まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ニート探偵 ロス疑惑の怪

2019-06-17 | 北米映画 15~21
 今日6月17日は、大瀬良大地くんの誕生日!Happy birthday dear 大地~
 あの可愛かった、初々しかったルーキーも、早や28歳。わしも年をとるわけじゃのお。結婚もしたし、今やカープのエースにもなって、すっかり大人の男性。嬉しいけど寂しい気もする母親気分。それはそうと。明菜もビツクリな難破船状態に、再び陥ってるカープの再浮上を頼むわ大瀬良くん!この先ずっと大瀬良くんのことを応援するでしょうけど、そろそろ新たな赤い鯉人にも出会いたいとI wish!


 「アンダー・ザ・シルバーレイク」
 ロサンゼルスで暮らす無職の青年サムは、同じアパートに住む女性サラと親しくなる。だが、突然サラは失踪してしまう。彼女の行方を探るうちに、奇妙で不可解な出来事や人々と次々に遭遇するサムだったが…
 なかなかシュールで笑える迷宮映画でした。わけのわからない人々、わけのわからない出来事や状況に主人公だけでなく、観客も翻弄されつつ次に待ち受けてるものが楽しみになってしまします。サムは引き返せないほどドップリ謎のぬかるみにハマっていきますが、私だったら面倒くさいし怖いし途中で諦めるでしょうけど

 すごい行動力と気力体力ですが、そのエネルギーをもっと有益なことに使えよ~と呆れてしまいました。まず仕事しなさい。働きもせず家賃も滞納してるくせに、煙草や車に使うお金はあるなんて。日がな一日必死に真相を追う姿が、かなり世間的な常識とズレてます。真実を知ったからといって何のメリットもないのに、殺されそうになっても執拗に探り続けるサムもまた、どこかコワレてる異常者の一人にも思えました。現実?幻覚?妄想?な体験や光景など、どう考えても正常な精神状態じゃなかったし。

 サムが若くてイケメンなところも、残念すぎる笑いを誘います。ヘタレなニートなのに、そこで発揮するのか?!な勇気と努力も無駄すぎて滑稽。見た目も頭もいいし、別にコミュニケーション障害とかではなく友達もいるし、探りを入れる時の人好きのよさも魅力的だし、もったいなさすぎ。何が彼を社会からはみ出させたんだろう。夢見てたような人間になはれなかったと言ってたけど、若いんだから十分やり直せる!やり直せ!と、おやじな私は叱咤したくなりました。何やかや小賢しい屁理屈や言い訳を並べ、できるはずのことをやらない若者って、ほんと最近多くて嘆かわしいですよね~。
 サム役は、大好きなアンドリュー・ガーフィールド

 作品ごとに、どんどんいい男になっていってるガーくんですが。この映画でも、ニートなダメ男役なのにイケメン!顔の濃さがほどよい。脂肪無縁なほっそりスレンダーなスタイルも不変。顔、小っ!足、長っ!それよりも何も、イケメンなのに何やってんの?!な役と演技に驚かされます。かなり突き抜けてます。ちょっと変わったことしたぐらいで、俺ってスゴいだろ?演技うまいだろ?と言わんばかりな日本の若手俳優や某事務所タレントとは違う本物の役者魂の持ち主。気持ち悪いスレスレな珍妙さが絶妙。やたらとケツ出すシーンが多かったのもインパクトあり。GFと真昼間から下だけ脱いでバックからズコバコ、エロ本をオカズにシコシコ、貯水池からすっぽんぽんで逃げ帰るetc.日本のお笑い芸人でさえ二の足を踏むケツ出しっぷり。

 犬にションベンひっかけられてヒエー!とか、イタいほどにアホな愚姿。後年、黒歴史になるのではと心配になるほどでしたが、そんなリスクなどものともしない果敢さ、チャレンジ精神こそ役者にあるべき資質、ということを教えてくれるガーくんでした。同じような役ばかり、好感度UP狙いみえみえな俳優ほどつまんないものはないですし。

 パーティーやセックス、ファッションやドラッグなど、ロスのセレブやミュージシャンなど業界人の享楽に爛れた生活や文化が異様。いぬ殺しやホームレスの王さま、フクロウ女など、いったい何だったんだろう?な謎は未解決のまま?いろいろ経験して人間的に成長したサム、なんてありきたりなラストじゃないところも、ワタシ的には良かったです。「第七天国」、そしてジャネット・ゲイナーが意外な形で登場。

 ガーくんの最新作は、「博士と彼女のセオリー」のジェームズ・マーシュ監督の“Instrumental”です。ピアニスト役だとか🎹
 
コメント
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