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19世紀半ばのパリ。裕福な家庭の娘であるベルトは、絵画に没頭しサロン入選を目指していた。そんな中、有名な画家エドゥアール・マネと出会ったベルトは、彼にモデルになってほしいと頼まれるが…
去年も、観逃してトホホな思いをした映画、いっぱいありました。これもその1本です。なかなか日本で公開されないフランス映画、それも、大好きなボーギャルソン、マリク・ジディ
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マネ役のマリくん、久々の再会でしたが、やっぱ彼ええわ~
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マリくんも、もうアラフォーなのですが、薄口童顔のおかげで若く見えます。少年のような透明感、優しく知的な雰囲気は今も損なわれていません。彼と同世代の俳優のほとんどが、無残に劣化老化していることを考えると、彼の若々しさは驚異的と言えます。ただ、以前から気にはなってましたが、ちょっと頭髪が…ちょっとヤバいかも…マリくん、数年後には確実にハゲそう
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今回のマネ役、そして「クララ・シューマン 愛の協奏曲」でのブラームス役とかもですが、マリくんって芸術家役が似合います。芸術家といっても、破滅的で情熱的な天才ではなく、理性的で現実的な秀才タイプ。売れることや世間の評価を気にする俗っぽいマネを、エレガントにクールに演じてるマリくんです。クラシカルでも現代風でも、マリくんのトレビアンなところは、すご~く洗練されていてオサレ、でも作り物っぽくなくてナチュラルなところです。マネのファッションも、優雅かつモダンでもあって素敵でした。ネクタイとか、ナニゲに小粋。
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エレガンスとか小粋さって、やはりイケメンなだけの俳優や演技が巧いだけの俳優には出せない魅力だよな~と、マリくんを見るたびに思います。あまり男くさくない、でも決してカマっぽくない、性的じゃないところもマリくんの個性なのですが、そのせいか女優とのラブシーンとかが似合わない、エロくない。かといって、ベン・ウィショーみたいにゲイ役がピッタリ!でもない。そこがちょっと惜しいかも。見た目は若くて可愛らしいけど、チャラさなど微塵もなく、中身は理知的で冷静沈着な大人の男なところもマリくんの魅力です。ちょっと気取ってる、キザなポーズや仕草も、自然な感じでカッコよかった!
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この作品、元はTV映画なのですが(日本では劇場公開)、TVにしては衣装とか室内装飾とか、当時が忠実かつ美しく再現されていて、製作費わりとかかってそう。少なくとも劇場版MOZUや信長協奏曲よりは。ベルト・モリゾのママンの衣装が、特に素敵でした。
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↑マネが美少年と意味深に寄り添い合うシーンがあったけど…あの子はいったい?!寵童?!マネって両刀のショタコンだったとか…?
ベルト・モリゾ役のマリーヌ・・デルテリムは、すごい美人なのですが、ちょっとイカついというか、険があって怖いニューハーフ顔美女。マリくんが弟にしか見えなかったし。なので、マネとモリゾの男女の関係になりそでならない不思議な関係に、ドキドキ感とか色っぽさが全然なく残念。二人は結局、ただの師弟関係、ただの画家&モデルの関係だったのか、謎…
絵を描いたり本を読んだりパーティを楽しんだり…モリゾのブルジョア生活が羨ましかったです。芸術家として、女性としての葛藤や苦悩も、働けど働けどワーキングプアな私からすると、ぜいたく言ってんじゃねえよ!でした。私も好きなことだけして、好きなことだけに悩んで生きてみたいわ~…
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それにしても。芸術家って、身勝手で自己中じゃないと才能を開花できない生き物なんですね~。マネもモリゾも、自分のことしか考えてなかったし。男優や女優も、性格が善さそうな人に天才的は人はいないですよね。自分の才能だけを信じ、そのためだけに生き、才能を高めることしか頭にない、他のことや人はどうでもいい、という天才だけに許された輝かしい傲慢さに憧れます。某不倫ハーフタレントもね~。消えても惜しくない、代わりがいくらでもいるタレントではなく、唯一無二な芸や才能がある人だったらね…
ひろしま美術館にもマネやモリゾの絵があるらしいので、今度行ってみようと思います。美術館って、いいですよね~。海外に行ったら、有名な美術館には寄ってしまいます。そーいやダブリンの国立美術館にも、モリゾの絵があったな~
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マリくんの新作“Made in France”は、パリのイスラム系テロリストの話。公開直前にパリ同時多発テロが起きてしまい、あまりにもタイムリーすぎて上映延期になったとか。もうひとつの新作“La femme de la plaque argentique”は、同じくアラブの血を引くタハール・ラヒムとイケメン共演!