
今日もGPXを作っていたんだけど、
このエンジンだけなぜがスタッドボルトが無く、
取り付け忘れかと思ったんだが、いくらバカでも忘れる訳は無いと思い、
何気に他のボルトを入れてみたら全く入らず、
多分組み立ての段階でネジを痛めてしまい、
まぁ良いか♪ みたくスルーされてしまったんでないかな。
しかしこれでよく検査を通ったと言うか検査してないも同然だと思う。
まぁ中国人の仕事ではよくある話だから、
タップでネジ山を修正してからバルブの擦り合わせをしておいた。
しかし、ヘッドの合わせ面のマシニングの跡が凄く、磨きがいがあるわ。

シリンダーの平面研磨の途中の写真なんだけど、
カムチェーントンネル側が全く磨けず、これだけ歪んでるって事だ。
このシリンダーは特別酷かった方だが、
30分ほど磨いてなんとか平面を出せたが、
何もしなかったら吹き抜けてたかもしれないねぇ。
ちなみに検査の方法はこの面にストレートゲージを当てて反対側から光を当てると隙間が分かる。
初期の段階だと0.01ミリのシックネスゲージも入らないとくらいの精度なんだけど、
それでも気持ちは良くないからウチでは新品でも必ず平面研磨をしている。
ここから吹き抜けたとかオイル漏れするとかのトラブルが出ると大変だから、
メタルガスケットを使わない場合でも平面研磨はしているんだけど、
もしガスケットが要らないくらいの精度にしたかったら、
もっと細かいペーパーを使って最終的には鏡面に近い仕上がりにしないとだからかなり大変な作業だ。

ここまで組んだら塗装されたクラッチカバーを剥離してブラストしていたら、
また遅い時間になっちゃったから終わり。
明日は休日だからツーリングに行きたいし、
帰ってきたらまた続きをやるかね。
そして月曜日はまた整備主任者講習の法令編があるし昼間動けないし、
またこの時間使ってお問い合わせメールの返信でもするかね。