中日新聞の「くらしの作文」に「松茸山」というタイトルで、六十四歳の男性が投稿されていました。
秋になると、そわそわしてくる。
松茸山の入札があり、二ヶ月間、松茸山の入山権利を買うことができるからだ。
昨年は、山二つを約三万円で落札した。
よく知人に「そんなにお金を出すなら、国産のものでも結構買えるだろう。
あるかどうか、わからない山を買って、得とは言えないだろう」と言われる。
そんな時、たいてい、こう答える。
「あるか、わからない松茸を探すのが楽しみ。一本でも見つけたら、天にも昇る心地がするよ」
昨年、妻と二つの山を九月末から十一月初めまでに、六回歩き回った。
松茸を一本も見つけることができない日、秋なのにウグイスの鳴き声を聞いた。
ゴルフボールのようなトゲトゲの白いキノコを発見し、スマホで娘たちに写真を送信した。
その年、松茸を初めて一本見つけたのは、妻だった。
鬼の首を取ったように自慢する妻を、大げさにたたえた。
別の日、私は二本、妻のより大きな松茸を見つけた。
妻のうらやましがる顔を見て「どうだい」と胸を張った。
昨年の収穫は松茸三本、食べられそうにないキノコの写真が百以上、いろいろな鳥の声、少しずつ葉の色が変化する木々、山の中を一時間以上歩き続けることができる体力、夫婦の絆。以上。
以上です。
投稿者さん、松茸探しを楽しんでいられるようですね。😊
ご夫婦、仲が良くていいですね。
私は、山へは入りたくないです。
以前 ツアーで、高山にある新穂高ロープウェイに乗りに行ったことがあります。

新穂高ロープウェイの乗車駅までは、バスガイドさんが案内してくださいました。
ところが帰りは「乗車駅から降りた近くにバスを停めていますので来て下さい」と言われました。
少し山を下るだけですが、目印がないのでどのように山を下ったら良いか分かりません。
同じバスに乗っていた方が前を歩いていらっしゃいましたので、かみさんと二人その方の後ろについて行きました。
ところがその方もよく分からないようで、バスが停まっている場所を見つける事が出来ません。😅
まぁ、なんとかバスが停まっている場所に着きましたが。
それ以来 たとえ昼間でも山は目印がないので、怖いものだと認識しました。
そんな訳で、投稿者さんのように松茸を探しに山へ入るなんてしません。
ロビンソン/ゴスペラーズ