たまに図書館に行ったら、休館日だったり。布団を干そうと思って休日に早起きしたら、雨だったり。長患いで入院してた親戚のお見舞い、そろそろ行かなきゃと思ったら、my motherに『何ようるんね。こないだ亡くなったわいね』と言われたり。タイミングの合った行動ができない最近です...
「ラストキング・オブ・スコットランド」
スコットランド人青年医師の目を通して描かれる、ウガンダの独裁者アミンのカリスマと狂気!
力強く自信満々なキャラで人心掌握、普段は陽気でフレンドリーな気のいいオッサン、でも実は...なアミンが、魅力的かつ怖い!さっきまで気さくで楽しそうだったのに、次の瞬間は別人のように獰猛で狂気じみた顔になるので、ほんと一緒にいる者同様、観てるほうもヒヤヒヤドキドキさせられます。コロコロ変わるアミンの気分しだいで、天国か地獄だもんね。まさに、薄氷の上を歩くような緊張感なしでは生きられない人々の姿が、哀れ。
はじめは楽園みたいなウガンダが、徐々に暗黒部分をあらわにしてゆく過程と、アミンの二面性とが重なる展開も、巧みで面白いです。
それにしても青年医師、ウガンダをナメすぎ!ちょっと気に入られたからといって、アミンをオトモダチ視、政治にまで口出ししたり、挙句はアミンの妻にまで手を出したり。いい気になったツケで痛い目に遭う姿、ちっとも同情できません。
アカデミー主演男優賞を受賞しただけあって、黒い鶴瓶ことフォレスト・ウィッテカーの激演が強烈です。強引でワガママなところが、見た目同様ジャイアンみたいで憎めない面と、逆らう奴や疑わしい奴は皆殺し!な恐怖の独裁者な面。火と水の両極端な性質のアミンを演じるウィッテカー、迫力満点で怖いです。ヌオ~っとした威圧感ある巨体。目つきとか、ほとんどイっちゃってるし。主役は、どちらかといえば青年医師のほうなんだけど、出てないシーンでも存在を感じさせるウィッテカーが、もう完全に映画を支配してます。オスフクリーンでは温厚で優しそうなウィッテカー、役者ですね!
青年医師役のジェームズ・マカヴォイ。先に観たmy sister M子は、可愛い!と気に入ったみたいですが、私は...うう~ん、典型的なイギリス優男だよなあ。ケツ丸出しでエッチシーンとかも頑張ってたけど、ぜんぜん萌えません。でも、若さゆえの甘さ浅薄さ、白人ゆえの傲慢さを、うまく出していました。キーラ・ナイトレイ共演の新作「つぐない」の演技も高く評価されてるし、要注目の新進俳優みたいですね。
現地の白人医師の妻、どっかで見たことあるなあと思ったら、Xファイルのスカリー捜査官ことジリアン・アンダーソンでした。彼女にも色目を使う主人公、ホントどーしようもない若造だな!
主人公の青年医師が、お気楽なノリでアフリカに来て、想定外の散々な目に遭う、といった内容は、何だか一種の警鐘みたいに思えました。安易で軽薄で自己満足的な自分探しとか博愛精神とかは、現地の人たちを都合よく利用し見下すことになる、そのツケを命で払わされても、それは自己責任...ラスト、アミンが青年医師に語りかける言葉を、危険をかえりみず用もないのに紛争地域に入ろうとする若者たちに聞いてほしいかも...
アミンといえば、待つわ、じゃなくて、「食人大統領アミン」なんて映画、あったよなあ。人食いはウソらしいけど(イギリスの捏造!と、映画の中でアミンが激怒してた)それほど暴虐非道だったってことなんでしょう。
「ラストキング・オブ・スコットランド」
スコットランド人青年医師の目を通して描かれる、ウガンダの独裁者アミンのカリスマと狂気!
力強く自信満々なキャラで人心掌握、普段は陽気でフレンドリーな気のいいオッサン、でも実は...なアミンが、魅力的かつ怖い!さっきまで気さくで楽しそうだったのに、次の瞬間は別人のように獰猛で狂気じみた顔になるので、ほんと一緒にいる者同様、観てるほうもヒヤヒヤドキドキさせられます。コロコロ変わるアミンの気分しだいで、天国か地獄だもんね。まさに、薄氷の上を歩くような緊張感なしでは生きられない人々の姿が、哀れ。
はじめは楽園みたいなウガンダが、徐々に暗黒部分をあらわにしてゆく過程と、アミンの二面性とが重なる展開も、巧みで面白いです。
それにしても青年医師、ウガンダをナメすぎ!ちょっと気に入られたからといって、アミンをオトモダチ視、政治にまで口出ししたり、挙句はアミンの妻にまで手を出したり。いい気になったツケで痛い目に遭う姿、ちっとも同情できません。
アカデミー主演男優賞を受賞しただけあって、黒い鶴瓶ことフォレスト・ウィッテカーの激演が強烈です。強引でワガママなところが、見た目同様ジャイアンみたいで憎めない面と、逆らう奴や疑わしい奴は皆殺し!な恐怖の独裁者な面。火と水の両極端な性質のアミンを演じるウィッテカー、迫力満点で怖いです。ヌオ~っとした威圧感ある巨体。目つきとか、ほとんどイっちゃってるし。主役は、どちらかといえば青年医師のほうなんだけど、出てないシーンでも存在を感じさせるウィッテカーが、もう完全に映画を支配してます。オスフクリーンでは温厚で優しそうなウィッテカー、役者ですね!
青年医師役のジェームズ・マカヴォイ。先に観たmy sister M子は、可愛い!と気に入ったみたいですが、私は...うう~ん、典型的なイギリス優男だよなあ。ケツ丸出しでエッチシーンとかも頑張ってたけど、ぜんぜん萌えません。でも、若さゆえの甘さ浅薄さ、白人ゆえの傲慢さを、うまく出していました。キーラ・ナイトレイ共演の新作「つぐない」の演技も高く評価されてるし、要注目の新進俳優みたいですね。
現地の白人医師の妻、どっかで見たことあるなあと思ったら、Xファイルのスカリー捜査官ことジリアン・アンダーソンでした。彼女にも色目を使う主人公、ホントどーしようもない若造だな!
主人公の青年医師が、お気楽なノリでアフリカに来て、想定外の散々な目に遭う、といった内容は、何だか一種の警鐘みたいに思えました。安易で軽薄で自己満足的な自分探しとか博愛精神とかは、現地の人たちを都合よく利用し見下すことになる、そのツケを命で払わされても、それは自己責任...ラスト、アミンが青年医師に語りかける言葉を、危険をかえりみず用もないのに紛争地域に入ろうとする若者たちに聞いてほしいかも...
アミンといえば、待つわ、じゃなくて、「食人大統領アミン」なんて映画、あったよなあ。人食いはウソらしいけど(イギリスの捏造!と、映画の中でアミンが激怒してた)それほど暴虐非道だったってことなんでしょう。