団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「誰も友達がいないところに引っ越してどうするの」と、言ったらしい。

2021-09-09 01:41:53 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「お饅頭」というタイトルで、82歳の女性が投稿されていました。


 半世紀以上、住み慣れた実家を離れて二年が過ぎる。

 一人で暮らす私を案じて、息子が「近くへ」と呼び寄せてくれた。

 道を歩けば知った人ばかりで、立ち話は日常茶飯事だった生活から、一転してしまった。

 今の場所は日当たりが良く、スーパーも目と鼻の先にある。

 環境的には申し分ないが、まだ心底から会話するほどのお友達がいない。

 寂しい時など、ついつい昔の友達に電話してしまう。

 先日も食べる話に夢中になった。

 私が「甘い物は体に良くないから、食べたくともグッと堪えてきたのよ」と言った。

 すると旧友は「もうこの年まで生きたのだから、私なら我慢せず買って食べてしまうわよ」と・・・。

 ハァー、そうか。

 それが本当の気持ちかもしれない。

 そう思ったら、スーパーへ行っても衣料品には目もくれず、食品売り場に直行。

 大好きなお饅頭の売り場で、あれこれとカゴに入れる。

 家に帰ると夫の遺影に供え、残りは気兼ねせず、お茶を相手に一挙に食べてしまう。

 夕食時になってもおなかがすかない。

 夕食抜きで眠りに入るが、夜中に空腹で目覚めてしまう。

 思いつくのが遺影にお供えしたお饅頭。

 「お父さん、ちょうだいね」と言って、またつまんでしまった。

 以上です。

 かみさんと親しい同じ団地のシングルマザーのお友達が、娘さんから「近くにマンションの部屋が空いてる、ここに住まない」と、お誘いの電話があったとの事。

 それを聞いたかみさんは、反対したとの事でした。

 「誰も友達がいないところに引っ越してどうするの?」と、言ったらしい。

 このお友達も「シングルマザーになってからずっと働いている職場もあるし、お友達もこちらにならいっぱいいる。」という事で、娘さんからのお誘いを断られたとの事です。

 今は「ここの団地に残ることにして良かった」と、言われているようです。

 「マンションを買うお金も残ったし」と、言われているようです。😊



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コメント (7)
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