「殺しのファンレター」
女優のサリー・ロスの熱狂的ファンである青年ダグラスは、ファンレターの返事が彼女本人ではなく秘書から送られてくることに不満を抱いていた。ダグラスの執拗な手紙を気味悪がった秘書は、冷たい拒絶の通達を彼に送る。激怒したダグラスは秘書を襲い重傷を負わせ、それを機にサリーに近い人間を次々と殺傷し、ついにはサリーをも…
「ターミネーター」のイケメン未来戦士カイル役で脚光を浴び、特に日本で絶大な人気を得たマイケル・ビーンが、そのブレイク前に出演したサイコサスペンス。当時27歳ぐらい?当然ながら若い、そして可愛い!役は異常なストーカー男で、やってること言ってることすべてがイカレたキ〇ガイなのですが、ぜんぜん気持ち悪くないです。私からしたら、フツーにしてる千原ジュニアとかバナナマン日村とかのほうが数億倍キモい怖いです。
精悍でセクシーなカイルと違い、爽やかで純朴な80年代の好青年風なマイケル。役は全然違うけど、愁いがあって薄幸そうなところはカイルと共通。それこそが日本の女性に受けたマイケルの魅力でしょう。見た目も気持ち悪い俳優がダグラスを演じたら、もっと怖い映画になってたことでしょうけど、そんな俳優や映画なんて私には必要ないんです。ぜんぜん怖くなくてもイケメンのほうがいい!怖くないけど決して大根演技というわけではなく、表情とか目つきとかに宿る暗い情熱、無視されたり冷たくされ傷つく様子がデリケートな子どもみたいで痛ましくもあって、ただの不気味なイカレ男にならありえない憐みを感じてしまいました。
タガが外れてどんどん狂暴化していくダグラス、イケメンなのにもったいない!あんなイカレ人でなくフツーに生きていれば、見た目のおかげで何かと得をする人生だったはずなのに。何が悲しくてストーカーなんかに。それにしても本格的ストーカーって、ほんと気力体力そして時間が要る犯罪。あの行動力と計画性、まともなことに活かせてればきっと、ひとかどの人物になれたはず。サイコパスってルックスがよく知能指数が高い人が多いって聞くけど、先天的に持って生まれたものはもうしようもないのでしょうか。
ゲイバーで若い男を引っかけ、誘惑して殺して死体にガソリンまいて焼き、自分が死んだように偽装するダグラス。男同士の絡みをもっと濃密にしてほしかったです。プールのシーンや着替えシーンでチョコチョコ脱いでるマイケル、ターミネーターの時のような肉体美ではないけど、レコード店の店員にしてはいいカラダしてます。
若かりしマイケル・ビーンのイケメンぶりは一見の価値ありですが、映画そのものは設定も展開もありきたりなB級サスペンスです。サリー役は往年の大女優ローレン・バコール。男前系いい女な物言いや物腰、シャキっとした姿勢や歩き方、美しい足、タバコの吸い方、舞台のミュージカルシーンでのハスキーな歌声など、カッコいい女性って感じで素敵なのですが、いかんせんもうお婆さんダグラスが性的な妄想も抱く対象としては、いささかお年を召しすぎ。アップになると不自然な紗がかかるのが、いかにも老女優への配慮。男たちからモテモテなのも、かなり無理があった。サリーのキャラもい人すぎ。女優があんないいひとだとつまんないし、リアリティない。サリーの秘書役は名女優のモーリン・ステイプルトン、サリーの元夫役がジェームズ・ガーナーと、脇役の顔ぶれがシブかったです。
女優のサリー・ロスの熱狂的ファンである青年ダグラスは、ファンレターの返事が彼女本人ではなく秘書から送られてくることに不満を抱いていた。ダグラスの執拗な手紙を気味悪がった秘書は、冷たい拒絶の通達を彼に送る。激怒したダグラスは秘書を襲い重傷を負わせ、それを機にサリーに近い人間を次々と殺傷し、ついにはサリーをも…
「ターミネーター」のイケメン未来戦士カイル役で脚光を浴び、特に日本で絶大な人気を得たマイケル・ビーンが、そのブレイク前に出演したサイコサスペンス。当時27歳ぐらい?当然ながら若い、そして可愛い!役は異常なストーカー男で、やってること言ってることすべてがイカレたキ〇ガイなのですが、ぜんぜん気持ち悪くないです。私からしたら、フツーにしてる千原ジュニアとかバナナマン日村とかのほうが数億倍キモい怖いです。
精悍でセクシーなカイルと違い、爽やかで純朴な80年代の好青年風なマイケル。役は全然違うけど、愁いがあって薄幸そうなところはカイルと共通。それこそが日本の女性に受けたマイケルの魅力でしょう。見た目も気持ち悪い俳優がダグラスを演じたら、もっと怖い映画になってたことでしょうけど、そんな俳優や映画なんて私には必要ないんです。ぜんぜん怖くなくてもイケメンのほうがいい!怖くないけど決して大根演技というわけではなく、表情とか目つきとかに宿る暗い情熱、無視されたり冷たくされ傷つく様子がデリケートな子どもみたいで痛ましくもあって、ただの不気味なイカレ男にならありえない憐みを感じてしまいました。
タガが外れてどんどん狂暴化していくダグラス、イケメンなのにもったいない!あんなイカレ人でなくフツーに生きていれば、見た目のおかげで何かと得をする人生だったはずなのに。何が悲しくてストーカーなんかに。それにしても本格的ストーカーって、ほんと気力体力そして時間が要る犯罪。あの行動力と計画性、まともなことに活かせてればきっと、ひとかどの人物になれたはず。サイコパスってルックスがよく知能指数が高い人が多いって聞くけど、先天的に持って生まれたものはもうしようもないのでしょうか。
ゲイバーで若い男を引っかけ、誘惑して殺して死体にガソリンまいて焼き、自分が死んだように偽装するダグラス。男同士の絡みをもっと濃密にしてほしかったです。プールのシーンや着替えシーンでチョコチョコ脱いでるマイケル、ターミネーターの時のような肉体美ではないけど、レコード店の店員にしてはいいカラダしてます。
若かりしマイケル・ビーンのイケメンぶりは一見の価値ありですが、映画そのものは設定も展開もありきたりなB級サスペンスです。サリー役は往年の大女優ローレン・バコール。男前系いい女な物言いや物腰、シャキっとした姿勢や歩き方、美しい足、タバコの吸い方、舞台のミュージカルシーンでのハスキーな歌声など、カッコいい女性って感じで素敵なのですが、いかんせんもうお婆さんダグラスが性的な妄想も抱く対象としては、いささかお年を召しすぎ。アップになると不自然な紗がかかるのが、いかにも老女優への配慮。男たちからモテモテなのも、かなり無理があった。サリーのキャラもい人すぎ。女優があんないいひとだとつまんないし、リアリティない。サリーの秘書役は名女優のモーリン・ステイプルトン、サリーの元夫役がジェームズ・ガーナーと、脇役の顔ぶれがシブかったです。