中日新聞の「くらしの作文」に「お饅頭」というタイトルで、82歳の女性が投稿されていました。
半世紀以上、住み慣れた実家を離れて二年が過ぎる。
一人で暮らす私を案じて、息子が「近くへ」と呼び寄せてくれた。
道を歩けば知った人ばかりで、立ち話は日常茶飯事だった生活から、一転してしまった。
今の場所は日当たりが良く、スーパーも目と鼻の先にある。
環境的には申し分ないが、まだ心底から会話するほどのお友達がいない。
寂しい時など、ついつい昔の友達に電話してしまう。
先日も食べる話に夢中になった。
私が「甘い物は体に良くないから、食べたくともグッと堪えてきたのよ」と言った。
すると旧友は「もうこの年まで生きたのだから、私なら我慢せず買って食べてしまうわよ」と・・・。
ハァー、そうか。
それが本当の気持ちかもしれない。
そう思ったら、スーパーへ行っても衣料品には目もくれず、食品売り場に直行。
大好きなお饅頭の売り場で、あれこれとカゴに入れる。
家に帰ると夫の遺影に供え、残りは気兼ねせず、お茶を相手に一挙に食べてしまう。
夕食時になってもおなかがすかない。
夕食抜きで眠りに入るが、夜中に空腹で目覚めてしまう。
思いつくのが遺影にお供えしたお饅頭。
「お父さん、ちょうだいね」と言って、またつまんでしまった。
以上です。
かみさんと親しい同じ団地のシングルマザーのお友達が、娘さんから「近くにマンションの部屋が空いてる、ここに住まない」と、お誘いの電話があったとの事。
それを聞いたかみさんは、反対したとの事でした。
「誰も友達がいないところに引っ越してどうするの?」と、言ったらしい。
このお友達も「シングルマザーになってからずっと働いている職場もあるし、お友達もこちらにならいっぱいいる。」という事で、娘さんからのお誘いを断られたとの事です。
今は「ここの団地に残ることにして良かった」と、言われているようです。
「マンションを買うお金も残ったし」と、言われているようです。😊
Autumn In New York Trailer.mov