まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

腐女コク⑥~⑧ BL星に行きたい

2019-06-10 | 日本のドラマ(連続)
 「腐女子、うっかりゲイに告る」第6話から最終話まで観ました(^^♪

☆ママ~ウウウウ~♫
 飛び降り自殺に失敗、重傷を負って入院する純。息子がゲイであることを知り、狼狽えるママ。男を好きになるなんて思春期にありがちな気の迷いよとか言うママに、純の鬱積していた憤懣が爆発!ふだんは寡黙で感情を表に出さない純の、激怒顔と声が新鮮でした。でも純ママ、立派な受け止め方してたと思います。
☆君がいない
 学校に来なくなる純に、クラスメートは複雑な思い。純との思い出の場所に行く三浦さんと亮平くん。話の内容とか話し方とか、まるで純が故人。

☆BL星
 腐女子の三浦さんもゲイの純も、社会的には宇宙人。それを前向きにとらえようとする三浦さんと純の笑顔が素敵です。
☆高校大パニック
 絵のコンクールで賞を獲った三浦さんが、終業式のステージで受賞のあいさつ、かと思いきや、純とのなれそめや自分が腐女子であることを大々的にカミングアウト。腐女子でいることって、そんなに決死の覚悟がいるものなの?!三浦さんの終業式ジャックで、会場はカオスに。止めようとする教師を、飛び出してきた亮平くんが必死に阻止。普段はチャラい亮平くん、別人のような熱い男気。生徒たちも三浦さん応援で、昔の青春ドラマみたいな展開に。感動的ではあるけど衝撃的でもある終業式、あれってほとんど事件ですよ。夕方のニュースで取り上げられるレベル。

 周囲の喧騒をよそに、あふれそうな想いを必死に抑えてじっと佇んでる純。目つきが怖い。出て来て何か言えよ!という小野くんの熱いメッセ-ジに、ついに純もステージに駆け上がる。三浦さんとキスして大盛り上がり。まるでアメリカのTVドラマなノリです。

☆ゲイあるある
 以前にゲイのことをバカにする発言をしてた後輩が現れ、純に謝罪。実は後輩もゲイだった!隠れゲイはわざとゲイのことを貶めて、好きな男の反応をチェックする癖があるそうです。

☆中学性日記
 遺言通りミスターファーレンハイトの家を訪ねる純、そこで知ったミスターファーレンハイトの正体に衝撃を受ける。勇気を出して純と会ってたら、悲劇はなかったかもしれません。悲しい。
☆この世にゲイと腐女子が生まれる理由
 三浦さんの説に純も視聴者も苦笑。ノーマルもLGBTも、みんな同じく等しく神さまが生み出したもの。違いなんかないのですね。
☆決心
 大坂に引っ越した純、大学生に。教室で自己紹介を始める純の笑顔に、ゲイであることから逃げ隠れせず生きていくだろう彼の未来に幸あれ!と心から思いました。

★総括
 「おっさんずラブ」の二番煎じドラマかと思ってたのですが、ゲイの生き辛さや性的苦悩を丁寧に真摯に描いた秀作でした。ゲイであることもフツーなこと、な社会になってほしいです。
 三浦さん、腐女子にしては???なキャラながら、男にも女にも媚びてない強く爽やかな女子でした。ゲイの美少年と付き合ってフラれるなんて、BL漫画以上にファンタジーな経験!腐女子としては本望だったことでしょう(笑)。藤野涼子、初めて知りましたが素朴な見た目と演技に好感。亮平くんや小野くんが、イマドキ男子すぎる風貌だったのがちょっと残念。もっとフツーっぽい男らしい少年だったら萌えたのに。
 金子大地くんの好演を讃えたいです。演技うまい!な俳優ではないけど、わらわらいるただのイケメン俳優、変わった役やっただけで演技派なつもり俳優にはない独特さ、そして美しさに毎回ハっとさせられました。怖い役、ヤバい役が似合いそうな怖い目つき、冷たい表情も魅力。市橋達也とか山地悠紀夫の役とか、闇が深すぎる若い犯罪者役にドンピシャだわ。ぜひ挑戦してほしい!
 クイーンの曲がガンガン使われてたのもタイムリー。クイーンのメンバーは故フレディを含めすごい親日家で、他国ではありえないほど日本では映画やドラマやCMでの楽曲使用の許可が得られてるのだとか。

 最優秀賞 金子大地
 優秀賞 藤野涼子
 悪くなかったで賞 谷原章介、亮平くん、小野くん、純ママ、ミスターファーレンハイトの声
 ???賞 カフェの店長、三浦さんのBL友とその彼氏

 ↑ マロとの再会が楽しみ(^^♪
コメント (2)
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