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南信州のりもの倶楽部♪

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中華系エンジンは未だ発展途上

2016年11月07日 21時50分28秒 | GPX125 エンジン偏



長い間お預かりしていたエンジン修理のモンキーがやっと完成した。
このバイクを杖突峠まで引き取りに行ったのがまだ夏だったから、
もう2ヶ月近く預かっていた事になるが、
私の仕事が遅かった訳じゃなく、ただ4バルブのバルブ待ちが長かっただけ。
でも長い間待たせてしまったから申し訳ないです。


試乗した感じだけど、4バルブとは言え中低回転くらいは2バルブの超ハイコンプピストン仕様とあまり変わらないんだが、
いきなり上までは回したくなかったから近所を走って終わりにしておいた。
本当は100キロくらい走ってから上まで回したいから、
毎日少しづつ慣らしをしてみたいとは思う。

で、今回はテンショナーのゴムキャップが割れてブローしてしまったんだが、
なぜかキャップが割れるのって4バルブだけで、
2バルブヘッドを使う場合は国産のキャップで未だら問題ないみたい。

よってこれから4バルブを組む時はモダンワークスさんの強化テンショナーアームセットも同時に入れる事にする。
もうこれは強制で、出来れば2バルブの場合でも強化品に交換してもらいたい。
強化アームは2750円だから決して高い買い物じゃないし、
アームを交換しない場合でも最低限モダンワークスさんの強化テンショナーキャップに交換します。
これでもダメならテンショナーをセミオートにしたいが、
多分これだけやっておけば間違いは無いと思うし、
全ての方にセミオートテンショナーを薦めたくはないかなぁ。

あと怪しいのはカムチェーントンネルの形状で、
シリンダー側が少し絞られている感じなんだが、
32丁のカムチェーンスプロケットを使うとここに当たる事は分かってはいたが、
次からはこの絞りを削って対処する。
当然このエンジンも加工はしておいたけど、
実は自分も4バルブヘッドを実際に使った訳じゃないから、
このバイクの代車に出している私のゴリラが帰って来たら、
140ccの4バルブにしてテストしてみるつもり。

本当は自分でテストしてからオーバーホールメニューを作れれば良かったんだけど、
テストする前に初期オーバーホールが殺到してしまい自分のエンジンどころではなく、
GPX125エンジンに乗ったのがこの間のダックスが初めてだもの。
そう考えればテンショナーキャップは中華物を使っている自分のエンジンがなぜか壊れないか不思議でならない。
一応テンショナーはセミオートだけど強化品なんて全く使ってすらないからねぇ。

現在同じくブローしたエンジンが入庫しているけどこれも4バルブだから、
同じく全て強化品に交換して修理するんだが、
対策さえすれば壊れないエンジンにはなるはず。

だから未だトライアンドエラーの段階かもしれないけど、
GPX125が発売されてからまだ1年しか経っていないから、
どんなトラブルが起こるかまだ分からないんだけど、
1番驚いたのがこのエンジンの発売が去年だってこと。
多分この1年で中華エンジンだけをどれだけオーバーホールしたか分からないが、
これからも出たトラブルと対処方は全て公開していくから、
自分でオーバーホールしたい人の参考になればなぁ、と思っております。

コメント (1)
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