団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

私の健康法として何でも無理をしてはいかん。私なんか風邪を引くとほとんど治るまで幾日でもじっと家の中にこもっている。

2021-09-17 00:17:03 | 日記
 中日新聞の「伝える工夫」というコーナーに「健康長寿の秘訣」というタイトルで中川越さん(手紙文化研究家)が、投稿されていました。


 「近代将棋の父」、十三世名人關根(せきね)金次郎は、誰しもが願う健康の秘訣をこう述べました。

 「私の健康法として何でも無理をしてはいかん。私なんか風邪を引くとほとんど治るまで幾日でもじっと家の中にこもっている。
 柳に雪折れなしと言おうか、将棋でも無理筋を指すと、王様が頓死する様なことがあるからネ。
 何でもじっと辛抱しているのが肝腎だ」

 以前コロナ禍がやまない状況下、「無理筋を指すと、王様が頓死」は、身につまされる警告です。

 また「じっと」は、聞き飽きた「自粛」より新鮮です。

 そして、「日本植物学の父」と呼ばれた牧野富太郎は、健康とともに万人が望む長寿を実現するためのユニークなヒントを、次の通り披瀝しました。

 「長生きを欲するには何時もわが気分を若々しく持っていなければならなく、従って私はこの八十六の歳になっても好んで、老、翁、叟(おきな)、爺などの字を我が姓名に向かって用いることは嫌いである。

 例えば牧野翁とか牧野叟とか自署し、また人より牧野老台などとそう書かれるのを全く好みません。

 それ故自分に対して今日まで自分にこんな字を使った事は一度もなく、
 『わが姿たとえ翁と見ゆるとも心はいつも花の真っ盛り』です」

 ちなみに同氏は九十四歳の天寿を全うする直前まで、植物標本の制作にいそしみました。

 この二人の話は人柄が感じられ、ユーモアがほのかに薫るため、説得力があります。

 私たちが賀寿のお祝い状や返礼の中で、穏やかな長寿について語る際、参考になりそうです。

 以上です。

 なるほど勉強になりました。

 
 「何でも無理をしてはいかん」と言われる十三世名人關根金次郎さんのお言葉。

 「長生きを欲するには何時もわが気分を若々しく持っていなければならなく」と言われる牧野富太郎さんのお言葉。

 たしかに長寿の秘訣です。

  




仲間たち ☆ 舟木一夫
コメント (2)
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