の底では何かが起こりかけている」(『日本沈没(1973年)』のシーン 田所博士役小林桂樹のセリフ) 東京に戻った小野寺は上司から縁談をすすめられ、そのまま縁談相手玲子の別荘へと向かう。その直後に天城山が噴火し、さらに浅間山も三原山も相次いで噴火。日本列島は未曽有の大災害に見舞われる。政府の地震対策懇談会に呼ばれた田所博士は楽観的な学者や政治家に言い放つ。


 朗読意訳:「為政者としては、かなりな覚悟を決めておいていただいた方がいいかもしれん。とにかく、私個人の見解としては相当なことが起こりそうな予感がする。場合によっては日本がなくなってしまうことも」部屋の中に笑い声が聞こえた。


しかし同じ時期、列島の異常に気が付き始めている人物がいた。政界の黒幕渡老人(101歳)


この小説全体はタイトルで日本が沈没するんだなと分かっているが、どうやって日本を沈没させるかという仕組みとか、あるいは日本が沈没することがほぼ確実になった時に、官僚機構とか、国会とか、マスメディアがどういう風に対応していくかというところがおもしろい。


伊集院光氏:解説してもらうと目から鱗。タイトルに日本沈没と書いてあるわけだから、東京駅の亀裂に関してもこれは最終的にその話になるというゾクゾク感が読者にはある。


たしかに! 日本沈没と言っているから、読み手側には回避できる可能性があるかもという希望は残されているものの、沈没の危機になることは間違いないわけで、となると伊集院光氏のおっしゃるとおり、冒頭の東京駅の亀裂からここから始まるのか!とゾクゾクするかも!


【大ヒットの要因】1973年とは

①1950年代から続いた高度成長の最終年

②庶民の生活を揺るがしたオイルショックが起こり、田中角栄首相が「列島改造はスローダウン」を表明

③公害も大きな問題となっていた

④浅間山や海底火山などが相次いで噴火

⑤11月には「ノストラダムスの大予言」が発売 ⇨ 終末論が流行

日本全体が不安に包まれていた

 

見通しの立たない未来への漠とした不安があり、同時にかなり無理をして成長してきて、そのツケを支払わされるのではないかという反省がある。

 

伊集院光氏:とても興味深いのは最終的にベストセラーになった。超ベストセラーの超の部分には幸運はあると思うが、その手前にはこういう事になって行くという嗅覚というのか、徐々に世の中が不安になって行っているとか、こんな成長がずっと続くのかと思っているような時の段階で小松左京がその臭いを感じ取っていた気がする。

 

やはり前回も言ったように「戦後」に対する違和感があって、時代状況がガラリと変わるような仕組みを作ってみたら、ずっと歴史的に培われてきた日本社会というものの正体が明らかになるのではないかという思いがあったと思う。

 

伊集院光氏:それが出来上がる頃にみんなも不安になってきている。それが幸運。

 

なるほど! 1973年に明確に終わったと言い切れるのはオイルショックがあったからなのね! なるほどそれは終わりだわ😅 しかも火山も噴火しちゃってるし、追い打ちをかけるように「ノストラダムスの大予言」😅 前回を見ていないので小松左京が抱いた「戦後」への違和感というのは何なのだろう?🤔 

 

田所博士を中心に海底地震を調査する政府の極秘プロジェクトD計画が始まる。プロジェクトに参加する小野寺が京都で友人と再会していると、突然大文字焼の送り火を見ようと多くの人が集まっている中、京都大地震が起きる。一方、関西以外の人々は頻発する小さな揺れに慣れ変わらない日常を享受していた。九死に一生を得て東京に戻った小野寺はそんな巷の様子に・・・

 

 朗読意訳:東京の夜はあいかわらず光の洪水で、この東京が、日本列島が・・・ そんな事が信じられるだろうか! せめて今しっかり楽しんでくれ、みんな。明日はないかもしれない。

 

調査報告をもとに田所博士は自らの推論を語る。日本列島に向けて巨大なマントルが移動している。このままでは地球史上一度も怒らなかったことが起こる可能性がある。しかも2年以内に。

 

 朗読意訳:地震の大小に関わらず、最悪の場合、日本列島の大部分は海面下に沈む

 

そして第二次関東大震災が勃発。東京は壊滅状態に陥る。死者行方不明者250万人。


伊集院光氏:表現の中にも大文字焼の送り火みたいな日本を楽しむ庶民と、近づいてくる日本沈没みたいのと描写がやはり上手。

 

映画を見た時、このマントルの説明がとっても分かりやすかった覚えがあるけど、これって科学的?地学的?に合ってるのかな? 伊集院光氏がラジオで話していた『コア』みたいなビックリ科学考証ではないよねきっと😅 ところでD計画のDってなんだろう?🤔 

 

何故日本を沈めたのか?

 

"国を消すことで日本人とは何か、そもそも民族とは何か、国家とは何かということを考えることが出来る。そのためには日本列島そのものを沈めてみたらどうかー (「小松左京自伝 ー実存を求めて」より)

 

国破れて山河在りという漢詩の言葉があるが、山河がなくなってしまったら国はありうるのか?とひっくり返して問うてみるということが基本的にあるのかもしれない。前回でやった小松左京の戦争体験、一億玉砕とか本土決戦とかいうものに対する引っ掛かりがあったから、政府とか軍部とか国民も当時はみんな死んでいいと思っていた。

 

"政府も軍部も国民も、本当に日本国民がみんな死んでいいと思っていたのか。だったら一度やってみたらどうだ (「小松左京自伝」より)"

 

本当に死んでいいと思っていたのか、本当に日本という国がなくなってもいいと思っていたのか、それでも戦争を完遂するべきだと思っていたのか? だったら一度やってみよう。SFのイマジネーションを使えばそれが出来る。

 

伊集院光氏:前回、日本はこてんぱんまで行かないうちに降伏した。結果、何年かしたら日本的なものはどんどん失われて行くという話だった。そうすると、すごくここが腑に落ちる。逆に日本が自然災害でこてんぱんになってしまった時に、日本人は、日本人の心は残りますか?っていうことに響く。

 

その通り。帰る家が、住む家がなくなってしまった時に、家族は残るのかと同じで、日本人としてのアイデンティティというものを、例え世界中に・・・ 例えば国土の無い民というのは今でも多くいる。そういう状況に日本人を立たせてしまう。一種の思考実験だが、そういう状況に立たされた時に、民族性とか文化的アイデンティティというものが残るかという、一種の日本文明論、日本人論というのが「日本沈没」の背景にある。

 

戦前、戦中、戦後を体験した人はきっと、日本という国がその価値観をガラリと変えてしまう瞬間を見たということだよね。内的外的な要因で国は変わっていくものだと思うけれど、この時ほど転換したことはなかったかもしれない。そういう中で、きちんと状況を見て順応していく人もいれば、流されてしまう人もいただろうし、思考停止になった人もいるかもしれない。大多数の人が日々生きるのに精いっぱいで、それどころではなかったと思うけれど。もちろん変わることがダメなわけではないし、変わる前の日本や日本人が完璧だったわけではない。でも変わっていくことの中にある日本人のアイデンティティは何かってことを考えていたのかもしれない。あくまで個人的な感想だけど😌

 

日本列島が2年以内に沈没する可能性が高まると、政府は次なるD2計画を構想する。沈みゆく国から国民を海外に移住させるというもの。各国との移民交渉が極秘裏に進む。この交渉に協力した渡老人は3人の識者に日本の行く末を考えさせる。彼らの結論は①新しい国を作る ②外国に帰化する ③難民として分散する。さらに特殊な意見として「何もしない」という案を提示。この案に渡老人は・・・

 

 朗読意訳:やはりそういう考え方も出て来たか。生き延びたとしても子孫は苦労するだろう。日本人であり続けようとしても、日本人をやめようとしても、日本人から日本を無くしてただの人間にすることができたら問題は簡単だがそうはいかない。

 

日本沈没まであと10ヶ月と試算が出た頃、もはやD計画は国民の退避計画に移行しつつあり、小野寺はなすすべがなくなっていた。そんな時、玲子と再会する。

 

 朗読意訳:玲「あなたと初めて寝た時、海を見たような気がした」それから少女のような声で「結婚してくださる」と言った。小「愛しているのかどうか分からない。だけど君とは分かり合えると思う」玲「それで十分」

 

2人は日本を脱出しスイスで結婚することを決意。しかし、出発当日富士山が噴火。玲子との連絡が途絶える。絶望した小野寺はそまま日本に留まる。

 

伊集院光氏:いよいよです

 

【D2計画】(日本国民退避計画)

モンゴル 50万人、中国 200万人、東南アジア 500~600万人、オーストラリア 500万人、カナダ 100万人 など6,500万人を移住させる計画。

 

伊集院光氏:一旦、四択にするのがスゴイ。四択にすることで自分はどうしようかと思う。4つ目の「何もしない」は衝撃的。

 

怖い選択肢だと思うけれど、近年発見された未発表草稿にはもっと激烈な言葉が書かれていた。

 

"これからはじまる彼らの長い長い苦しみを考えれば、いっそ日本人はみんな、日本とともに沈んだ方が幸福だったかも知れん"と田所博士の言葉として草稿に書かれている。

 

本当に国外で住んでいて日本人は幸福なのだろうかという問いかけになっている。

 

伊集院光氏:その中には当然小松左京の思いも入っている? ある意味軍国少年として玉砕覚悟だった少年が、そうではなくなったことにつながる。俺たちは幸せなのかと迷った小松左京とつながる。

 

移民として受け入れられるのは6,500万人なんだね。この頃の正確な人口が分からないのだけど、約半分は死ぬということなのかな。もしくは度重なる大震災で既に亡くなっているか。4つの選択は日本国としての選択肢になっているから、個人で考えると①を選択することはありえないわけだけど、残り3つについてはそれぞれの年齢とか状況によるよね? まだ若くて子供がいたりすれば②の選択肢になるだろうし、たとえば80代の老人ならば4つ目の「何もしない」になるかもしれない。日本人として死にたいということよりも、他国で生きていけるだろうかという不安。その不安こそが草稿に書かれている田所博士の言葉ということなのでしょうかね。

 

混乱の中6,500万人が海外へ退避した。日本に残った渡老人の前に田所博士が姿を現す。

 

 朗読意訳:田「私は最初黙っていようと思った。もっとたくさんの人にこの島といっしょに死んでもらいたかった」渡「あんたこの日本列島に恋していたのじゃな」田「この島が死ぬとき、私がみとらなければ誰がみとってやるのです。この島が滅びるとき、この私がいてやらなければほかに誰が」渡「日本人というのはわしにはわかりにくいところがある。わしは純粋な日本人ではないから。わしの父は清国の僧侶じゃった」

 

こうして日本列島は水没する。瀕死の小野寺はどこかの大陸を列車で走っていた。

 

 朗読意訳:小「日本は見えるか?」女「いいえ」小「もう沈んだのかな? 煙も見えないか?」女「何も見えないわ」

 

窓の外にはシベリアの漆黒の夜が広がっていた。「第一部 完」

 

伊集院光氏:助かったことは助かったが、その先は不安なまま。

 

渡老人の言葉で"生きる業"というのがあり、そこがまだ日本人は消えてしまったわけじゃないから生き延びるだろう。そうやって人類は生き延びてきたとある。それに対して否定も肯定もしない。ただ何らかの形で生き延びていくだろうという予測だけが語られる。生きることそのものが業だが、その業によって人類というのは文明を作り上げて繁栄してきたとも言えるので、日本人もおそらくは大災厄の後でも生き延びて行くだろうということ。

 

伊集院光氏:何より僕がどういうことなのかと思ったのは、渡老人が純粋な日本人ではないと急に言う。これはどういうこと?

 

これが渡老人の最期の言葉。田所博士のようなストレートな、ほとんど恋情と言っていいいくらいの思い。自分の日本に対する愛というのはそういうストレートなものではなくて、もっと屈折したものだと言いたかった。これから先、海外の日本人はそういう屈折したアイデンティティの中で生きて行かなければいけないということを示唆しているのではないか。

 

伊集院光氏:あまりに日本を大切にする小説を書いていたから、純粋な日本人じゃないということの意味は日本人に生まれたかの問題じゃない、日本人であるかどうかとはということかと思ったが、今後みんなああなるということ。いろんな国において。 

 

それと渡老人のナショナルアイデンティティというのは重なり合っている話だと思う。

 

田所博士の思いは熱いね。日本人は戦前の軍国主義のイメージがあるから愛国心というと悪い印象を持ちがちだけど、自分が生まれた国が嫌いというのは本来悲しいことだよね? 海外に行くと日本の良さが分かるというけど、それも愛国心の一つだよね。田所博士が普段からそんなに日本という国なのか日本列島なのかに対して熱い思いを持っていたかは不明だけど、自分の生まれ育った国が無くなるというのは辛いし悲しいことだよね。渡老人のお父様は清国の僧侶だったんだよね? 渡老人がいつの段階で日本に来たのか不明だけど、清国は宣統帝溥儀の代で無くなっているんだよね。この時点では中華人民共和国になっている。そういう意味で土地こそ同じだけど、渡老人の"国"=アイデンティティは失われている。でも、その渡老人が政界の黒幕として日本を動かしていたんだよね? そして、最終的に日本人を救うために尽力し、そして日本で死んでいく。今、世界的に移民問題が起きているけれど、いろいろ考えさせれる部分ではある。

 

安部みちこアナウンサー:最後は「第一部 完」とあったが、その辺りもすごく気になったが?

 

注)2006年作家谷甲州との共著として第二部を出版

 

第二部を自分で書こうと思ったが、6,500万人脱出させてしまったのは多過ぎて物語としてまとまらず、書けないまま20年経った。小松家では第二部の件はご法度だったらしい。

 

そう! 「第一部 完」と出たので、え?続きがあったの? と思ったのだけど、上下巻の「日本沈没」としては完ということなのね😌 第二部が出版されていたことは全く知らなかった。

 

安部みちこアナウンサー:今改めて読む意味とは?

 

グローバル化で日本が沈まなくても日本人のアイデンティティが揺らいでいる部分がある。その時に原点に立ち戻って日本人とは何なのか、我々は誰なのかということを考え直す。そういう問題も喚起させる意味合いはあると思う。 


伊集院光氏:今回取り上げる4冊の中で今作が一番知ってるつもりで、知ってることもいっぱいあったが、そういう事かと気づきもものすごく多くて、改めて原作を読んでみようと思う。

 

物事には良い面と悪い面があるよね。グローバル化にも当然良い面と悪い面がある。国に縛られず交流することが出来るということは、それぞれのアイデンティティが曖昧になるという弊害もある。最終的には人種が入り混じって、同じような社会が点在することになるのか、それでもそれぞれ個性が出るのか? やってみなければ分からないけど、それはかなり勇気がいるね😅 

 

参考までにcocoに投稿した『日本沈没(1973年)』の感想を貼っておく

 

『日本沈没』原作未読なので、どこまで脚本の功績なのか不明だけど、マントルのことはよく分かった👍国土を失ったら日本人ではなくなるのか?っていうのも興味深かった。特撮は今見ると味わい深い。藤岡弘、大活躍だけど、ラストが意外にアッサリ。

 

ちょっとバカっぽい感想だった😅 原作読んでみようかな。

 

100分de名著:毎週月曜日 午後10:25~10:50 Eテレ

100分de名著


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【Googleのロゴ】月面着陸50周年

2019-07-19 00:33:09 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!


月面着陸50周年

 

アポロ11号が月に行ってから50年になるのね😲

 

アポロ11号について毎度のWikipediaから引用!

 

アポロ11号(アポロ11ごう、Apollo 11)は、

史上初めて人類着陸させることに成功したアポロ宇宙船

およびそのミッション英語版の名称である。


と、出だしはアッサリなのだけど、さすがの情報量💦

とりあえず概要から抜粋のみにしようと思う。


アポロ11号は2人の人間を世界で最初に着陸させた宇宙飛行であった。

ニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン月着陸船操縦士の2名のアメリカ人が、

1969年7月20日20時17分(UTC=協定世界時)に

アポロ月着陸船「イーグル」号を月に着陸させた。

アームストロングは7月21日の2時56分15秒(UTC)に月面に降り立った最初の人物となり、

その19分後にオルドリンがアームストロングに続いた。

二人は約2時間15分をともに船外で過ごし、

47.5ポンド(21.5キログラム)の月物質を地球に持ち帰るために採取した。

2人が月面にいる間、

マイケル・コリンズ司令船操縦士はひとり月周回軌道上で司令船「コロンビア」号を飛行させた。

アームストロングとオルドリンは21時間半を月面で過ごしたあと、

月周回軌道上で再び「コロンビア」に合流した。



と、かなりアッサリだけどここまでで!

あとはWikipediaを見てくれ!

 

このロゴ動画になっている

 

▶をクリックすると・・・

YouTubeが再生される

これ搭乗員の1人だったマイケル・コリンズが当時について語っております!

とてもかみ砕いで説明してくれてると思うのだけどよく分からない😅

動画もカワイイのでスクショ取りたいと思ったけど面倒なのでYouTube貼っておく!

 

50th Anniversary of the Moon Landing

「主役はまさに地球だった」というのは名言だな!

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

アーム・ストロング船長を描いた映画『ファースト・マン』の感想はコチラ

 

Happy Anniversary🎊

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【cinema】『アラジン』

2019-07-17 00:51:47 | cinema

2019.06.14 『アラジン』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋

 

青いウィル・スミスで話題になっていて気になっていたものの、正直見に行かなくてもいいかなと思っていた。主人公に華がないなと思って😅 でも、アニメ版好きだったし、評判も良かったので見てみることに。14日のTOHOシネマズデイに見に行ってきた~

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「貧しい青年アラジンは猿のアブーと市場で食べ物などを盗んで暮らす。ある日、侍女の振りをした王女ジャスミンと出会い恋に落ちる。彼女に会うため忍び込んだ王宮で国務大臣ジャファーに捕えられ、彼の野望を満たすべく魔法のランプを取りに洞窟へ連れていかれる。無事ランプを手にしたアラジンだったが洞窟に閉じ込められてしまう。そんな時、ランプの中から魔人ジーニーが現れて・・・」という感じかな。そもそもは「千夜一夜物語」の中の1つ「アラジンと魔法のランプ」だけど、それをもとに作られたアニメ版の映画化。基本、アニメ版に忠実に作られているけれど、追加されたエピソードや、キャラ含めて変更された部分がある。その部分がとても現代的になっていて良かったと思う。これはとっても楽しかった。

 

全然知らずに見たのだけどガイ・リッチー監督作品だったのね😲 監督作品は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『シャーロック・ホームズ』(感想はコチラ)『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』(感想はコチラ)を見た。特別ファンではないけど、見た作品は好き。今作について毎度のWikipediaから引用。

 

アラジン』(原題:Aladdin)は、2019年アメリカ合衆国ファンタジー映画。『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』に基づき1992年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『アラジン』の実写リメイク作品である。『アラジン』(原題:Aladdin)は、2019年アメリカ合衆国ファンタジー映画。『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』に基づき1992年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品『アラジン』の実写リメイク作品である。ディズニーのファンイベント「D23 Expo 2017」でキャストが発表された。2017年8月、イギリスで撮影を開始した。

 

と情報はこれだけ💦 あとはストーリー、登場キャラクター、キャストの紹介があるのみ。制作過程や興行成績、作品評価については全く分からない😅 とはいえ、公式サイトも動画紹介などが中心でイントロダクションなどもサラリとしたもの。映画サイトなどを見ると裏話的な情報もあるかもしれないけど、調べるのめんどうなのでここまで😌


実は「アラジンと魔法のランプ」は、「アラビアン・ナイト」の元となった「千夜一夜物語」に含まれていないらしい。「アラビアン・ナイト」はヨーロッパ人が千夜一夜というからには1000話あるだろうと考えて、アラビアっぽい話を集めたそうで、本来「千夜一夜物語」にない作品も含んでしまったという経緯があるらしい。もともとの「千夜一夜物語」の千にはたくさんのというくらいの意味しかないらしく、1000話あったということではないのだそう😅 今作とは直接関係ないけど、豆知識として記載しておく。

 

アニメ版を前日に見て臨んだわけなので、アニメ版との違いを見比べようと思ったのだけどそのうち忘れてしまった💦 どうやって終わったのか忘れてしまうくらいハラハラドキドキしてしまった。ということで、違いに気づいたところのみ記載。見てから1ヶ月以上経っているので、記憶が曖昧になっているので抜け落ちてる部分や、記憶違いもあるかも? 毎度どうでもいいと思うけれど一応断り書きとして記載しておく😌

 

まずは冒頭が違ってた! 物語の導入部「アラビアン・ナイト」が歌われて、見ている側をアラビアの世界に導くわけだけど、その部分が決定的に違ってた。アニメ版では小さいおじさんが歌っていたこの曲だけど、なんとウィル・スミスが歌う。船で旅しながら暮らしているらしい家族。美しい妻と2人の小さな男の子と女の子。この家族は後の伏線。この子たちにせがまれてウィル・スミスが物語を語るという形で始まる。歌われるのが「アラビアン・ナイト」で、この曲に乗って物語の舞台となるアグラバーの街へとカメラが入っていく形。まるで自分が街の中を歩いているかのような映像が楽しい。『美女と野獣』(感想はコチラ)同様、あえての作り物感がテーマパークに入り込んだようで楽しい。この作り物感はずっと続くので、実写化にあたりリアリティを求めている方は合わないと感じるかも?

 

貧しい青年アラジン(メナ・マスード)は相棒の猿アブー🐒とアグラバーの市場で食べ物を盗む。店の人に見つかってのチェイスもアニメ版と同様だけれど、実写版を生かしたアクロバティックな感じとなっている。逃げ切って盗んだ食べ物を食べようとしたら、横にお腹を空かせた幼い兄妹がいてあげてしまうのもアニメと一緒だけど、食べ物がパンから乾燥した果物?になっていたかも。あれ逆か?🤔

 

さらに市場を歩いていると、若い女性が店主と揉めている。女性はパンが買えない子供に勝手に与えてしまい、当然ながらお代を請求されるも、お金を持っていないと言うのだった。そりゃダメだね😅 店主はならば女性がつけている腕輪をよこせと言うけれど、女性はこれを拒否。たしか、見ている側にはこの女性が宮殿から出ることを父王(ナヴィド・ネガーバン)から禁じられてるシーンが挿入されており、この女性がジャスミン王女(ナオミ・スコット)であることは分かっているので、この女性の非常識行動が王女の世間知らずゆえであることが分かっている。なので、この店主が強欲のように見えるけれど、店主の側からすれば迷惑行為だよね😅

 

とはいえ、これがアラジンとジャスミンの出会いなので仕方がない。アラジンはジャスミンの腕輪を店主に差し出す。ジャスミンは怒るけれど、実はアラジンは店主に渡す振りをしただけで、ジャスミンに腕輪を返す。ところが、このトリックはバレてしまい店主たちが追いかけて来る。どう考えてもアラジンたちが悪いのだけど、それでもアラジンたちを応援してしまう。 ここのチェイスも実写を意識した作りになっている。ジャスミンがアラジンを意識する言葉「ほくを信じて(Trust me)」は、なんと棒にしがみついてビルからビルへ渡る時に発せられる。

 

2人は追っ手を振り切ってアラジンの家に。状況が状況とはいえ、初対面の男性の家に行くなんてダメだぞ!というツッコミはなしで😅 アラジンは廃墟となった塔のようなところで、それなりに楽しそうに暮らしている。紐をグイッと引くと何かが出て来たり、アグラバーの街が一望できたり、王宮が見えたり。この景色も作り物っぽくて良かった。たしかジャスミンはここで腕輪が母親の形見だと言ってたよね? 見ている側は亡くなった王妃の物なのねと思うけれど、ジャスミンは自分は王女の侍女だと名乗る。まぁ王女だと言っても信じられないしね。

 

2人は心通わせ始めるけど、ジャスミンが腕輪が無くなっていることに気づき、アラジンの仕業ではないかと疑う。アラジンは否定するけれど、ジャスミンは信じず怒って帰ってしまう。イヤイヤ帰らないで返してもらわないとというツッコミもなしで! というのも、実はアブーが盗んでいたことが分かり、アラジンは後にこれを返しに行くことでジャスミンと再会するから。これは実写版オリジナル展開。

 

アラジンが王宮に向かうと、突然音楽が鳴り響きどこかの国の王子一行がやって来る。たしか、子供が飛び出したか何かで従者が酷い態度を取ったので、アラジンがそれを批難すると、この王子から侮辱される場面があったような?🤔 さて、この王子はジャスミン王女に結婚を申し込みに来たのだった。今回、実写化にあたりキャラ変更があったのがジャスミン。アニメ版でも進歩的な考えを持っている設定になっていたとは思うけれど、より現代的な女性像になっている。でも、現在の国の制度では女性は王にはなれないため、世継ぎのいない王としてはジャスミンに婿を取らせようと必死。ジャスミンのお眼鏡にかなう求婚者が現れなかったということもあるとは思うけれど、彼女の中でこのことに反発する気持ちが強いことは間違いない。なので、この王子に対しても最初から冷たい態度。まぁ、この王子はダメだけど😅

 

その夜、王宮に忍び込んだアラジンがジャスミンの部屋に現れる。前述したとおり腕輪を返しに来たのだった。ジャスミンはとっさに侍女のダリア(ナシム・ペドラド) を王女だと言うと、ダリアは状況を察して合わせてくれる。ジャスミンはもちろんアラジンが忍び込んで来たことには驚いていたけれど、きちんと腕輪を返してくれたことに誠意を感じたし、大胆で冒険心があり頭の回転の速いアラジンに好意を持った様子。よく考えると王宮のセキュリティが甘いけれどそこはOK。アラジンはジャスミンの髪飾りを取り明日も返しに来ると約束する。

 

しかし、アラジンは国務大臣ジャファー(マーワン・ケンザリ)に捕えられてしまう。ジャファーは魔法の杖を使って王を操っている悪い人物。このジャファーの野望は国王になることなのだけど、そのために洞窟の中にあるという魔法のランプを手に入れたいと思っている。ところが、この魔法のランプを手に入れるには"ダイヤの原石"でなければ入ることが出来ず、いままで囚人などを使って洞窟に入らせるも失敗に終わって来ていた。実はこの"ダイヤの原石"がアラジンというわけ。ジャファーはアラジンに実はジャスミンは王女で、王女と結婚するには王子でなければならない。そのために力になるので洞窟から魔法のランプを取って来るようもちかけ、アラジンはこれを受ける。あれ? アニメ版ってどうしてアラジンが洞窟に入ることになったんだっけ? 王宮に忍び込む描写ってなかったよね? あれ💦

 

とにかくアラジンが洞窟に入る。この洞窟に向かまでのラクダで砂漠を行く感じとか、洞窟の入り口とかは実写ならでわ。そして洞窟の中が作り物っぽいのもアトラクションっぽい感じでおもしろい。途中で岩に挟まっていた魔法の絨毯を救出して仲良くなるくだりもそのままで楽しい。魔法の絨毯はCGだと思うけれど、こちらも適度に作り物感があり。魔法のランプがあるのは鍾乳洞の柱の上。これがまたスゴイ高さ。えーっとアラジンが上ったんだっけ? 魔法の絨毯で行ったんだっけ? 忘れた💦 とにかく魔法のランプを手に入れる。しかし、他の財宝に手を触れてはいけないと言われたのに、アブーが宝石を手にしてしまう😣

 

その瞬間洞窟内が崩れ始める。魔法の絨毯に乗って出口に向かう。出口ではジャファーが待っており、とにかく魔法のランプをよこせと言う。ランプを渡すと助けてくれずに行ってしまう。アラジンは洞窟内に閉じ込められてしまったけれど、ランプはアブーがジャファーから奪っていたので手元にある。埃を払おうとランプをこすると、中から現れたのが青いウィル・スミス! そのビジュアルが公開された時に、全世界で話題になった青いウィル・スミス。まさにその通りなのだけど、これが見ているうちにだんだんジーニーに見えて来るから不思議。「フレンド・ライク・ミー」が楽しい✨

 

さて、アラジンはジーニーに洞窟から出してほしいと願い無事に脱出に成功する。何故か、砂漠にテントを張ってリゾート感覚で2人くつろいでいたけど、これは何だったんだろう😅 でも、ここで願い事が浮かばないと言うアラジンの心が美しいという描写が入ったり、ジーニーと語り合うことで2人の間に友情が生まれる感じが分かりやすくなった。3つ目の願い事はジーニーを自由にすることにするという約束もここでなされる。アニメ版でもあったけど、この洞窟から出して欲しいという願い事が1つ目の願い事にならないという描写があったのだけど、どういうカラクリでそうなったのか忘れてしまった💦

 

とにかく、最初の願いは自分を王子にして欲しいというもの。砂漠に王子が現れたりとおふざけが入ったり、アラジンの衣装がなかなかキマらなかったりとコミカル描写が続く。ちょっと長い気もするけどまぁOK。

 

そして「アリ王子のお通り」! これはすごかった! ウィル・スミスはラッパーとしても活動しているそうだけれど、軽快な歌い方も良かったし、女装したりと大活躍。アラブ系の男女の着飾った姿や踊りも良かったし、アリー王子となったアラジンのメナ・マスードの眉毛を下げての作り笑いがアニメそっくり🤣 最初に書いたように見る前は華がないと思っていたけど、この作り笑いを見た瞬間にメナ・マスードが選ばれた理由が分かった気がした。これはアニメそっくり。そして! ホントに一瞬しか映らないのだけど、ウィル・スミスの青いターバンが巨大に! これは笑ったー🤣🤣 って、今も笑える! これ、何で巨大にしようと思ったのだろう? 直後に破裂して紙吹雪が舞ったりするので、その部分で笑わせる狙いだと思うのだけど、個人的にこの巨大ターバンで爆笑!


これね🤣

 

アバブワからの求婚者としてジャスミンに謁見するアラジン。またバカ王子かとうんざり気味のジャスミンの前で必死で取り繕うとするも、ジャムの話ばかりしてしまうアラジンことアリー王子。度々ジーニーが助け舟を出すもことごとく失敗してしまう😣  えーと、ジャスミンがアリー王子の部屋を訪ねてアバブワという国は聞いたことがないがどこにあるのかと問い詰めに来たのは、パーティーの前だったよね? ここもジーニーの機転で地図にアバブワが出現して難を逃れる。ここでジーニーは侍女のダリアを見初める。ダリアもまんざらではない様子。そうそう忘れていたけれど、アリー王子の従者として傍についているジーニーは人間の姿をしているので青くない。ダリアは実写版オリジナルキャラなので、当然ながらジーニーとの関係も映画オリジナル。

 

このダリアの存在は、おそらくジーニーが人間になりたいという願うことにより説得力を持たせてのことだと思うけれど、その部分も含めて賛否分かれるところかなと思う。個人的には嫌ではなかったけれど、なくてもいいかなと思った。ランプの中に閉じ込められる孤独とか、不本意な願い事を実行させられることへの憤りとか、それゆえのアラジンとの友情に特化した方が良かったようにも思う。ダリア役のナシム・ペドラドが美女だったのでOKだけども😌

 

その夜、王宮ではパーティーが開かれる。ジーニーがアラジンに王女をダンスに誘うように促すも、アラジンはダンスなど踊れない。そこでジーニーが遠隔操作してアラジンが不思議なダンスを踊る。ここは笑うところなんだと思うけれどちょっと長かった😅 ただ、このアラジンの姿に王女も思わず笑ってしまう感じだったので、心がほぐれたという描写を入れたいということなのかな? あと、ジーニーとダリアもいい感じになっていた。

 

この夜に魔法の絨毯に乗って「ホール・ニュー・ワールド」歌ってくれないとと思っていたら、もちろんちゃんとある。これはジーニーに促されたんだっけ? とにかく、魔法の絨毯でジャスミンの部屋のベランダへ行き、ジャスミンがこれは市場で会ったアラジンだと確信する「僕を信じて(Trust me)」は、手を差し伸べながらでアニメと同じでうれしい😀 「ホール・ニュー・ワールド」はやっぱりドキドキした💓 スピード感のある映像もワクワクしたし、歌唱もよかった。特にナオミ・スコットは歌が上手い! 

 

王宮に着くとジャスミンはアリー王子がアラジンであることを指摘する。アラジンは同一人物であることは認めるものの、自分の正体はアリー王子であって身分を隠して庶民の暮らしを見ていたのだと言ってしまい、ジャスミンはこれを信じる。これもアニメ版と同じ設定だったと思うけれど、ジャスミンのキャラクターを現代的に変えたのだとしたら、ここはあえてアラジンに本当のことを言わせて、それでも彼を愛するという設定にしても良かったような気も🤔 まぁ、とにかくジャスミンはアリー王子に恋をし2人はキスする😘

 

えーと、ちょっと詳細は忘れてしまったのだけど、ジャファーがアリー王子がアラジンであることを見抜き、アラジンをとらえて彼を縛りつけて海に突き落としてしまったんだよね? アブーが魔法の絨毯に乗って後を追い、魔法のランプを海に落とす。アラジンはなんとかランプをこすろうとするけれど届かない💦 なんとか手を触れることが出来たけれど気を失ってしまう。ランプから現れたジーニーは必死にアラジンを起こそうとするけれど起きない💦 アラジンが願ってくれないと助けることが出来ない。これどうやってアラジンが願ったことにしたんだっけ? アニメ版だと無理やりうなずかせてた気がするけど忘れてしまった😅 とにかく、アラジンが願ったことにして助けるわけです。これ、どうしてジーニーはランプに戻っちゃってたの? アラジンを王子にするという願いを叶えたので一度戻るってこと? ランプから出っぱなしの時もあるし、ランプに戻る時もあるし、その基準が分からない🤔

 

本当のことを話そうと思い王宮に向かったアラジンは、ジャファーが杖を使って王の心を操っているところに遭遇! アラジンはジャファーの杖を折り彼の悪事を暴く。ジャファーは捕えられてしまう。王はアリー王子を信頼しジャスミンと結婚させることにするけれど、アリー王子ではないアラジンは嘘をつきとおす自信がない。だから最初に言えばいいのにねぇ😣

 

嘘をつきとおして結婚すればいいというジーニーともケンカとなってしまう。えーと、結局アラジンはジャスミンに自分は貧しい青年のアラジンであることを告白するのだけど、それはここだっけ? 全部解決してからだっけ? 忘れた💦💦 とにかく、アラジンは王宮を後にして家に帰る。その間に魔法のランプを盗まれてしまう。魔法のランプを盗まれないと話終わらないからしょうがないけど、あれだけ盗みの腕がすごいアラジンが逆にやられてしまうとわ😫

 

ジャファーは魔法のランプをこすりジーニーを呼び出す。アラジンに呼び出されたと思ったジーニーはビックリ。ジャファーは自分を国王にするように願う。ジーニーは不本意ではあるものの主人の願いには従わなければならない。ジャファーは国王になる。しかし、衛兵たちはジャファーに従わない。他の衛兵たちが従っても1人だけジャスミンの言葉でジャファーに反旗を翻す人がいたけど、これはWikipediaによるとハキーム(ヌーマン・アジャル)かな? この人素敵だったけど殺されちゃったっけ?

 

思う通りにいかないジャファーは2番目の願いとして世界一の魔法使いにするように命じる。この時点で王宮黒魔術的?な感じになってしまう。そして、アグラバーの街も暗闇になってしまう。この映像はすごかった😲

 

この異変にアラジンとアブーは王宮に駆けつけるも、ジャファーから南極的な所に飛ばされてしまう。薄着なのに😣 主人がジャファーになってしまったため、逆らえないジーニーだけど、密かに魔法の絨毯をアラジンのもとに行かせる。これはどこかでロケしたのかな? かなりリアルだった。クレパス的な所に落ちちゃったりしたよね? 助かるのは分かっているけどドキドキ💦

 

一方、世界一の魔法使いになったジャファーはジャスミンに妻になるように迫る。もちろん断るジャスミンだけど、父王と侍女のダリアを殺すと言われ承諾する。この時にジャスミンが歌う「スピーチレス~心の声」がスゴイ! 自立しようとする女性が抱えている問題を歌い上げている。これは共感する女性は多いのではないでしょうか。女性だからというだけで権利を奪われていることは、現代でもまだまだある。ナオミ・スコットの歌唱がスゴイ あれ? 歌ったのここだよね? ちょっと記憶が曖昧に😅

 

そんな中、アラジンは魔法の絨毯で王宮に戻り忍び寄る。これに気づいたジャスミンが魔法のランプを奪いアラジンに渡すも、ジャファーは魔法でアラジンからランプを奪い返してしまう。アラジンは機転をきかせて世界一の魔法使いでも、ジーニーにはかなわないと言う。そこでジャファーは最後の願いを使ってジーニーに自分を宇宙一の魔法使いにするように言う。ジーニーはの願いを叶える。すると、ジャファーはランプの中に吸い込まれてしまう。このからくりがいつも納得いかないのだけど、ジーニーのような存在になるということは、ジーニーと同じ条件になるということなのかな? ジーニーになりたいと言ったなら同じ条件になるのは分かるのだけど、宇宙一の魔法使いになるだけなら同じ条件が適用されるわけではないような?🤔 というツッコミはしてはダメなんでしょうね😅

 

実は前日復習のためアニメ版を見て臨んだくせに、夢中になって結末はどうなるんだろう🤩と純粋に見てしまっていた。なので、ジーニーがランプを砂漠の方向に向かって投げ飛ばした瞬間爆笑してしまった🤣 そうだった!そうだった!!

 

ジーニーはアラジンに最後の願いを使ってジャスミンと結婚するように言うけれど、アラジンはジーニーを自由にする。これは知ってたけど泣けた😭 ジーニーは人間になる。人間の姿になっている時があったので、特別変化があったようにも思えなかったけれど、一応ちゃんと人間になる。そして、ダリアと結婚して船で世界一周することにする。これが冒頭につながるということ。

 

アラジンは自分が王子ではないことを告白して王宮を出ていく。王はジャスミンの思いも知っていたし、自身もアラジンを気に入っていたので、法律を変えてジャスミンを国王にし、結婚相手を自由に選べるようにする。門の外に出たアラジンをジャスミンが呼び止める。王の命令だから止まりなさいと言っていたと思う。そして、アラジンにキスをする。そして2人は結婚する。映画はここで終わり。

 

一番の変更点はジャスミンが国王になりアラジンが婿になること。アニメ版では明言はしていなかったけど、法律を書き換えたのは相手を自由に選べるという部分だけだったから、アラジンが国王になるということだよね? でも、いくら王女と結婚したからといって、政治的なことを全く知らない平民のアラジンが国王になるというのも変なわけで、この変更はむしろ自然に思うけれど、国王は男性でなければという考え方の人には不満はあるかも? ただ、ジャスミンが自立する女性になったことで、アラジンの影が薄くなってしまった部分はあったかなとは思う。ジーニー含めた3人主演というスタンスなのかもしれないけれど、タイトルが『アラジン』なのに一番存在感ないのはどうなのか😅 

 

キャストはウィル・スミス以外知らなかった💦 主要3人以外で目立ったのはジャファーのマーワン・ケンザリとダリアのナシム・ペドラドくらいかな? ナシム・ペドラドは映画オリジナルキャラということで、下手をすると浮いてしまうけれど、出しゃばり過ぎず存在感を出していたと思う。ダリアも自らの道を切り拓いたわけだから、ジャスミンとは別の意味での自己確立した女性像というこなのでしょう。そういう意味でもよかったと思う。ジャファーのマーワン・ケンザリはアニメ版の不気味さはないももの、権力に固執する人物としてどこか憎めないものを感じた。それが狙いなのかは分からないけど、特別コミカル演技をしていたとは思わないけれど、どこかコミカルな感じがするのも良かったと思う。


何度もしつこけど見る前は華がないと思っていたアラジンとジャスミン。ジャスミンは今回キャラ変更がされているので、ナオミ・スコットの肉感的な感じはアニメ版とは違うジャスミン像に合っていたと思う。とにかく歌が上手い。「スピーチレス」は素晴らしかった 一方のメナ・マスードは逆にアニメっぽさが良かったと思う。特にアリー王子のシーンの作り笑いがホントにアニメ版そのもので良かった。特別演技が上手いとも思わなかったけど、初の大役を無難にこなしたと思う。ホメてます🤭

 

さて、青いウィル・スミス。登場時こそやっぱり青いウィル・スミスだなと思ったけれど、見ていくうちのジーニーにしか見えなくなるのさすが。全然人間の姿で登場しているのだけど、それでもジーニーが化けている人間に見える。宇宙一の魔法使いだけど、ちゃっかりしていて人情的なジーニーがウィル・スミスのキャラに合ってる。歌もミュージカル的歌唱ではないけれど良かったと思う。「フレンド・ライク・ミー」も良かったし、やっぱり「アリー王子のお通り」の歌や踊り、女装などの小ネタまで大活躍! これはウィル・スミスで大正解

 

ここ数年ディズニーは自社のアニメ作品をどんどん実写化している。自分が見たのは『シンデレラ』(感想まとめ記事はコチラ)『美女と野獣』そして今作。『シンデレラ』は結構変更してあったので、いわゆる実写化とはちょっと違う気も🤔 『美女と野獣』はアニメ版も実写版もすごく好き。特に実写版は公開年のmaru's BEST MOVIE(記事はコチラ)の1位だった🏆 今作もとても良かったと思う。現時点でも1位ではないけどベスト10に入る可能性は高い。

 

前述したとおりアグラバーの街並みなどに作り物感があってディズニーランドのアトラクションっぽい。なので、冒頭から入り込みやすかった。ジャスミンの衣装もセクシーだけど品があってかわいかった😍 

 

現在も大ヒット上映中なので、今更オススメされなくてもみんな見てると思うけれど、まだ見てない人は是非劇場鑑賞をオススメする。こういう作品は大画面で見ないとね! メナ・マスード、ナオミ・スコット好きな方是非! ウィル・スミス好きな方必見です!

 

『アラジン』公式サイト

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【cinema / DVD】2019年6月鑑賞まとめ

2019-07-07 00:27:48 | cinema / DVD

🎬【cinema / DVD】2019年6月鑑賞まとめ🎬

 

鑑賞レビューを書く時間がないDVDやTVで鑑賞した映画の記録を残しておきたいってことで、レビュー投稿している映画サイトcocoの投稿をもとに残しておく企画。

 

ということで感想をドゥゾ♪(っ'ω')っ))



#102.『オリンダのリストランテ』@DVD(2019年6月2日鑑賞)

coco投稿

『オリンダのリストランテ』料理映画だと思っていたら違っていてビックリ😲

異国からきた青年を助けたことがきっかけで、自分のルーツと向き合い居場所を見つけることになる。

その感じを不思議なリズム感で描くの好き。

リタコルテセが良かった。



#103.『ノートルダムの鐘』@WOWOW(2019年6月6日鑑賞)

coco投稿

『ノートルダムの鐘』100分de名著によるとユゴーの原作はかなり辛いけど、

ディズニーだとハッピーエンドになるのね😅

かなりキャラが好転した人物もいてモヤるけど、核の部分は伝わるので🆗

曲も良いしキャストも歌上手かった。



#104.『ジャンヌ・ダルク』@WOWOW(2019年6月7日鑑賞)

coco投稿

『ジャンヌ・ダルク』ザックリした知識しかなかったので、彼

女が辿った運命について知ることが出来たのは良かった。

キリスト教の教えとか信仰心を理解しきれないとキビシイかも。

ジャンヌの気持ちは本当には理解できず😢

全体的にこじんまり感。



#105.『ザ・スクエア 思いやりの聖域』@WOWOW(2019年6月8日鑑賞)

coco投稿

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』描きたいことは結構重いテーマで、

その不条理さを淡々と時にコミカルに見せるのは嫌いではない。

ただ狙ったネタ的なものが自分と合わず辛い時もあった。

そして全体的に長い😅

おもしろくなくはなかったという感じ。



#106.『突然炎のごとく』@WOWOW(2019年6月9日鑑賞)

coco投稿

『突然炎のごとく』冒頭の感じは好きだったし、カトリーヌに出会った直後は楽しかった。

髭付けてかけっことか有名なシーンも好きだった。

でも中盤から全然ついて行けず💦

ジャンヌモローは魅力的だけどカトリーヌが理解不能過ぎた😅



#107.『聖杯たちの騎士』@WOWOW(2019年6月10日鑑賞)

coco投稿

『聖杯たちの騎士』明確なストーリーはないけどテレンスマリックだからね😅

嫌いじゃない。ケイトブランシェットのシーンが好きだった。

そして何よりエマニュエルルベツキの映像が美しい✨

それだけでも見る価値あり!



#108.『町田くんの世界』@TOHOシネマズ錦糸町オリナス(2019年6月12日鑑賞)

感想はコチラ

coco投稿

『町田くんの世界』笑えてホッコリ。

ファンタジックで風刺もあり。

町田君が"好き"の意味を悟る自転車シーンで泣いてたらまさかの展開🎈

でもいろんな伏線が繋がるラストはぎこちないアレ含めて好き🥰主演2人が初々しい。

前田敦子良かった!



#109.『アラジン』@DVD(2019年6月13日鑑賞)

coco投稿

『アラジン』実写版見るので復習。

やっぱり好き。好きな曲いっぱい。

A Whole New Worldのシーンで最後に手をつないでる後ろ姿がかわいい😍

レアサロンガの歌が聴けるのもうれしい!

ロビンウィリアムズはやっぱりスゴイ✨



#110.『アラジン』@TOHOシネマズ日本橋(2019年6月14日鑑賞)

coco投稿

『アラジン(2019)』面白かった。

追加になったシーンや、現代的になったジャスミンも良かった。

実写版ディズニーの作り物感のあるセットがテーマパークっぽくて楽しい✨

そしてミュージカルシーンが楽しい!

アリー王子のシーンはワクワク😍


見る前は華がないと思ったメナマスードがアニメそっくりでビックリ😳

ナオミスコットは歌が上手い!

そして青いウィルスミスが良かった!最後はジーニー🧞‍♂️にしか見えなくなったよ😊

3つ目の願いはウルウル😭


一番ビックリしたのは監督がガイリッチーだったことだけど、全体的に良かった。

とはいえ、ウィルスミスの巨大なターバン姿に爆笑🤣

あれ見れただけでも劇場で見た価値あった! #アラジン


 

#111.『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』@WOWOW(2019年6月16日鑑賞)

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『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』実話と知りビックリ。

主人公のキャラは創作だろうけど、巻き込まれて正義感に目覚める構図は良かった。

良くも悪くもマスコミの力を感じて怖い。

トーマスクレッチマン出ててビックリ!

ソンガンホが良かった。

 

 

 

#112.『vision』@WOWOW(2019年6月18日鑑賞)

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『Vision』河瀬監督は食わず嫌いで初めて見た『2つ目の窓』も合わなかった。

今作も予想どおり合わない😅

でも古事記モチーフを指摘する方がおり納得。

そもそも吉野の自然目当てなので、神秘的に美しく撮られていたのはとても良かった。 

 

 

 

#113.『エヴァ』@WOWOW(2019年6月20日鑑賞)

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『エヴァ(2018)』面白くなかった😅102分が長く感じた。

ユペールはさすがの演技だけど、いくら作品のためとはいえ主人公がのめり込むには無理がある😅

ラストまでの感じも雑。

いろいろ中途半端。

ギャスパーウリエルは美しかった😍 

 

 

#114.『X-MEN:ダーク・フェニックス』@TOHOシネマズ錦糸町オリナス

(2019年6月21日鑑賞)

coco投稿

 『X-MEN:ダーク・フェニックス』あれだけ駄々こねてたのにアッサリ納得とか、

整合性はどうなるのかとかツッコミどころ満載だけど楽しめた😊

最終章と言いつつ大団円感がないのは寂しい気もするけど、アクションシーンは見応えあり!


豪華キャストはそれぞれ見せ場があったし、

主役のソフィーターナーも良かったけど、

ジェシカチャステインのこの世のものでない感がスゴイ😱

映画の総評としてはジーンスゲー! #ダークフェニックス

 

 

 

#115.『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』@WOWOW(2019年24日鑑賞)

coco投稿

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』伝説の試合をクライマックスに、

2人の生い立ちや試合への向かい方を描く。

タイトルのわりにはボルグメイン。

世界の頂点に立つのは想像以上に孤独。

その辺り主演2人が好演。

スカルスガルドも良かった! 

 

 

#116.『ハッピー・デス・デイ』@TOHOシネマズ日比谷(2019年6月29日鑑賞)

感想はコチラ

coco投稿

 『ハッピー・デス・デイ』犯人は思った通り。

ツッコミどころもあるけど楽しめた!

タイムループで主人公が成長。

青春、恋愛、家族愛、LGBTまで盛り込みつつ、主人公のアクションなど見どころ満載。

怖くないのでホラー苦手でもOK

2U気になる!

 

 

 

#117.『フジコ・ヘミングの時間』@WOWOW(2019年6月30日鑑賞)

coco投稿

 『フジコ・ヘミングの時間』80歳を過ぎてマネージャーもなしで精力的に活動する姿にパワーをもらえる。

演奏には自分自身が出るとの言葉に自信を感じる。

壮絶な人生もさらりと語り自然体。

街で寄付するシーンも印象的。

生演奏を是非聴きたい!

 

 

ということで、今月は16本を鑑賞でうち4本劇場鑑賞。これはなかなかいいんじゃないでしょうか? しかし、試写会は1本も当たらず💦 イヤーもう半年終わっちゃったよ! 怖すぎる😱 来月は何本見れるかな?

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【Googleのロゴ】七夕 2019

2019-07-07 00:07:57 | Google's logo

毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



七夕 2019


毎年書いてるけどWikipediaから引用!


七夕(たなばた)は、中国大陸日本韓国台湾ベトナムなどにおける節供節日の一つ。

五節句の一つにも数えられる。

(七夕節句とはいうが、二十四節気に関連する節月ではなく、暦月の)旧暦7月7日のことで、

日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事であったが、

明治改暦(日本におけるグレゴリオ暦導入)以降、

お盆が新暦月遅れ8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が薄れた。

日本の七夕祭りは、新暦7月7日や月遅れの8月7日、あるいはそれらの前後の時期に開催されている。

 

とのことで、各国の歴史・風習・時期が書かれているけど、

日本のみを適当に引用しておきます😌

 

歴史

日本の「たなばた」は、元来、中国での行事であった七夕が奈良時代に伝わり、

元からあった日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれた。


「たなばた」の語源は『古事記』でアメノワカヒコが死に

アヂスキタカヒコネが来た折に詠まれた歌にある「淤登多那婆多」(弟棚機)又は

日本書紀葦原中国平定の1書第1にある「乙登多奈婆多」また、

お盆の精霊棚とその幡から棚幡という。

また、『萬葉集』卷10春雜歌2080(「織女之 今夜相奈婆 如常 明日乎阻而 年者将長」)

たなばたの今夜あひなばつねのごと明日をへだてて年は長けむ など七夕に纏わる歌が存在する。

 

風習

ほとんどの神事は、「夜明けの晩」(7月7日午前1時頃)に行うことが常であり、

祭は7月6日の夜から7月7日の早朝の間に行われる。

午前1時頃には天頂付近に主要な星が上り、天の川、牽牛星、

織女星の三つが最も見頃になる時間帯でもある。


全国的には、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われている。

短冊などを笹に飾る風習は、

夏越大祓に設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで江戸時代から始まったもので、

日本以外では見られない。

「たなばたさま」の楽曲にある五色の短冊の五色は、

五行説にあてはめた五色で、緑・紅・黄・白・黒をいう。

中国では五色の短冊ではなく、五色の糸をつるす。

さらに、上記乞巧奠は技芸の上達を祈る祭であるために、

短冊に書いてご利益のある願い事は芸事であるとされる。

また、お盆や施餓鬼法要で用いる佛教の五色の施餓鬼幡からも短冊は影響を強く受けている。

 

時期

日本では、旧暦天保暦和暦)の7月7日(行事によっては7月6日の夜)に行われ、

お盆(旧暦7月15日)に入る前の前盆行事として行う意味合いが強かった。

明治6年(1873年)の改暦後は、従来通り旧暦7月7日に行う地域、

グレゴリオ暦新暦)の7月7日に行う地域、月遅れの8月7日に行う地域に分かれ、

特に新暦開催ではお盆との関連が薄れた。

なお、旧暦では7月の翌月に閏7月をおく年もあるが、閏月に年中行事は行わないので、

閏7月7日は旧七夕ではない。

グレゴリオ暦の7月7日はだが、旧暦の7月7日はほとんど立秋以降であるので、

古来の七夕は季語である。

 

こんな感じかな🤔

詳しくはWikipediaで!

 

検索画面のロゴはこんな感じ

 

 

天の川見えるといいなぁ


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【play news】「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」キャスト変更

2019-07-05 00:19:07 | play news

【play news】「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」キャスト変更

 

 

10月11~14日に東急シアターオーブで開催される「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」にマグダラのマリア役で出演する予定だったアナ・オバーンが出演できなくなったのだそう。アナ・オバーンも見たかったので残念😢 

 

 

ユダで出演する予定のラミン・カリムルーのツイートによると、代わりにinしたのはジョアンナ・アンピル。この方、『ミス・サイゴン』のキム役されてて、1996年の「ジーザス・クライスト=スーパースター」25周年公演でマグダラのマリアを演じたのだそう! それは楽しみ!

 

ジョアンナ・アンピル

 

キャスト変更のお知らせ|ワールド・ミュージカル・コンサート・シリーズ|TOKYU THEATRE ORB

 

このコンサートについては第一弾キャストが発表になった時に記事(コチラ)にしていたけど、その後追加キャスト発表のタイミングで記事書こうと思って忘れてた💦 ということで、現在出演予定キャストはコチラ

 

【メインキャスト】

ジーザス・クライスト:デクラン・ベネット
イスカリオテのユダ:ラミン・カリムルー
マグダラのマリア:ジョアンナ・アンピル
ヘロデ王:成河
カヤパ:鈴木壮麻
ペテロ:テリー・リアン
ピラト:ロベール・マリアン
シモン:海宝直人
アンナス:アーロン・ウォルポール

【アンサンブルキャスト】
原田真絢

春日希

小島亜莉沙

湊陽奈

新井海人

チャンヘ

今村洋一

武藤寛


自分は10月12日に鑑賞予定! 席もいいので楽しみ😍

 

 

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【MJ情報】特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」仏像大使トークショー開催

2019-07-04 23:48:35 | MJ

【MJ情報】特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」仏像大使トークショー開催

 

 

現在、東京国立博物館本館で開催中の「奈良大和四寺のみほとけ」展。安倍文殊院、長谷寺、室生寺、岡寺の四寺の仏像を展示。これ! 何がスゴイって例えば室生寺の国宝釈迦如来坐像や、同じく国宝十一面観音菩薩立像などが見られること! この2体は室生寺で見たけど本当に美しかった。釈迦如来坐像は螺髪のない珍しいお姿で、男らしい美しいお顔。そして十一面観音菩薩立像は自分的にお気に入りの仏像。ふくよかで本当に美しい。

 

この2体を始め15点を普段は常設展を展示するスペースで展示。しかも! 特別展ではないので総合文化展観覧料620円で見れちゃう! これスゴイ✨ これは見に行くつもりだったのだけど! だけど!! e+から素敵なお知らせ!

 

MJことみうらじゅん氏とSIこといとうせいこう氏の仏像大使のお二人のトークイベント開催! たまたまメール配信されて直ぐに見れたので、慌ててチケット取った! 平成館の講堂で行われるそうで、この講堂の規模がわからないのだけど、なかなかいい席が取れたように思う。

 

記事書きたいと思ってなかなか書けずにいたら、チケット予定枚数終了しちゃってた😅 取れて良かった!

 

特別企画 「奈良大和四寺のみほとけ」 仏像大使 みうらじゅんさん・いとうせいこうさんトークショーのチケット情報|e+

 

仏像大使のお二人は登場しませんが、宣伝動画があったのでドゥゾ♪(っ'ω')っ))

 

東京国立博物館「奈良大和四寺のみほとけ」

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【cinema】『ハッピー・デス・デイ』

2019-07-04 21:28:08 | cinema

2019.06.29 『ハッピー・デス・デイ』鑑賞@TOHOシネマズ日比谷

 

全くのノーマークだった。この日はお友達のmigちゃんち🏠に遊びに行く予定で、その前にこの映画を見ないかとのお誘い。ホラー映画は積極的に見るジャンルではないけど、怖くて見れないこともないしたまに見る。ネタバレしない程度にレビュー見たら評判も良かったので見てみることにした😊

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「女子大生のツリーは朝目覚めると見知らぬ男子学生の部屋にいた。頭痛がして不機嫌な1日を過ごした後、気が乗らないパーティーに出かけるが、途中で殺されてしまう。しかし、目覚めたツリーは自分が同じ日を生きていることに気づき・・・」あらすじというか導入部だねこれは😅 あらすじ部分ではネタバレしたくないので、こんな感じになっちゃう。ホラーということだったけど、コメディ要素もあったりしてなかなか面白かった。伏線の回収もよかったし、ツッコミどころがなくもないけど気にならない。

 

クリストファー・B・ランドン監督作品。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの監督だけど、1作も見ていない😅 作品のWikipediaがあったので引用しておく。『ハッピー・デス・デイ』(原題:Happy Death Day)は2017年アメリカ合衆国で公開されたホラー映画である。監督はクリストファー・B・ランドン、主演はジェシカ・ローテが務めた。 字幕翻訳は種市譲二。本作の製作が発表されたのは2007年のことで、ミーガン・フォックスが出演を務める予定であった。当初の予定では、本作のタイトルは『Half to Death』であり、マイケル・ベイがプロデューサーを務めることになっていた。2016年10月11日、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズがジェシカ・ローテを主演に迎えて本作の企画を再始動させたと報じられた。11月8日、イズラエル・ブルサードやルビー・モディーンら主要キャストが発表された。本作の主要撮影はルイジアナ州ニューオーリンズで行われた。

 

ランドンは本作を演出するに当たって、『恋はデジャ・ブ』、『ハロウィン』、『スクリーム』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『すてきな片想い』、『E.T.』、『グーニーズ』、『アメリカ物語』、『グレムリン』、『インナースペース』、『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』、『暗闇にベルが鳴る』、『ヘザース/ベロニカの熱い日』を参考にしたと語っている。なるほど! たしかに『スクリーム』っぽいし、『恋はデジャ・ブ』についてはセリフで言っちゃってたわ😅


当初、本作のエンディングは「ループを抜け出したツリーがそのまま大事を取って入院することになったが、安堵したのも束の間、看護師に成り済まして病室に入ってきたステファニー・バトラーに殺害される。ステファニーは夫と不倫していたツリーを憎んでいたのである。」というものだったが、試写会で酷評されたため、エンディングを変更せざるを得なくなった。そうして出来上がったのが本作の劇場公開版のエンディングである。なるほど! そりゃつまらない! そりゃ酷評されるわ😅 変更してよかった。


本作は『マーシャル 法廷を変えた男』、『ザ・フォーリナー/復讐者』、『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』と同じ週に公開され、公開初週末に1500万ドルから2000万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが、公開日が13日の金曜日というホラー映画日和であったため、さらに数字を伸ばす可能性も指摘されていた。2017年10月13日、本作は全米3130館で封切られ、公開初週末に2603万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった。え これ2年も前の映画なの? なるほど、だから直ぐに続編公開なのね?


本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには60件のレビューがあり、批評家支持率は65%、平均点は10点満点で6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ハッピー・デス・デイ』はユーモラスかつダークな雰囲気のSF展開をスラッシャー・ホラーの伝統と結びつけた。そこにはジェシカ・ローテのスター性のある演技も加わってエッジが効いたものになっている。」となっている。また、Metacriticには25件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている。なお、本作のシネマスコアはBとなっている。うん、分かる! 自分もそんな感じの評価。100点中65点くらいな感じ。ホメてます!

 

冒頭、若い女性がベッドで目覚めるシーンから始まる。スマホからお誕生日おめでとうのメッセージが流れ、父親から着信があるけど拒否してしまう。枕によだれが垂れていたりと描写が細かい。男物のTシャツを着ており、メイクもはげて目の下はマスカラで真っ黒💦 この女性が主人公のツリーことテレサ・ゲルブマン(ジェシカ・ローテ)。部屋には見知らぬ男子学生がいる。部屋の主のカーター・デイヴィス(イズラエル・ブルサード)で、泥酔したツリーを介抱してくれたらしい。頭痛がするので頭痛薬を欲しいと彼から薬をもらう。派手なキャミソールに着替え、赤いピンヒールを履いて部屋を出る。男子学生の部屋に泊まったことをさして気にする風でもなく、彼のことを見下したような態度でなかなかのビッチ感。

 

部屋を出る際、カーターのルームメイトにぶつかりそうになったり、寮の外でビックリファッションの男子学生にいぶかしげに見られたり、環境保護を訴える女子学生に署名を求められたりするけど全く無視。芝生でイチャついていたらスプリンクラーが作動して慌てるカップルや、何時間も立たされ続ける新入生たちのうち1人が気を失ってしまったり、車のクラクションがなったりする中を歩いていくと、ティムという男子学生がメールの返信をくれないことを責めてくる。イラ立ったツリーはティムとのデートは最悪だったと言ったりする。酷い💦 

 

女子寮に戻るとダニエル・ボーズマン(レイチェル・マシューズ)が朝帰りだと嫌味を言いつつ、ミーティングを忘れるなとくぎを刺す。これも乗り気がしない様子。部屋に戻るとルームメイトのロリ・シュペングラー(ルビー・モディーン)が誕生日だからとカップケーキを焼いてくれたのに、カロリーが高いから食べないとゴミ箱に捨ててしまう。酷い💦💦

 

たいして勉強熱心とも思えないのに講義に遅れると急いだのは、グレゴリー・バトラー教授(チャールズ・エイトキン)と不倫関係にあるかららしい😵 ダニエル主催のミーティングにカロリーの高い食事を持って参加しちゃった女子生徒がおり、ダニエルに指摘された彼女が慌ててトレーを持って席を立つと、ツリーが忘れたブレスレットを届けにきたカーターとぶつかってしまい、ツリーにココアがかかってしまう。カーターには罪はないけど、ココアはかかけられるし、皆の前でカーターの部屋に行ったことがバレてご機嫌斜め。


その後、病院に向かうツリー。この辺りがよく分からなかったのだけど、バトラー教授はこの病院の医者ということなのかな? ツリーはこんなビッチな感じだけど医者を目指しているということ? 別にいいけど😅 ここでロリに会ったりもしていて、これは後の伏線。今日はまずいと逃げ腰のグレゴリーにおかまいなしで迫る。そこにノックの音がしてグレゴリーの妻登場! でも、間一髪ごまかせた。


夜、ツリーが部屋にいると頭にカーラーを巻いたダニエルがやって来る。パーティーに誘われるけれど気乗りがしない様子。一瞬停電になる。結局、出かけることにしたらしく、かわいいけれど露出度の高いワンピースで暗い道を歩いて行く。襲ってくれと言わんばかりで心配だけど、ホラーだから襲われないとね😅 途中、大学のマスコット?のベビーフェイスを被った集団がツリーを冷やかしながら通り過ぎる。その中の1人がじっと見ているけれどツリーは気がつかない。


トンネルのようなところにやってくると、メリーゴーランドの形をしたオルゴールが置いてあり"ハッピーバースデイ"を奏でる。誰かのいたずらだと思い声を掛けるが返事はなし。初めは強気だったツリーが不安になってきた頃、パーカー姿にベビーフェイスを被った人物が現れるて襲い掛かって来て、抵抗むなしく殺されてしまう。


と、ここまでがツリーの誕生日である9月18日の出来事。殺された後、ツリーはまたカーターの部屋で目覚める。当然ながら困惑するけど、周囲は何事もないように同じ行動を繰り返す。夜になるとやっぱりパーティーに出かける。この場合、自分だったら出かけない気がするけど🤔 でも今度は大丈夫かもしれないから行くかねやっぱり? トンネルにさしかかると同じようにオルゴールが置いてある。慌てて引き返すし、パーティー会場に着くも扉が閉まっている。必死にドアを叩くと扉があくが、そこにはベビーフェイスの人物が! 驚いて殴ってしまうツリー。


実は友人たちが企画したサプライズパーティーで、ベビーフェイスの男はダニエルの彼氏のニック・シムズ(ブレイン・カーン3世)。ニックはそもそもツリーのことも狙っていたので、2人は2階の部屋へと向かう。ダニエルはその様子を見ており、2人でどこにいるのかとメッセージを送って来る。そこにベビーフェイスが現れてニックを殺してしまう。ツリーは抵抗むなしくまた殺されてしまう。


すると、またカーターの部屋で目覚める。ならば今度は部屋から出ないと決めて、窓に板を打ちつけて、ドアを家具で塞いで引きこもる。しかし、どこから入ったのか部屋にベビーフェイスが現れて、またしてもツリーは殺されてしまう💦 結局殺されるのね?

 

今度はカーターに自分の状況を打ち明ける。カーターは信じてはいないようだけれど、ツリーの誕生日を知っていて恨みを持っている人物が犯人だろうと言う。まぁそうだろうね😅 facebookに載っているので誕生日は誰でも知っているし、ビッチなツリーに恨みを持つ人物も多い。それでも何人かリストアップしていく。

 

ツリーは何度も殺されつつ、リストアップした人物を探っていく。その過程で、メールの返信がないと恨み言を言ってきたティムは実はゲイであることが分かったりと、その人物の意外な面が見えたりもする。これは後の伏線にもなっていてさりげなくLGBTネタを入れたりしている。バトラー教授の妻ステファニー(ローラ・クリフトン)が出かけるところを見かけてリストから除外してたけど何故? 犯行時間にアリバイがあるから? ダニエルが自分に脅迫めいたバースデーカードを送ったことが分かり、犯人だと思い込んでケンカになり2人でバスに轢かれてしまったりと、ここは少しコメディタッチのシークエンスでもある。

 

何度か同じ日を繰り返し、カーターの部屋で目覚めた後、ツリーは倒れてしまう。病院で目を覚ましたツリーにバトラー教授は、ツリーの胸には大きな傷があって、この傷から考えてツリーは死んでいるはずだと言われる。どうやら、死んではいなくても何度も殺されているうちに体には負担がかかっていたらしい。とはいえ、この設定この後そんなに生かされていなかったような?🤔

 

病院でも殺害されたことがあるツリーは、病院から抜け出そうとバトラー教授の車のカギを探して彼の部屋へ。そこでベビーフェイスのマスクを見つけて驚愕😱 バトラー教授が犯人か? しかし、ベビーフェイスはツリーを止めに来たバトラー教授も殺してしまう。ミスリードの種明かし早っ! 急いで地下駐車場に向かい、しばしチェイスが繰り広げられるもバトラー教授の車を見つけ出し逃げることに成功! と思ったのもつかの間、スピード違反で捕まってしまう。でも、拘留されれば逆に安全と考えたツリーは素直に応じる。ところが、ベビーフェイスが現れ警官を轢き殺してしまう。その後、ベビーフェイスは拘束されて動けないツリーの車に火をつけツリーは焼き殺されてしまう😫

 

カーターの部屋で目を覚ましたツリーは、再びカーターに自分が同じ1日を繰り返していることを打ち明ける。さらに食事をしながらツリーは3年前に最愛の母(ミシー・イェーガー)を亡くしたこと、母と同じ誕生日を祝うのが辛いこと、それゆえ父親とも疎遠になっていることを打ち明ける。なるほど、ツリーがビッチな感じになってしまったこともそうだけれど、だからこそ死なずにこの日を繰り返しているということなのね。母親が守っているとうこと? 考え過ぎか?😅

 

そんな中、テレビで複数の女性を殺害した連続殺人犯が逮捕され、負傷したため病院に収容されたことが報道される。ツリーは病院で警官が警護していた病室があったことを思い出す。この連続殺人犯ジョゼフ・トゥームズ(ロブ・メロ)こそ犯人だと確信。2人は病院へ向かう。病室では警官が殺されており、トゥームズの姿はなかった。そこにベビーフェイスが現れ、マスクを取るとトゥームズだった。トゥームズはカーターを殺し、ツリーを追って来る。ツリーは壁に備え付けてあった斧を掴む。この斧の作り物感がすごかった💦 刃の部分が紙粘土で作ったみたいだった😅


鐘のある塔に逃げ込んだツリーは、斧でトゥームズを殴り倒す。とどめを刺そうとするが、このままではカーターが死んだままになってしまうことに気づく。そうなの? ダニエルは生きててたよね? とにかく、カーターが生き返らないと考えたツリーは、自ら首を吊って"この日"を終わらせる。

 

目覚めたツリーは、カーターに無事にやり遂げたら今夜会いましょうと約束する。そして、周囲の人々に優しく接する。環境問題の署名をし、芝生のカップルにはスプリンクラーに気を付けるように言い、倒れてしまう新入生にはカーターから借りた枕で頭を保護。無理に女性とつき合おうとするゲイのティムには、自分に素直になっていいのだと告げる。ロリには今までの態度を詫びて、カップケーキを受け取る。バトラー教授には罵倒されながらも彼との関係も解消した。父親のデイヴィッド・ゲルブマン(ジェイソン・ベイル)にも会いに行き、母親の死から立ち直れず、父親を避けてしまったことを打ち明けて和解する。ここまでいい人になる必要もない気もするけれど、父親のシーンはちょっとウルウルしてしまう😢

 

ツリーは腕時計のタイマーをセットして病院へ向かう。警備の警官を脅して拳銃を奪い、トゥームズが逃げるから応援を呼ぶように伝えて病室に入る。トゥームズとの対決シーンはなかなか見応えあるアクションシーンとなっている。危機一髪ツリーが追い込まれたというところで、時計のアラームが鳴る。これはこの時間に停電するからだった。この停電を利用して形勢逆転したツリーは、トゥームズを射殺する。 

 

ロリからもらったカップケーキにロウソクを灯してカーターと2人で誕生日を祝う。すっかり恋人どうし。何が欲しいか聞くカーターに、明日が来ればいいと答える。めでたしめでたしと思ったら・・・

 

またしてもカーターの部屋で目覚めるツリー。まだループは終わっていなかったのだった😱 訳が分からないツリー。部屋に戻るとロリがカップケーキを取り出す。ここでツリーは気がつく。昨夜?死亡したのはロリが作ったカップケーキを食べたからだったのだ! そう犯人はロリ。カップケーキに毒を仕込んでツリー殺害を図るも失敗。その後、ベビーフェイスに扮して殺していたとうこと? だけど、あのベビーフェイスの体格どう考えても男の人だったけど?🤔 病院でマスクを取ったらトゥームズだった件なミスリードを狙ったものということ? うーん💦

 

とにかくロリが犯人で、動機はなんとバトラー教授を取られたから。ロリとも不倫してたのか? アイツ最悪だな😡 実は冒頭の1日目?の時点で、ロリはツリーにとても優しく接していたのに、ツリーの態度があんまりなので、犯人はロリだなと思っていた。ただ、理由としてはロリがツリーに恋していて、冷たくされて手に入らないから殺すのかなと。まさか、そんな理由とは😣 この理由はちょっと雑な気がしたし、そんな理由のわりに他の人巻き込んで殺し過ぎ! しかも、バトラー殺してた日もあったし。まぁ、そういうツッコミはしちゃダメなんでしょう! ループするごとに主人公が成長するところが見せたいわけだし、怖くないけどホラーだから"殺人鬼"がいた方がいいし。

 

ツリーとロリはかなりのバトルを繰り広げ、死闘となるけど最後はツリーがシャンデリア?に吊り下がり、ロリを窓から蹴り落とす。スゲー!😱 いくらビッチとはいえツリーの戦闘能力すごすぎないですか? ビッチとはいえっていうのも変だけど😅

 

ツリーはずっと出なかった父親からの電話に出て、自分は大丈夫だと応える。この辺りはツリーの中ではループしてる間に父親と和解しているから、素直になれたということなのでしょう。

 

この後、カーターと食事? お茶?するツリー。カーターはツリーの体験は『恋はデジャ・ブ』みたいだと言ってて笑った。タイムループを除けば『恋はデジャ・ブ』と内容自体は違うけど、嫌な人だった主人公が最終的にいい人になるという設定は同じだし、自分は気づかなかったけど他にも映画のオマージュ的なものがあるかもしれない。

 

シーン変わってまたカーターの部屋で目覚めるツリー。また? 続編あるっていうし、続きますオチ?と思ったら、これはカーターのお芝居で、ちゃんと翌日の9月19日になっていたというハッピーエンド。よかったよかった

 

犯人も動機も分かったけど、何故タイムループしたのかの説明はなし。単純に誕生日だからということ? まぁでも、見せたいのがそこだからOK。どうせ殺されてタイムループするからと、途中素っ裸で歩いたりとやりたい放題やったりするの笑った🤣

 

キャストはみな知らなかった。ロリ役のルビー・モディーンはキレイだけどずいぶんガッチリ体型。犯人を男だと思わせているから種明かしした時に違和感ないキャスティングなのかな?考えすぎか🧐 カーターのイズラエル・ブルサールはイケてないけと優しくて頼れて、実はイケメンって役ピッタリ。主人公ツリー役のジェシカ・ローテは『ラ・ラ・ランド』(感想はコチラ)で主人公ミアの友達役だったみたいだけど、全く覚えていない😅 ちょっと木下優樹菜をかわいくしたみたいな感じで、ビッチ役がとっても合ってたけど、心が成長するにつれてキレイになっていく。って木下優樹菜に失礼か😅 アクションシーンもこなして大熱演! 良かったと思う。


公式サイトが全然やる気ない感じで、キャスト紹介すらない💦 なので、予算的なこととかサッパリ分からないのだけど、いい意味でチープな感じが良かった。前述したとおりツッコミどころも多々あるのだけど、細かい伏線が張られていて、それがちゃんと回収されていたりもするし。ホラー映画(怖くないけど😅)だけど、青春モノ、恋愛モノ、家族モノとしても楽しめる。サラリとLGBT問題も入れていたり、環境問題を訴える女子学生を入れたりしてるのも良かった。

 

7月12日に続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』が公開されるので、もうすぐ終わっちゃうのかな? 同時に見れたりするのかしら? これ続けて見たら面白いかも! 殺人シーンもあるけど、全然怖くないのでホラー苦手な人もオススメ!

 

『ハッピー・デス・デイ』公式サイト

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【tv】100分de名著「アルプスの少女ハイジ」(第4回)

2019-07-03 00:42:13 | tv

【tv】100分de名著「アルプスの少女ハイジ」(第4回)

再生していく人びと


 

1回25分×4回で1つの作品を読み解く番組。6月はヨハンナ・シュピリ(Wikipedia)著「アルプスの少女ハイジ」(Wikipedia)を読み解く。講師はドイツ文学者の松永美穂さん。今回はその第4回で最終回。第1回の記事はコチラ。第2回目の記事はコチラ。第3回目の記事はコチラ


クラッセン先生から山の上のすばらしさを聞いたクララは、アルムの山へ行く予定を手紙でハイジに知らせる。その文面からクララの期待が伝わって来る。


 朗読意訳:大好きなハイジ! わたしたちはもうカバンに荷物を詰めました。クラッセン先生は毎日いらっしゃって「早く! 早く! アルムに行っておいで!」とおっしゃいました。ほんとに楽しみです。いろんなものを見せてもらって、ペーターや山羊たちと知り合うのが!


6月の終わり、クララたち一行が山道を登って来た。再会をよろこぶハイジとクララ。おばあさまとおじいさんも親友のように直ぐに打ち解ける。おじいさんはクララを抱き上げると注意深くかごから車椅子に移してあげる。お屋敷からほとんど出たことがないクララにとって、アルムの景色は夢のよう。おいしい食事や小屋で過ごす時間はあっという間に過ぎていく。


 朗読意訳:その時、おじいさんがおばあさまの方に目をやる。「もし、おばあさまがわたしを信用して、反対でなければお嬢さまを山の上で預かれないだろうか?」クララとハイジは歓声を上げた。おばあさまの顔も輝いた。「おじいさん、あなたはすばらしい方です! 感謝せずにはいられません! 心からお礼を申し上げます」


おばあさまは安心して山を下り、クララは4週間アルムで過ごすことになる。2人は並んで寝床につく。クララはハイジが眠った後も窓から見える星空を見つめていた。


 朗読意訳:クララはまだ長いこと目を覚ましていた。星の光を浴びながら眠れるこんなすばらしい寝床は今まで見たこともなかった。クララはほとんど星を見たことがなかった。クララはどんなに星の輝きを眺めても飽きなかったが、やがて二つの目が閉じ夢の中で二つの光る大きな星を見ていた。


伊集院光氏:機が熟しているというか、とてもいいタイミングでクララが来た。


病弱で家に閉じこもっていたクララだからこそ、自然の美しさに素直になれる。


人の好みはそれぞれだから自然があまり好きではないという人もいるかもしれないけれど、都会育ちでましてや足が悪くて外に出たことがほとんどないなら、アルプスの大自然は驚きだと思う。クララはその驚きを素直に受け入れたということだし、とても感受性が豊かな少女なんだね😌


そもそもクララの病気は何?


はっきり書かれていないので分からないが、ビタミンB1欠乏による脚気、椎間板ヘルニア、心理的な後遺症。でも「都会の屋敷に閉じ込められていた歩けない少女」という設定が象徴的なので、具体的な病名はあいまいでいいのではないか。


伊集院光氏:椎間板ヘルニアの心理的な後遺症にかかったことがある。酷いヘルニアになりって、治って歩けるが重い物を持つのが怖い。もう一度あの痛みが来ると思うと、持てる重さの物も持てなかったりした。


アニメでは母親を亡くしたショックで歩けなくなってしまったってことじゃなかったかな? 足自体は悪くないからクララが立とうと思えば歩けるはずだというクラッセン先生のセリフがあったような気がする。ハイジはそれを知ってたからクララが立つのを怖がっていた時に意気地なしと怒ったということだったと思うのだけど違ったかな?🤔


おじいさんはクララの介護が上手なのは何故?


第1回でおじいさんの過去の説明をしたが、傭兵として戦争に参加していた頃、傷で手足を動かせなくなった隊長の看護を経験したことがあり、病人の世話に慣れている。その経験があり病気のクララの面倒を見るのは自分の務めだと決心したのではないかと思うし、戦争で心の傷を負ったおじいさんが、クララの看護を通じて自分の心も回復していくきっかけなのかもしれない。


なるほど、おじいさんが傭兵に行ったという設定はここで生きてくるのね? ところで、おじいさんがケンカして相手を殺してしまったという噂はどうなったんだろう? 単純にデマだったということ? それとも、ケンカ自体はあったのかしら? 🤔


ハイジもおじいさんもクララが来てくれたことをよろこぶが、1人すねている人物が・・・

 

山羊飼いのペーター。ペーターはハイジが唯一の友達なので、ハイジをクララに取られたと嫉妬し、イライラしたり、威嚇するようなポーズを取ったり、クララの挨拶を無視したり態度が悪い。アニメに出て来る素朴で優しいペーターとは違う。特にアニメで有名なあるエピソードでは全く違う態度と役割を見せる。


ペーター威嚇するようなポーズって😅

 

クララがアルムに来て3週間が経った頃、ペーターがおじいさんの小屋まで登って来ると、納屋の前にクララの車椅子があった。クララが来てからハイジに相手にされずイライラしていたペーターは、車椅子を見ると思わず力任せに突き落としてしまう。

 

 朗読意訳:ペーターはこっそり見下ろしました。すると何が見えたでしょう! 足台、背もたれ、クッション全てが空中に飛び散っていた。ペーターはそれを見て喜びを抑えきれず、両足で飛び上がらずにはいられなかった。こうなったらあの子は動くことができないから帰るほかない。またハイジは一人になる。一緒に牧場に来てくれて、朝も夕方も相手してくれるだろう。全てが元のようになる。しかしペーターは悪いことをしたら後でどんなことが起きるかということを考えていなかった。

 

伊集院光氏:ペーターちょっと酷いですね😅 アニメでは車椅子は壊れるけどこういうことでは全然ない。

 

アニメではクララが誤って車椅子を坂の下に落とすエピソードに変更。


 ぺーターが車椅子を谷に落としているシーンをアニメで見た気がするのだけど そう思って調べてみたら、同じようにアニメで見たと思ってる人けっこういた。原作読んでないからごっちゃになってるわけないんだけど、どこで記憶をねつ造したんだろう? ちょっと怖い😱

 

ペーターは車椅子を失ったクララは都会へ帰ってまたハイジを自分がひとりじめ出来ると思って有頂天になるが、ちょっと幼稚な考え方。おじいさんの暗い過去も書いてあるが、シュピリは人間の攻撃性、嫉妬などネガティブな感情も隠さずに書く。

 

伊集院光氏:ハイジがペーターにとってかけがえのないほどこういうことは起こるのでリアルと言えばリアル。


アニメのペーターは作画が幼めだったこともあり、ハイジとそんなに変わらない年齢に見えたのだけど、実際はこの時点で16歳なんだよね? そりゃちょっと幼稚な考え方だね😅

 

車椅子が無いことに気づくが、ハイジとクララがもっと上に行きたいと言うので、山の上の牧場へおじいさんはクララを抱いて連れて行く。おじさんはハイジとクララを山の上に置いて一度戻る。ハイジが花を見に行ってしまったので、子山羊と一緒に残されたクララに心の変化が起きる。

 

"この美しい太陽の光のなかで生き続けたい、いまユキピョンを喜ばせているように、誰かを喜ばせることをしてみたいというこれまでにない気持ちが生まれました"と書かれている。

 

ユキピョンというのは子山羊のこと。ユキちゃんと訳されることも多いが、元の言葉では"Schneehoeppli"で、Schnee=雪、hoeppli=ぴょんぴょん跳ねる子。なのでユキピョンと訳した。

 

はじめてクララに自立と生きる希望が芽生えてきた。これまでは人に世話をされるばかりだったクララが、子山羊という存在を前にして、誰かを世話したいという気持ちになる。

 

伊集院光氏:でもこのハイジが寝ちゃった後のクララとか、ここのクララとかは過保護で分からなかったことがちょっと分かっていくみたいな。

 

スイスに来たことがクララにとっても成長への大きな一歩だと感じる。


美しい風景を見てもっと外に出たいとか、自分の足で歩きたいと考えるのは分かるけれど、子山羊と触れ合って人の役に立ちたいと考えるのはクララはかなり心の美しい少女だね😌 でも、クララはお嬢様でしかも病弱だったから、今まで人にしてもらうことばかりだったけれど、子山羊という自分が守るべき存在と触れ合って、成長したということを表しているということなのでしょうかね。ユキピョンは原作どおり訳すとそうなるのは理解できたけれど、アニメになじみのある身としてはやっぱりユキちゃんがいいな😅

 

クララにさらに大きな変化が起きる。

 

ハイジはクララをお気に入りの花畑まで連れて行きたくて立たせてあげようとする。遠巻きから見ていたペーターを呼んでクララを両脇から支える2人。ハイジはクララを励ます。

 

 朗読意訳:「もう一度やってみて」ハイジは熱心に勧める。クララはやってみた。もう一度。またもう一度。そして突然叫び声を上げた。「できたわハイジ! ああできた!」今ではハイジがもっと大きな歓声を上げている。「うわぁ! 自分であるけるのね? 歩けるようになったのね? これって一番嬉しいことだね!」クララは心の底からうなずき、今見たものすべて、そして歩けるようになったことで芽生えて来た将来の見通しにうっとりして静かになった。これほどの大きな幸せは胸に納まりきらないほどだった。

(ペーターが車椅子を壊すシーンから、ここまではブルーノ・ガンツ出演の映画が使われていた)

 

伊集院光氏:立ち方がアニメと全然違う。

 

クララが立って歩くまでアニメでは4話にわたって描かれたが、原作では車椅子が壊されたその日のうちに歩く。アニメではクララが歩くのが全体のクライマックスに見えるが、原作ではハイジはすでに奇跡的な変化を起こしていて、その中の良いことの一つという形になっている。


4話分あったというのは覚えてなかったけど、アニメ版ではクララが立ったというのはかなりのクライマックスだったよね? そのインパクトが強くてハイジがどう終わったのか覚えてない😅

 

一方アルムでは、この辺りでは見かけない高価な車椅子がバラバラになっているのを村人が見つける。村人が「こんなことをしたヤツは大変な罰を受けるに違いない」と言っているのを聞いてペーターは恐怖で縮み上がり、一目散に家に帰りベッドに潜って震えるなど、挙動不審になるなど単純な性格である。

 

 伊集院光氏:自分のしでかしたことのデカさをやっと分かり始めた。

 

おじいさんの誘いでクララのおばあさまがアルムにやって来る。同時にクララの父ゼーゼマンさんもアルムを目指している。ゼーゼマンさんは内緒でアルムを目指しているので途中で道に迷ってしまう。そこに駆け下りて来るのがペーター。ゼーゼンマンさんがペーターを呼び止めて道を聞くが、ペーターはゼーゼマンさんを警察と勘違いし、恐怖にかられて叫びながら急な斜面を真っ逆さまに落ちていく。と書いてあり、とってもコミカルな描写になっている。

 

 伊集院光氏:因果応報みたいなこと。大事な車椅子を落として自分も落っこちちゃう。

 

ペーターの様子をいぶかるおばさまに、全てお見通しだったおじいさんが、あの少年が車椅子を吹き飛ばした風なんですとことのしだいを話す。するとおばあさまは笑ってこれ以上彼を咎めるのはやめましょうと言う。"ちょっとバカなことではあるけど、わたしたちは誰しも、腹を立てるとバカなことをするものですからね"

 

 伊集院光氏:うん! 人間が大きい!

 

ペーターを責めて断罪するわけではなく、心も温かく包むとてもいいセリフ。しかもペーターだけが愚かなのではなく「わたしたちは誰しも」と普遍的な話として語る。

 

 伊集院光氏:ペーターに罰が当たるのは痛快で、もっと罰が当たれと思うとちょっと思う。そこを、その我々も含めて腹立っている時ってみんなやるよねっていうのがスゴイ。まぁそうだと気づかされる。よくできている。


ペーターはアニメでもちょっとコミカル要員ではあったと思うけれど、シュピリとしてはやっぱり因果応報ということを分かりやすく説明しようとしたのかなと思う。自分たちも愚かなのだから、人の愚かさも許しましょうというこのあたりもキリスト教的な考え方なのかな? まぁ、キリスト教でなくても、こういう考え方であれば世の中争いごともなくなる気がするけれど😌 でも、おじいさんの"あの少年が車椅子を吹き飛ばした風なんです"というセリフは素敵だな✨

 

それからペーターに向かって優しく諭す。"誰でも心の中に神様が入れておいた小さな番人がいて、その人が悪いことをすると目を覚まして小さな棘でちくちく心の中をつつくのよ"と話すと、ペーターは自分がその通りの目に遭っていることに気づき打ちのめされるが、おばあさまは"お前が困らせようと思って車椅子を壊したせいで、クララは歩けるようになったのよ"とポジティブにまとめてくれる。

 

伊集院光氏:「神様が直ぐに願いを叶えないことにも理由はある」とフランクフルトでハイジに教えていたことと一貫性がある。間違いを糾弾しているだけでなく、その間違いが転じて福となすところもあったんだから自分を許してやってもいだろうみたいな救いが入るのは。


おばあさまの言葉もキリスト教の教えに沿っているのかもしれないけれど、要するに良心のことを分かりやすく表現しているということだよね。こういう詩的な表現がとてもいい✨

 

実はペーターはこの後、おばあさまからお小遣いをもらうというおまけもある。そこもユーラスで多過ぎない額を貰う。

 

伊集院光氏:一番最初のペーターが小銭を貰って喜ぶところとつながる。ペーターに対する飴と鞭な感じ。おばあさまスゴイ。

 

クララは歩けるようになり皆幸せで、物語はフィナーレを迎える。

 

娘のクララが健康になった恩返しがしたいと申し出た父ゼーゼマンさん。するとおじさんは言う。

 

 朗読意訳:わたしは年寄りでもうそんなに長く生きられるわけでもないでしょう。もしハイジが一生よそにパンをもらいに行かなくても生活できるようにしてやると保証してくれれば、それでもうあたしがあなたと娘さんにしたことの充分なお返しになる。

 

ゼーゼマンさんは勢い込んで答える。

 

 朗読意訳:この子はもう家族の一員です。さあ握手をしましょう。約束します。この子は一生パンを求めてよその人のところへ行くことはありません。私が面倒を見るし、わたしが死んでもそれは続きます。

 

さらにゼーゼマンさんは秋にはクラッセン先生もこちらに移り住むつもりだと告げる。

 

 朗読意訳:ハイジにはこれから2人の保護者が近くにいることになる。2人が長生きしてくれますように! 「神様のお守りで」おばあさまは息子の願いに心を合わせた。それからおじいさんの手を握りしばらく放さなかった。

 

元気になったクララはハイジとの別れを惜しみつつ、家族でスイス旅行へ出発した。

 

麓の村へ来たクラッセン先生は、おじいさんとハイジの冬の家である廃墟を自分が住むためにリフォームする。日ごとに深まる先生とおじいさんの友情。ある時先生は言う。

 

 朗読意訳:あの子と一緒に居られるのが嬉しくてたまりません。そういう気持ちをあなたと分かち合っている。まるであなたの次にハイジの親族であるかのように。ハイジにはわたしの子どもとしてあらゆる権利を与えます。そうすればわたしたちが死ぬとしても、あの子を何の心配もなく残していけるでしょう。

 

伊集院光氏:ハイジの次はクララが主役だろうと思ったら、かなりクラッセン先生が原作ではキーマン。

 

物語の最後にハイジの将来に経済的な保証が与えられるということに、子どもの読者はあまりピンとこないと思うけれど、大人の読者としては安心するところ。

 

陰の主役ともいえるクラッセン先生が全く別の土地で得た人生の再スタートということで、大人の読者が励まされるエピソードではないか?


ビックリ! 原作のクライマックスはおじいさん亡き後のハイジの生活が保証されるということなのね イヤ、老後資金2000万円問題じゃないけど、おじいさんとしては自分以外に身内のないハイジの行く末が心配なのは当然で、それは今も昔も洋の東西を問わず変わらないということか。でも、アニメから受けていた印象とあまりの違いにビックリ😲 そして、クラッセン先生は移住してしまうくらいアルムが気に入ったのね!

 

登場人物を見ると家族を失った人がほとんど

 

お母さんのいないクララ。妻と娘を亡くしたクラッセン先生。ペーターにもお父さんがいない。でも、血縁の有無を超えて最後は強い心のつながりで結ばれていく。


おじいさんは息子を亡くしているし、主人公のハイジは両親を亡くしているんだよね。よく考えるとスゴイ設定だけど、アニメを見ている時には気にならなかった。子供だったから?

 

伊集院光氏:信仰のない自分が言うのはおこがましいが、神のもとでの家族ということ。

 

さらに世代を超えて支え合う。「祖父母」が活躍する物語。現在、高齢化社会が進む日本でもヒントになるような多様な人々が互いに支え合う物語になっている。現代でもとてもヒントを与えてくれる話かなと思う。


たしかに祖父母大活躍! そしてアニメでバッサリ切られたクラッセン先生の存在の大きさに驚く! さらりと紹介されているけど、ハイジたちが冬に使っていた廃墟をリフォームしたということは、ハイジとおじいさんは冬はクラッセン先生と一緒に過ごすということなのかしら? 先生おじいさんと親友になっているし。クラッセン先生の年齢設定が分からないのだけど、ゼーゼマンさんとお友達だったのなら同じ年くらいなのかな? となると、クラッセン先生はハイジの父親代わりという感じなのかもしれない😌


4回やってきていかがでしたか?

 

伊集院光氏:おもしろかったー!

 

安部みちこアナウンサー:一人あげるとしたらどのキャラに一番心ひかれましたか?

 

伊集院光氏:おじいさんかな。友達少なく生きて来たけど、友達や知り合いが多いことのメリットよりもデメリットを感じて生きてきたからそういう意味でおじいさんとちょっと似ている。

 

安部みちこアナウンサー:ご自身が? ビックリ!

 

伊集院光氏:特に学生時代は世を拗ねて生きて来たので、それがこういう形でハッピーエンドになっていくためには何が気づけばいいかみたいなことをちょっと思う。


自分としては一番心惹かれたのはクララのおばあさまかな。こんな風に諭されたらとてもよく理解できるし、両親に言われるよりも素直に聞ける気がする。クラッセン先生に起きた辛いことと癒され方も興味深い。クラッセン先生は移住したし、クララは立ったし、ペーターは字が読めるようになったし、ペーターのおばあさんは白パンが食べられるようになった。ハイジによって人生が変わった人は多いけれど、実は一番変化したのはおじいさんかもしれない。そういう意味で伊集院光氏の意見はとてもよく分かる。


とってもおもしろかった! キリスト教の教えに基づいて書かれた作品だというのは、アニメから入った者としては驚きだったけれど、良家の子女として教育を受けた女性の作品と考えるとなるほどと思ったり。ちょっと原作を読んでみたくなった😃

 

100分de名著:毎週月曜日 午後10:25~10:50 Eテレ

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【art】「クリムト展 ウィーンと日本1900」鑑賞@東京都美術館

2019-07-02 00:02:21 | art

🎨【art】「クリムト展 ウィーンと日本1900」鑑賞@東京都美術館🎨

 

 

 

 

開催を知ってから絶対見たいと思ってた展覧会。大人気でかなり混雑していると聞いていたので覚悟していたけど、入場まで10分待ちだった。とはいえ、実際はそこまで待ってないかも。 

 

 

 

 

まずは鑑賞ポイントから記載。東京都美術館は地下1階が入り口となっていて2階までの3階分が展示スペース。地下1階から2階まで鑑賞しつつ登っていき、2階出口外に物販があり、エスカレーターで下って地下1階に戻るという順路。当然ながら順路にしたがって見ていく前提で展示されているわけだから、地下1階から見た方が絶対にいい。とはいえ混んでるからね😅

 

金曜日は20時まで夜間開館しているけれど、それでも仕事終わりで行くと物販含めて2時間程度しか時間がない。混んでるのに順番待ちしたりじっくり見ていては、時間が足らずに最後は駆け足鑑賞になってしまう可能性がある。それは避けたいので、混雑が予想される企画展の場合はお目当ての作品から鑑賞するようにしている。特に都美術館は各フロアのスペースが狭いので、混んでると他に逃げ場がなかったりするので😌

 

見たい作品はたくさんあったのだけど、個人的には「ユディトⅠ」と「ヌーダ・ヴェリタス」そして「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」が絶対見たかった。これは"Cahpter5.ウィーン分離派"にあって1階の展示。ということで、エレベーターで1階へ。いわゆるクリムト作品と聞いて浮かぶ黄金の作品たちはこの1階にあった。「ユディトⅠ」はやはり人だかりができていたので、少し待って鑑賞。それでもそんなに待たずに見れた。「ヌーダ・ヴェリタス」はほぼ待ち時間なし。「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」も正面の(敵対する勢力)は少し人が多かったけど、ほぼほぼノンストレスで見れた。

 

2階には「オイゲニア・プリマフェージの肖像」や「亡き息子オットー・ツィンマーマンの肖像」、そして「女の三世代」があるけど、ここもそんなに混んでなかった。有名な作品はそれなりに人だかりがあったけど、それも少し待てば真正面で見れる感じだった。物販もそれなりに混んでいたけど、会計待ちも数人程度だった。

 

物販も購入してから地下1階に戻るとかなりの混雑。お目当ての「ヘレーネ・クリムトの肖像」は入って直ぐにあって、それほど混雑していなかったのでじっくり見ることが出来た。初期の作品があまり大きくないのでじっくり見るためかずっと混雑。"Chapter2.修行時代と劇場装飾"の頃の作品は興味深かったのだけど、あまりの混雑に根負け💦 列から外れて後ろから単眼鏡で見る形でガマン。次の"Chapter3.私生活"もやや流し見で、今回のサブタイトルとなっている"Chapter4.ウィーンと日本 1900"に時間をかけた。ここには「女ともだちⅠ(姉妹たち)」や「赤子(ゆりかご)」がある。

 

この後、1階に上がって「ユディトⅠ」など再度見ようと思ったら激混み💦 「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」はラッシュなみ。これでは逆にストレスってことで諦め。結局、1階2階ともほぼ素通り。物販もすり抜けてエスカレーターに乗った時点で19:40。自分がB1に戻った時点で、B1を鑑賞していた人たちは閉館時間に間に合わないのでは?

 

と、長々書いてしまったけど、少しでも鑑賞の参考になれば😌

 

作品の解説などは、先日見た「ぶらぶら美術博物館」の記事(コチラ)に書いておいたので、そちらを参考にしつつ鑑賞。感想をTweetしておいたので、それに追記する形で感想記事とする。

 

 

グスタフ・クリムト「ユディトⅠ」

 

今回一番見たかったのはこの「ユディトⅠ」 もう全部が好きという感じなんだけど、金箔の使い方、装飾品の美しさ、そしてなんと言ってもユディトの恍惚とした表情。アッシリアの侵攻を防ぐため司令官ホロフェルネスを誘惑し首を切り落とたユディトの姿は、他の画家も画題としているけれど、首を切り落とした直後を恍惚の表情として表現しているのが素晴らしい。高揚感。生首も描かれているのに、彼女に目を奪われて目に入らない。これは本当に素晴らしい。

 

グスタフ・クリムト「ヌーダ・ヴェリタス」

 

こちらも見たかった「ヌーダ・ヴェリタス」 女性の裸体を描いた作品は古くからあるけれど、このドーンと立っている構図は迫力がある。フワフワした赤毛に花があしらってあるのも素敵だけど、足元には蛇がまとわりついているのも印象的。なによりこの女性スタイルはいいのだけど、とても腰骨のあたりが張っていて、太腿にかけてのラインも滑らかではない。ここをもう少し丸みを帯びて描くこともできるだろうし、すらっと描くこともできるだろうけど、あえて美化しないのが逆にエロティック。でも、写実的というのとも違っていて、とても絵画的だと思う。この縦長の構図もミュシャのポスターを思わせる感じで好き。思ったよりも大きな作品で迫力があった。

 

 

「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」は、1902年に開催された第14回ウィーン分離派のテーマがベートーヴェンであったことから、ウィーン分離派会館の壁に描いたものだそう。壁画なので持ち運びは無理ということで、これは1984年に同じ材料を使用して原寸大で複製したもの。当然ながら同じ配置となっている。

 

「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」(黄金の騎士)

 

左の壁に描かれているのは(黄金の騎士)このシーン自体にタイトルがついているかもしれないけれど、調べてもよく分からなかった💦 この騎士の装飾が素晴らしく、剣の持ち手の部分に宝石? ガラス?が埋め込まれている。彼の姿を浮き立たせるため、彼に望みを託す人々は裸体で色彩を極力抑えらている。

 

「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」(敵対する勢力)

 

正面壁に描かれているのは(敵対する勢力) クリムト展公式サイトによれば(敵意に満ちた力)となっているけど、どちらが正しいんだろう? これはやっぱり真ん中のテュフォンに目が行く。これはスゴイ迫力。イヤフォンガイド借りなかったし、あまり詳しい解説が書かれていなかったのだけど、テュフォンの目は螺鈿かな? そんな感じに見えたのだけど。左のゴルゴン三姉妹も妖艶だし、こちらもヒップラインの腰骨がごつごつしている感じも美化せず描いているところがいい。真ん中に描かれた太った女性の装飾がとても豪華✨ これは金持ちたちを皮肉っているのかしら? とにかくスゴイ迫力。

 

 「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」(幸福への憧れ)

 

(敵対する勢力)と対峙した後は(幸福への憧れ)に場面が移る。ここで描かれている黄金の衣装の女性は詩の女神なのだそう。シンプルな場面ではあるけれど、金箔を効果的に使っている。詩の女神の衣装の柄も日本美術の影響かな?

 

「ベートーヴェン・フリーズ(原寸大複製)」(歓喜の歌)

 

そして(歓喜の歌) ! こうして一連の流れで見て来ると、この(歓喜の歌)で見ている側の気持ちも沸き立つ。この抱き合う男女ももちろんなのだけど、背景化している女性たち。この浮いてる感じがホントにかわいらしくて。画像だと茶色っぽくなっているけど、展示ではもコーラルピンクっぽい感じ。これがカワイイ😍 衣装の装飾が連続しているので境目があいまいで、彼女たち自身も装飾のようになってしまっているのもおもしろい。そして、この男女の周りの装飾がもう一体何だか分からない😅 この頭の上のメラメラしている部分もおもしろかった。この接吻を全世界にという思いが伝わって来る。

 

本物はどんな感じで公開されているのか分からないけど、これらの作品に囲まれて第九を聴きながら鑑賞したら歓喜の涙を流してしまいそう。これは本物が見たい!

 

 

グスタフ・クリムト「ヘレーネ・クリムトの肖像」

 

「ヘレーネ・クリムトの肖像」もお目当ての1つだった。超絶美少女😍 髪型もいいし、あいまいだけど衣装も素敵。なによりこのヘレーネの顔がホントに美しい。この時6歳だったそうだけれど、ちょっと大人っぽく描いたのかな? ヘレーネは弟エルンストの娘。エルンストは若くして亡くなってしまうけれど、その後クリムトはヘレーネの後見をしたそうなので、とてもかわいがっていた姪っ子なのかも。その辺りも感じられて、とても温かい気持ちになった。衣装から背景まで白というのも、彼女の無垢さが感じられて好き。

 

グスタフ・クリムト「赤子(ゆりかご)」

 

「赤子(ゆりかご)」も見たかった作品。これテレビの画面や画像で見ていたよりも全然色鮮やかだった。かなり大きなサイズの絵で、本当に色彩や柄で目がチカチカするくらいギッシリ。でも、その上に目線を向けると赤ちゃん。この笑っているわけでも、泣いているわけでもない表情がまたいい。赤ちゃんこういう顔する時ある😅 歌川豊国の影響があるのではないかとのこと。

 

グスタフ・クリムト「亡き息子オットー・ツィンマーマンの肖像」

 

「亡き息子オットー・ツィンマーマンの肖像」も見たかった作品。母親はモデルのマリー・ミッフィー・ツィマーマンだそうだけれど、この息子の名前がツィマーマンなのは籍は入れてないってこと? 19世紀オーストリアの戸籍ぐあいがサッパリ分からないけど😅 1902年6月に生まれたオットーはわずか81日で亡くなってしまったのだそう。クリムトは大変に悲しみ、チョークで紙にオットーの絵を描いた。タイトルがなければ寝顔かと思うくらいに愛らしい。息子の死さえも作品にするのか?という意見もあるかもしれない。でも、そいう業も含めて自分の感情のはけ口としても芸術があるというのは、芸術家の所以なのかなと思う。

 

1892年に父親と弟を亡くし、1902年にオットーを亡くしたクリムトは死について向き合うことになったのだそう。その辺りのことがテーマとなっているのが"Chapter8.生命の円環"で、「亡き息子オットー・ツィンマーマンの肖像」と今回の目玉の1つである「女の三世代」もある。

 

 

グスタフ・クリムト「オイゲニア・プリマフェージの肖像」

 

感想Tweet順に追記しているので、展示の順番が前後してしまっているけど、この「オイゲニア・プリマフェージの肖像」最終章の1つ前、"Chapter7.肖像画"にある。クリムトは「自分には関心がない。それよりも他人、女性に関心がある。」と語ったそうで、男性の肖像画は少な目で自画像はないのだそう。

 

「オイゲニア・プリマフェージの肖像」はパトロンであった銀行家オットー・プリマフェージの妻。個人的な感想としてはクリムトの肖像画は写実的というわけではないれど、顔に関してはデフォルメしたりはしていないのかなと思う。デフォルメというと語弊があるな💦 クリムト調で描いてはいるけど、おそらく顔は似ていると思う。なので、このいわゆる美女ではないふくよかなオイゲニアさんは、おそらくこういう方だったのでしょう。その分、衣装や背景で個性を爆発させている。とにかく背景の黄色が印象的。黄金時代を経て、色彩を散りばめる画風になり、細かく描いていた文様が抽象的になっているのが印象的。これは興味深い作品だった。

 

グスタフ・クリムト「女の三世代」

 

「女の三世代」は展示の最後。これは大きな作品。赤ん坊を抱いた女性と老婆が描かれていて、これは誕生から死を図解したものなのだそう。背景は日本美術からの影響が見られるそうで、銀が散りばめられている。このドット柄みたいになっているのが銀ということかな? 上3分の1ぐらいに黒が塗ってあるのは何を意味しているんだろう? 老婆の背景は着物の柄のように見える。

 

とにかくこの赤ちゃんとお母さんがかわいくて、赤ちゃんの表情が本当に安心しきっていて、その子の頭に愛おしそうに頬をよせる若い母親の優しい美しさ。この母親の体のラインが曖昧になっちゃってるのは何か意味があるのかな? 対して、乳房が垂れて下腹の出た老婆の体がリアル。老婆は顔を覆っていて表情が見えないのもきっと意味があるのでしょう。この老婆から赤ちゃんまで頭をつなぐとだんだん低くなる構図も狙っているのだと思う。この三世代が輪廻していくってことかな? イヤ、輪廻というのは仏教的な思想かな? これは本当に良かった! クリムトここに極まれりという気がした。 

 

 

展示点数は120点。もちろんクリムト以外の作品も多数あったけれど、半分くらいはクリムトの作品。習作や素描などもあったけれど、これだけの作品が揃う企画展はなかなかないんじゃないかな。しかも今、国立新美術館で「ウィーン・モダン展」をやっていて、こちらにもクリムトの作品が来ている。これだけ東京に揃う機会もなかなかないと思う。クリムトのデビューから晩年までの遍歴がよく分かる展示だった。

 

 

 

 

 

 

ワインとか気になったのだけど、いろいろ買ってるときりがないのでポストカード4種のみ。物販外にピンバッチのガシャポンがあったけど500円だったので諦め😞 でも、ミュージアムショップの缶バッチのガシャポンが200円だったのでやってしまった😅

 

ということで、大満足の企画展だった!😃 興味があるけど迷っている人は是非見た方がいいと思う。Tweetにも書いてるけど、見れる機会があるなら本物を見るべき! テレビや画像で見るように細かい部分までズームして見ることは出来ないけど、本物の放つオーラは実物を見ないと得られない。本物は絶対オーラが違うから! と熱く語っておく😅

 

🎨クリムト展 ウィーンと日本1900:2019年4月23日~7月10日 @東京都美術館

公式】クリムト展 ウィーンと日本1900

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