元日は名門大洋フェリーで大阪南港上陸~池田の久安寺~雪景色の能勢妙見山と慌ただしく回った後、新大阪に2泊とする。実家の藤井寺には2日に顔を出すが宿泊はしない。ならば天王寺など、もう少し近いところに泊まればよいのだろうが、新大阪をベースキャンプにしたのは1月3日の動きを意識してのことである。
宿泊としたのは新大阪の東口にあるスーパーホテル。朝食、大浴場つきで2泊10,700円。新大阪近辺には他にホテルの空きはあったが、朝食、大浴場つきとで探していた。また、この手のホテルは需給バランスによって価格が大きく変動するが、早期の予約だと安く利用できるということで決め打ちしていた。部屋はお任せプランだったが、禁煙のダブルルームが割り当てられた。ベッドは広いし、机もまあまあ大きく連泊も苦にはならない。
テレビをつけるとちょうど「笑点」の元日特番をやっていて、2021年末をもって降板となった林家三平さんの後のメンバー発表のタイミングだった。そこで発表となったのは、桂宮治さん。BS版で放送の若手大喜利にも出ていて、事前の予想にも挙がっていた一人である。まあまあ、妥当なところではないだろうか。
大浴場に向かう。「天然温泉秀吉ゆかりの天下取りの湯」とある。大浴場といってもそれほど広いわけではなく、また時間帯によって男女交代となるために入浴のタイミングを見計らう必要はあるが、私が行ったときはたまたま他の客がいない、あるいは少数だったためゆったりと浸かることができた。
そして元日の夜。元日に開いている店などほとんどないだろうということで、メインディッシュは駅弁、飲み物はコンビニ調達ということにした。新大阪の「駅弁にぎわい」で選んだのが、三ノ宮の「神戸中華焼売弁当」、そして福井の「越前かにめし」。何ともアンバランスな組み合わせになった。今思えば、酒の肴もかねて和風の幕の内も入れれば華やかになったかな?と思うが、これで正月から一人宴だ。
元日の夜は早くに横になった・・。
・・・さて2日。スーパーホテルの朝食は簡易メニューとはいえバイキング形式で、正月料理も若干出ていた。また、たこ焼き器の中でたこ焼きがクルクル回っている。こういうのもちょっとした面白さである。早朝からそこそこの人出である。
2日はテレビで箱根駅伝のスタートを見た後にホテルを出発し、藤井寺の実家に向かう。途中西国三十三所第5番の葛井寺にも立ち寄って手を合わせる。先月、西国三十三所の3巡目を終えて中先達の昇補申請を行うにあたり葛井寺で証明をいただいたが、現在まだ手続き中である。今回は西国の先達納経軸は持参しておらず、この日は手を合わせただけである。
西国三十三所めぐりはすでにフライングで4巡目に取っ掛っているが、かなりハードなイベントを盛り込むことを考えていて、近々始める予定だ。いずれ、このブログでそのシリーズが延々続くのだろう・・・。
その後実家で両親らと顔を合わせ、昼食を含めてしばらく過ごし、夕方にまた新大阪に戻った。まだ実家に泊まるというところには至らない(まあ、狭いし(笑))。事実、ホテル泊のほうがお互い気兼ねせずに済むだろう。
そして2日の夕方。ちょうど新大阪東口の前で見つけたのは「さくら水産」。灯りもついていたので地下1階に入店。キタやミナミならともかく、2日の夜に新大阪で飲む人はさすがに少ないか、店内はガラガラだった。
「さくら水産」は関東を中心に展開するチェーンで、私も東京勤務時にはお世話になった。もう10数年前のことだが、当時はメニューが書かれた紙に赤鉛筆でチェックを入れて注文していたなあ。価格が安いのも特徴で、「魚肉ソーセージ 50円」なんてのもあった。関西にも何店舗かあったと思うが、いずれにしても久しぶりに入るチェーンである。
ただ、時代の流れか運営会社も経営が厳しくなったか、その間に店舗数も大幅に減ったようである。関西はここ新大阪東口のみである。
一方で、料理については単価が高いものの、そこそこのものが並ぶようになったという印象である。何だか、普通のチェーン居酒屋になったようである。その中でもさまざまな料理を楽しむ。中にはイカのルイベやら、鯛のかぶと焼きといったものもある。
部屋に戻り、2日夜もぐっすりと休むことができた。
これで大阪での2日間を終えて、3日は広島に戻る。ただ素直に戻るのではなく、ある日帰りプランにてさらに遠くに出ることにする。正月ということで思い切って贅沢をしたのだが・・・。