まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

天界の武士MUSAウソン

2007-11-26 | 韓国映画
 街路に、たくさん人が並んでいました。宝くじを買い求める人たちの列でした。
 私も買おっかな、と財布を取り出しかけましたが...そーいや、新しい手袋とマフラー欲しいんだよなあ。どーしよっかなあ。仕事中も迷い熟考した結果、あてにならない大きな夢よりも、確実な小さい現実を選んだのでした。宝くじを買ったmy motherの、1億円当たったら100万円やるという約束に、希望を抱いて...ちなみに毎年言われてるけど、一度も約束が果たされたことはありません...

 お松の第2回独り韓流映画祭①
 「レストレス 中天」
 元反乱軍の武士イ・グァンは、天国に昇天する前に死者が魂を高める場所である“中天”に迷い込む。そこで彼は、亡き恋人と瓜二つの天人ソファと出会い...
 ファンタジー武侠ものは、正直おなかいっぱい。この映画も、飛んだり跳ねたりのワイアーアクション+悲しい運命の男女、とパターン通りです。でも今まで観た中では、いちばん話は面白く目に楽しい作品だったかも?おゲージュツっぽいイーモウ監督の「HERO」や、ハチャメチャなカイコー監督の「PROMISE 無極」みたいに、人間関係や愛憎のゴチャゴチャしたもつれがなく、ゲーム感覚なファンタジー世界の設定とバトルに重きを置いているので、子供でも楽しめる系というか。
 武器や動きに趣向が凝られてている、イ・グァン&ソファVS敵(元同志)のバトルが面白いです。蜘蛛の糸みたいに背中から飛び出して襲ってくる鉄鎖とか。ソファが舞い上がらせた花びらが、吹き矢みたいになって敵を倒したり。
 立ちはだかる敵と死闘の末、悪ボスの待つ牙城へ乗り込み、囚われのヒロインを救うヒーロー。ちょっとファミコンのスーパーマリオみたいです。とにかく、何それ?意味わかんね!ありえね~!なんて首を傾げたりイチャモンつけるのは、野暮というもの。マニアックじゃない程度にファンタジーや戦隊もの、デビルマンとかバビル2世みたいなアニメが好きな人は、楽しめるのではないでしょうか。
 衣装はワダエミ。何だか毒々しくてケバかった「PROMISE 無極」と違って、白とパステルカラーを基調にした色使いが清らかで美しかったです。どこでロケしたんだろ?な風景も壮観。
 時代劇は「武士MUSA」以来?のチョン・ウソンが、やっぱ男前
     
 命がけでヒロインを守るイ・グァンの悲壮でロマンチックな姿に萌え~誰といても頭ひとつ突出してる背の高さも素敵。彼って美男というより、可愛い顔ですよね。丸顔と黒目がちの瞳がキュート。熱い男気とフェロモンは、「武士MUSA」のほうが格段に上だけど。ヒロインとの愛より、かつての仲間を殺さなければいけない宿命のほうが、悲しく切ないです。
 ソファ役は、キム・テヒ。韓流女優の中では、彼女が最高の美人かも?常盤貴子orジョイ・ウォンを清純&怜悧にした美しさ。きれいだけど、健康的で色気がないから、うっとり魅入ったりはしないんですよねえ。たまに怒ったりすると、その鋭い目つきで「天国の階段」のユリにback toして怖い。いちおう彼女も敵と戦うんだけど、弱っちいのでイライラします。アクションも鈍重な感じ。その点、茶母のハ・ジウォンはホントに俊敏で強そうでした。
 ウソンの元上官で魔人?になる悪ボス役、ホ・ジュノは顔だけで強烈インパクト。ホ・ジュノの部下で人間だった時にウソンを愛していた女戦士、どっかで見たことあるなと思ったら、「復活」の女記者カンジュだった。南野陽子似?
             
 中天温泉?に入浴するシーンで、ウソンのサービス脱ぎあり。来年ウソンが、日本で「シティハンター」実写版TVドラマに出るという話、どーなったのかしらん?
 
 
コメント
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