
女子大生のアナは、校内新聞のインタビューで知り合った若き大富豪、クリスチャン・グレイに心惹かれる。特異な性癖を秘めたグレイは、アナにある提案をもちかけるが…
結論から申し上げますと、しょーもない映画でした~

アナとグレイがHするまでは、陳腐なハーレクイン調、もしくはビバリーヒルズ青春白書調で、ずっとこんな調子が続くのか~耐えられんわ~と、恐怖さえ覚えてしまいました。H後、グレイがド変態性癖をあわらにしてゆくのですが、それも何かアホみたいで失笑ものなんですよ。アナとグレイが交わすSM愛人契約書とか、これって笑うところ?笑っていいんですよね?なくだらなさ。SM用語とかプレイ名とか、そんなことホントにやっちゃうんだね~と呆れつつ笑えた。とにかく、最初っから最後まで主人公二人の、もっと他にやること、考えることあるのでは…なヒマ人ぶり、脳内と下半身のお花畑ぶりを延々と見せつけられる、それだけな映画です。

官能映画、という触れ込みなのに…ぜんぜんエロくないし!JAROに報告ものです。SMプレイも、ソフトすぎるというか。あれくらいなら、誰でもやってますよ(私はやったことないが

主人公二人のキャラにも、魅力と深みがなかったのが残念。好きな男の心の闇や痛みを共有したい、理解したいという悲壮感、苦悩がアナからは感じられなかった。グレイも、何でド変態になったのか、、もうちょっと衝撃の原因とか納得できる理由でもって描いてほしかった。そもそも、何であんなまどろっこしいSM愛人契約なんかするのかしらん。腐るほど金もってるんだから、高級SMクラブに行けば容易に安全に、いくらでも嗜好は満たされるでしょうに。素人の、ノーマルの女じゃないとダメだとか?

アナ役は、メラニー・グリフィスとドン・ジョンソンの娘、ダコタ・ジョンソン。ブスじゃないけど、地味~。華がないな~。ママにちょっと似てはいるけど、若い頃のママのほうが可愛い(今はバケモノですが)。性と恋の悦びを知ってキレイになる、という設定みたいでしたが、色っぽくも洗練もされてなかったような。脱ぎっぷりはアッパレでした。でも、ヌードもそんなにキレイじゃなかったような…脱ぎすぎると、裸もありがたみがなくなります。
グレイ役は、イギリス出身の元モデル、ジェイミー・ドーナン。イケメンですが、彼も地味ですね~。ユアン・マクレガー+コリン・ファース、みたいな顔?彼も頑張って脱ぎまくってましたが、いいカラダはしてるのですが、何かが決定的に足りないというか…何だろう、エロさと演技力かな?さすが元モデルだけあって、スーツもカジュアルな服もセンス良かったです。

↑ジェイミー・ドーナン、モデルの彼はなかなかセクシーですが、役者の彼は何か足りない…まあ、まだキャリアが浅いし若いので、今後に期待♪