まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

迷わずにSAY YES♪

2013-04-14 | 北米映画 08~14
 “恐怖!妖猫館の惨劇”後編…
 快晴の翌朝。私は布団を干すため、ベランダがある空き部屋(元はmy sister M子の部屋)に入りました。入った瞬間、うぇっ?!と鼻を衝く異臭が。あわわわ、何?!何なの?!と狼狽する私は、はっと異様な視線を感じたのでした。おそるおそる、使ってないベッドのほうを見ると…
 布団の上に、猫が!!!
 がっつり視線が合う猫と私。猫はじっとしたまま逃げもせず、鋭い目で私をねめつけてる。あわわ。私は金縛りにあったかのように、固まって動けない。助けを呼ぶため、何とか後ずさりしようとした瞬間、わ、私は見てしまったのです。
 猫が、ニヤリと笑った!!
 確かに、猫は笑ったのです!臆病な人間を、嘲笑ったのです!
 私は悲鳴を上げ、転がるように階下へ。武器(my motherは布団はたき、私はほうき)を手に、母子は猫と対決するため二階へと。
 私たちが入ってきても、猫は堂々と我がもの顔で布団の上に居座っていた。my motherが何じゃこりゃー!!??とヒスを起こす。すさまじい異臭は、猫のウンコとシッコの臭い。絨毯も布団も糞尿まみれ。そして、畳は爪でバリバリに引っかかれ、カーテンは引きちぎられ、室内は地獄絵図の惨状。怒りでプッツンしたmy motherは、このクソ猫がー!!とハタキで猫に襲いかかる。猫は逃げようとしましたが、窓は閉まっており逃げられない。my motherは狂ったように猫に向かってはたきを振りかざす。逃げ回る猫、追っかけるmy mother!サザエさんじゃあるまいし!と、戦慄する私は慌てて窓を開けました。猫はマッハの勢いで開いた窓から逃亡。後に残された母子は、しばし呆然の態…
 部屋をグチャグチャにされただけはありません。その翌日、花壇も荒らされ、鉢が落とされて、庭もメチャクチャにされてしまったのです。
 あな恐ろしや、猫の復讐!あの時の猫の嘲笑が脳裏から消えない。しばらくは、野良猫の恐怖に怯えて暮らすことになりそうです…

 「イエスマン “YES”は人生のパスワード」
 ネガティヴな性格の銀行員カールは、このままでは人生がダメになると親友のピーターに脅される。勧められて参加したセミナーで、あらゆることにイエスと答えれば意味のある人生を送ることができると説かれたカールは、半信半疑のままとりあえず何でも肯定してみるが…
 いや~想定外の面白さでした。イヤなことがあってクサクサ、落ち込んでる時とか、こういうコメディは心のクスリになりますね。どんな無茶なことでも否定や拒絶せず、イエスと答え引き受けるカール。はじめはヒドい目に遭ったり損したりと、安請け合いはやっぱ良くないよなあと呆れるやら可哀想になるやらな彼が、思わぬ形で報われる因果応報な展開が笑えて楽しかったです。もちろん、何でも肯定したところでカールみたいな幸運に恵まれるわけではないけど、人生を好転させたり、もっと良いものにするためには、やっぱポジティヴな考え方や行動が必要だよなあと、あらためて思い知りました。泣いてばかりいたって、幸せは来ないから~♪ですもんね。確かに、あの時イエスと答えたり行動したりしたおかげで、予期せぬ幸運に出会えたかも、なことありますし。まあ私の場合は、逆のパターンのほうが圧倒的に多いが(笑)。あんときNoを貫けば、あんなことには~!(涙)みたいな。
 カールみたいにポジティヴ人生を実践するには、相当の体力気力、そして金が必要。仕事しながらギターや飛行機操縦、韓国語(!)、いろんなことに挑戦するカールを見習いたいけど、私などは仕事だけでイッパイイッパイ。ギターと韓国語が、意外な事態で役立って笑えました。
 それにしても。友だちや上司の誘いを断りまくり、約束も忘れまくり、仕事以外は部屋で引きこもってるのに、孤独な境遇には決して陥らないカール。私が同じようなことしたら、即ハブられるよ。カールが人気者なのは、ネガティヴでも一緒にいると面白い奴だからでしょうか。私もカールみたいな人間になりたいです。
 カール役のジム・キャリーが最高!私、ジム・キャリー好きなんですよねえ。運動選手やダンサーも真っ青な、伸縮自在っぽい身体の動きが驚異的。CG!?な顔芸も人間離れしてます。

 清水アキラも真っ青な顔面テープとか、夢の中での死体顔とか、何か食いながら観たら危険な面白さです。あと、ジム・キャリーってジョニーやブラピ、トムとかと同世代なんですが、若く見えますよね。フツーのおっさんなら、あんな風に身体や顔は動きません。異様なほどの珍妙顔や動きをするジム・キャリーですが、よーく見ると男前。ロマンチックなシーンも違和感がありません。
 
 脇役のキャラも、おバカで愉快で好感度が高かったです。ヒロインのアリソンも、はじめは不思議ちゃんなのかな?と思ったら、明るく素直な女の子で可愛かったし。演じてるゾーイ・デシャネルは、「(500)日のサマー」もチャーミングでしたね。コスプレ好きなカールの上司、ノームがいい味だしてました。あんな上司、うらやましいなあ。職場が楽しそうだった。ハリポタおたくパーティとか、楽しそうで参加してみたいです。
 この映画を観たのは言うまでもなく、ブラパことブラッドリー・クーパー目当てさ♪

 カールの親友で弁護士のピーター役のブラパ。主人公の友人役、というのがブレイク前のブラパが専門にしてたポジションです。今よりちょっといふっくらしてて恰幅がいい、友だち思いのいい奴なブラパ。それ以上でもそれ以下でもない役なんですが、あんな優しくてカッコいい友だちがいるカールが羨ましくなりました。オスカー候補になるなど、今やハリウッドの寵児的なスターに成長したブラパ、ジム・キャリーもさぞや感無量でしょう。それとも…俺がもう少し若けりゃ「世界にひとつのプレイブック」は俺が…と地団駄踏んでたかも?でもブラパ、弁護士には見えなかったぞ。それに、ジム・キャリーの親友にしては、若すぎじゃね?実際の年の差は13歳。いくらジム・キャリーが若く見えるからといって、タメ口なマブダチ同士の役は少し無理がありました。
コメント (6)
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