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南信州のりもの倶楽部♪

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点火時期調整は構造変更には勝てません

2023年06月17日 21時19分00秒 | 輸入横型エンジン編
今日は本業に出かけていて無茶苦茶疲れたのでエンジンの方はほとんど進まなかったため、
今回は点火系のお話でもしてみようと思う。
















写真はモダンワークスさんで販売されているCDIとジェネレーターで、
Cタイプのキックスピンドルやプライマリキックを使用している中華エンジン用となり、
CDIはスタート時に点火時期を遅めにしてくれる効果があって、
ジェネレーターはこのCDI用とされているんだが、
多分だが武川さんのアウターローターでも良いんでないかと思うし、
エキサイターのピックアップマグネットが横長のジェネなら使えるんでないかと思う。

私が知ってる限りだと中華エンジンの全てがCタイプキックスピンドルかプライマリキックのどちらかで、
確かタイガーエンジンだけはBタイプだったかな。

このCDIとジェネレーターの組み合わせだと少しは始動性は良くなったかぁ、とは思うんだが、
Cタイプは構造的にキックバックが来ないBタイプには全く敵わず、
私がプライマリキックのエンジンを使ってた時だとほぼ始動不可か、
プラグを外してバーナーで焼いて始動するか、
出先で50発くらい延々にキックをして無理矢理始動していた。

今はBタイプに変更出来るからまだマシにはなったが、
1P60系やLIFAN150、W190や212はBタイプ化が出来ないから、
ハイパワーな中華エンジンを使ってる方に一応お勧め出来ると言うか、コレしか対策が出来ないんだなぁ。

そしてCタイプキックのエンジンであればBタイプ化には出来るので、
セルの無いエンジンの場合は絶対Bタイプ化しておいた方が良いし、
ロンシン125やGPX125みたいな人気のエンジンはヒートスタートが物凄く難しいため、
コンビニ休憩の後に始動不良地獄を見たくなければBタイプ化をしておいた方が好く、
大きめのキャブを使いたいならBタイプにしておかないと下手すりゃレッカーを呼ぶハメになるかもね。

ちなみにウチの場合だとBタイプ化で6,000円をいただいているんだけど、
部品代は業販がある程度は効いているんだがそれでも完全に原価割れしていて、
取り付ければ取り付けるほど赤字になるんだが、
始動性が悪くて私が製作した中華エンジンが嫌いにならないよう今までの金額で続けるつもり。

と言うか私自身はCタイプのエンジンは絶対使いたくないし、
もしCタイプかプライマリキックのエンジンを使うなら、
キャブの口径をかなり搾って始動性を優先したセッティングにする。

GPX125とかなら間違いなく20ミリ以下の口径のキャブを使うつもりで、
それならBタイプに変更しちゃった方が何倍も幸せだ。

最後になっちゃったが疲れ過ぎたせいで完成したエンジンを発送出来なくてホント申し訳ないです。

そして製作中のエンジンもまだまだあるんだが、
梅雨の中休みなのでウォーキングかサイクリングに行きたい自分がいるんでお許し下さいませ。



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