まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

アホーニューワ~♬

2019-06-19 | 北米映画 15~21
 「アラジン」
 コソ泥の青年アラジンは、身分を隠して町にやって来たジャスミン王女と親しくなる。王国を支配しようと企む大臣ジャファーは、王女に会うため王宮に忍び込んだアラジンを捕らえ、彼に魔の洞窟から願い事が叶うとされている魔法のランプを盗ってくるよう命じるが…
 名作との誉れ高いアニメの実写版。オリジナルのアニメは未見。大ヒットした実写版「美女と野獣」をさほど面白いとは思えなかった私なので、やっぱヨゴレたおっさんにディズニー映画は向いてない…と期待薄で観に行ったのですが、どうしてどうして、すごく面白かったです!映画じたいよりも、楽しむことができた自分に感動
 日本人にも馴染み深いおとぎ話ですが、こんな内容だったっけ?と戸惑うほどに、何もかもがアメリカンなノリ。舞台が中東だろうがヨーロッパだろうが、どこであろうとコテコテのアメリカ風味にしてしまうディズニー、恐るべし!ほとんどアメリカ人のアラビアンコスプレ映画なのですが、中でも最もイマドキなアメリカキャラだったのが、ヒロインのジャスミン王女。その言動、そして歌までも、まるでMe,too運動でした。美人だけど、もう社会の理不尽さをイヤというほど味わって怒り心頭なアラサー女性って感じで、とても世間知らずなお姫さまには見えなかったです。

 まさにハリウッドの威信をかけたような、豪華絢爛なセットや衣装が目を驚かせ楽しませてくれます。美女と野獣ほどCG感、人間要らなくね?な感じが強くなかったのも良かったです。あまりにもゴージャスで、質素が好きな日本人の目には下品でケバケバしい悪趣味な成金に映ります。ジャスミン王女の部屋とか、あんなところで落ち着いて寝られんわ。日本人とは根本的に美的感覚が違うのですね。実際にも中東の王族や要人が感激し畏怖したという、日本の皇居のミニマリズムのほうに真の美、高貴さが感じられます。
 ミュージカルシーンが、いかにもアメリカンなノリで好き。特にアラジンがアリ王子として来城するシーンが、圧巻のド派手さで楽しかったです。魔法の絨毯でアラジンとジャスミン王女が夜空を飛ぶシーンで、あの有名な曲が流れてきてスウィート&ロマンティックな気分をアゲてくれます。

 アラジン役のメナ・スマードは、うう~ん、たまに錦戸亮に似て見えたり、私好みのイケメンじゃなかったのが残念。アラジンの見た目もキャラも、少年っぽすぎるというか、ジャスミン王女のほうがかなり年上に見えた。ジャスミン王女役のナオミ・スコットは美人!アラジンとは逆に、大人っぽすぎなような気がしないでもなかったけど。アラジンより、ジャファー役のマーワン・ケンザリのほうがイケメン♡

 アラジンより、ジャファーに抱かれたいと思いました顔が優しいのであまり極悪に見えなかったし、あの役にしては若すぎて貫禄とか面妖さ不足も否めなかったけど、いい男なのでノープロブレム(^^♪本国オランダではセクシー俳優として人気みたいなマーワン、ラスト近くの巨大な魔人に変身するシーンでは肉体美も披露。「オリエント急行殺人事件」など英語圏映画への出演も増えたマーワン、ハリウッドでも成功するといいですね。本国の出演作も観たい。
 アラジンといえばのキャラ、魔法のランプの魔人ジーニー役は、大物スターであるウィル・スミス。

 セクシーで可愛かったウィル・スミスも、すっかりおっさんになりましたね~。でも、カッコいいおっさんです。イケメンなだけで無芸な俳優よりは、はるかに魅力的です。元々は人気ラッパーでコメディアンだった彼が、久々の本領発揮なはっちゃけ演技。シリアスな時より、やっぱコメディな彼のほうがイキイキしています。ちょっと張り切り過ぎてイタい、とも思ったけど。
 魔法のランプを手に入れたら、皆さまは何を願うでしょうか。私は3つなんて欲張りません。願い事ひとつだけ~♪by 小松未歩。でもめちゃくちゃ強欲な願いなので、ジーニーに嗤われることでしょう

 ↑ マーワン・ケンザリ、1983年オランダ生まれの現在36歳。嵐と同世代!本国の主演作日本公開をI wish!


 
コメント (4)
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