まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

鈴ヶ森奇譚

2007-04-11 | 日本映画
 気づかぬ間に、すっかり桜は散ってしまい、季節を先取って私は、早くも五月病に罹患♪流行に疎いくせに、こんなのに限っては誰よりもトレンディ(死語)な自分が嫌...越えてはいけない柵、飛んではいけない絶壁からホップ・ステップ・ジャンプ、ふわり身を踊りだしそうになる、dangerous seasonです。
 帰宅すると家の前で、近所のオバはんたちの井戸端会議に出くわしてしまいました。
 険しい表情で、ひそひそ話してるので、何かあったのかしらん?と、こっちまで緊張。聞くところによると...今朝早く隣のオバさんが、裏口に干してあったタマネギを盗もうとしてた老人を、現行犯で捕まえたとか。私んとこも、タマネギ盗られたんよ~!同じ人に決まっとるわ!と、向かいの未亡人もプンプン。タマネギ泥棒か~何だか春らしい、ほのぼのした話題だよなあと、ちょっとだけ気持ちが軽くなったのだった。

 お松の独り邦画男前映画祭①
 「泪橋」
 ちょっと古い、70~80年代の邦画が好きです。なぜって、私好みの男前が、いっぱい出てるから
 今の人気俳優って、見た目はカッコいい可愛いけど、何だろう?ファッション感覚の雰囲気だけ、というか、軽い薄い?演技にもソツがなくて、冒険や破綻がないというか。つまり、面白くないんだな。見ていて、ハっとしてグー(古っ)じゃないんです。
 その点、ひと昔前の邦画は、ずっしり重く、こってり濃い男優の宝庫!中でもmy favorite双璧は、緒形拳と渡瀬恒彦。今回は、つね彦にメロリンキュ~
 東京下町にある、泪橋。その界隈にある家に昔、警察に追われていて匿ってもらったことがある主人公が、フラリと寄ってみると、自分と同じように、一人の女が身を潜めていて...
 話は、???ちょっと、いや、かなり不思議系映画。難解というより、奇怪?原作&脚色は、村松友視&唐十郎。
 主人公たちが匿われてた家や、その周辺が、独特の雰囲気。まるで異次元空間みたい。そこで展開される話や人間模様が、隠微な夢想世界って感じ。
 渡瀬恒彦は、やっぱ素敵~
 兄貴の渡団長もイカすけど、ひたすらカッコいいだけの団長と違って、弟つね彦は、いい感じに崩れた男の色気と魅力があって、萌えます。最近は、おみやさんとか十津川警部とか、人の善さそうな温厚おぢさん風になってるけど、昔は今で言うチョイ悪風で、い・け・な・いフェロモンぷんぷん放ってるのです。
 つね彦、この映画では、謎の女に魅了されて、不思議世界の住人になってしまう男を演じています。
 しがないセールスマンになってるけど、実は昔は親分の情婦とネンゴロになって組に追われてる間に、当時激化してた学生運動の過激派と間違えられ、今度は警察に追われるハメに陥った元ヤーさんという、何か可笑しいけどフツーじゃないところが、つね彦らしい。
 男の色気を醸す、くたびれたスーツ。背が高くてカッコいい。髪の毛は、当時から危険信号だが。そして、ヒロインとのエロいベッドシーン。昔は何てことない程度だったんだろうけど、今こんなベッドシーンする俳優、いないですよねえ。つね彦のガッチリした浅黒い裸が、セクシイブリーフ一丁姿も見せてくれます。
 ヒロイン役の佳村萠が、見た目も演技も雰囲気も、ほんと不思議ちゃん。脱ぎっぷりがスゴかった。
 あと、二人を匿ってくれる爺さんコンビが、いい味+キモい。二人の江戸っ子調会話が、面白い。てやんでい!とか、べらぼうめ!とか、~だぜ!とか、今でも東京下町で聞けるのかな。
 泪橋って、あしたのジョーの舞台になった場所だとか。近くにある鈴ヶ森刑場跡地と橋との由来話が、興味深かったです。
 あと、当時世間を騒がせていたイエスの方舟が、ちょっとだけ話に絡んできたりします。
 
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アンフェア⑦~最終回 フェアウェル、瑛太

2007-04-09 | 日本のドラマ(連続)
 「アンフェア」第7話から最終話を観ました...

☆同じ男でも...
 卑劣な上司アベサダオに詰め寄る、新米刑事瑛太。その身長差、顔の作り・大きさの違いときたら!同じ男、いや、人間同士とは思えません。
☆和製キューティブロンド・浜田マリ
 よく見たら、結構美人?でも、アップになった怪しい表情が怖い...
☆加藤雅也のファッションが
 いつもチンドン屋みたいなチョッキ&ネクタイ。フツーの男がすると、ただの悪趣味だけど、カトちゃんみたいな超二枚目だと、何かオシャレ?
☆婦警の制服で、警察署内から逃走するキムタエ
 その制服、どこで手に入れたんじゃ~!
☆雪平の部屋に身を潜める怪我人・安藤くん
 何でもないトレーナー&スウェット姿なのに、何て可愛くてオシャレな感じなの瑛太!
 雪平に、特殊任務を与えられる安藤くん。それは...雪平の娘ミヨちゃんのベビーシッター!
☆井上じゅん先生、再登場
 でも、他殺死体として♪死に顔が怖笑!
☆病院でボヤさわぎ
 容疑者が来るかもしれないと、あんな厳戒な警備態勢を敷いてたのに、あんなボヤくらいで、張り込みの刑事たちったら、ガード中の浜田マリを見捨てて、しかも患者や病院関係者よりも急いで、みんなトンズラ!おいおいっ
☆犯人に罠を仕掛ける雪平
 って、死んだふり作戦って、前と同じじゃん。犯人も、おかしいと思えよ。
☆ついに姿を現した犯人!
 ビンゴ。やっぱり。動機も思った通りすぎて、何か脱力...
 犯行手段が凝ってたわりには、この単純な動機。名探偵コナンと同じですね。
 回想シーン、めちゃくちゃ悪人顔のパチ屋の店長&従業員に、笑!
 ネタバレしない程度に、ツッコミさせてもらうと...
 犯人の正体は、やっぱアンフェアです。第一、犯人が雪平のごく身近に配属されたことじたい、ありえないのでは。警察内部に、スゴいコネでもあったのかな。
 犯人、あんなに頭いいんだから、パチ屋に手の込んだイヤガラセや脅迫でも仕掛けて、親友を救えば良かったのに。
 ていうか、あんなひ弱そうな親友が、凶暴そうなパチ屋の従業員を皆殺しにできたのも、不思議だ。
 犯人が作った復讐サイトに集ってきたのが、みんな雪平の関係者ってのは、どうよ!?偶然なら、ありえない!
 あと、いったいトータル何人殺されたの!?最初の事件の被害者(公園で、サラリーマンと女子高生)は、いったいなぜ殺されたの?教えて偉い人!
☆総括
 面白かったです。ツッコんだらキリがないので、↑程度で止めときます♪
 瑛太が、やっぱ超かっこかわいかった~
 犯罪ドラマは、howよりwhyというか、奇抜な手段よりも、やっぱ深い動機を描いたもののほうが、私は好きだなあ。P・J・ジェイムス原作のダルグリッシュ警視ものとか、ヘレン・ミレン主演の「第一容疑者」シリーズとか。
      
 瑛太が出てこないので、スペシャル版も映画版も、興味なし♪って、これって最悪のネタバレですか?
 

 
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春休みは終わった

2007-04-05 | 北米映画 20s~50s
 花見に行く前に、もう散ってしまいそうな桜。
 ひと気のない小公園を横切る帰宅途中、ざわわと強い風にさわぐ夜桜のように、そぞろ妖しい胸騒が...有名な小説ではないけど、桜の樹の下には、何か怖いものが埋められているような気がして...
 バカバカしい。わざと陽気に歌など歌いながら、歩を早める私。桜 桜 いつまで経っても来ぬ人と 死んだ人とは同じこと~♪って、は!?誰か、いや、何かいる!?一瞬、すごい悪寒を背に感じ、はっと振り返る私。無人の暗闇が広がるばかりなのに、誰かに見られているような感覚。あ、あわわ。幽霊とか妖怪ならいい。痴漢や通り魔はイヤー!!と、怖くなり急いで公園を出たのだった。その不審な様子は、私のほうこそ公園に死体でも埋めたんじゃないか、と疑われそうな形相だったことでしょう。まこと、春の夜は、あやしかりけり...

 「素晴らしき休日」
 キャサリン・ヘプバーン&ケーリー・グラント主演のコメディ。
 陽気で無欲な主人公が、結婚を承諾してもらうため、恋人の実家を訪ねる。想定外の大邸宅に、初めて恋人が大金持ちの令嬢だと知り、驚く主人公。彼の天衣無縫な人柄に、上流社会の偽善や体裁にウンザリし窮屈していた恋人の姉は、心惹かれてゆくが...
 殺伐した気分の時に、優雅で楽しい往年のハリウッド・クラッシック喜劇を観ると、何だか心がほぐれます。
 恋人の実家は、まさに華麗なる一族って感じ。広々と迷子になりそうな大邸宅。ピパピカの大理石。長い典雅な装飾の階段。エレベーターまであるし。家族の人数より多い、恭しい使用人。食事のたびに、正装に着替えたり。メンドいなあ、掃除が大変だろうなあ、なんてことが気になる私、悲しき庶民...
 とにかく、邸宅のセットが美事だった!オスカーの美術賞を受賞したとか。納得。
 金に執着せず、自由な人生を何よりも求める主人公が、目の前にブラ下げられた富や地位にも屈せず、自分を貫くところが、爽快でカッコいい。あんな風に生きられたらと憧れるけど、無理だよなあ。妥協しまくってでも、安定した人生を歩みたい、と思うのは、私だけではないはず。
 父親になびかない主人公に、恋人は呆れて怒って、気持ちも冷めてしまう。所詮その程度の愛だった、と主人公は悟るのですが。確かに彼女はスノッブだけど、余程のことがないかぎり、贅沢な生活は捨てられないと思う。捨てさせるほどメロメロにできなかった主人公も、もともと彼女への愛は大したことがなかったのでは。
 なのでラストの、主人公のホっとした、サバサバした嬉しそうな様子に苦笑!愛する女と別れた男の顔じゃないよ。まるで便秘が解消したかのようで、笑えます。ああ~もったいない~!せっかくの逆玉が~!と、やっぱ庶民な私は思うが...
 ケーリー・グラントの、おチャメで元気いっぱいの演技が、微笑ましいです。バック転まで見せてくれます。主人公のキャラ、ノーテンキというか、明るい不思議くん?友達にいたら、楽しいだろうなあ。
 恋人の姉役キャサリン・ヘプバーンも、反骨娘を快演。気が強くてキツいけど、ドライなユーモアが素敵。でも今回のヒロインは、ちょっと内面が子供っぽい?死んだママとの思い出が残る、子供の遊戯室にプチ引きこもってるし。映画に出てくる、オトナになるのを拒否ってるピーターパン症候群の、サキガケ的キャラかも?
 飲んだくれな末弟も、なかなか良い味を出しています。
 主人公は、今までガツガツ働いてきたので、稼いだら仕事を休んで、働くことの意義を模索したい、という願いを抱いてましたが。私は、まとまった金ができたら仕事を休むんじゃなくて、辞めたい!できたら一生!働くことの意義なんか忘れて、死ぬまで怠け者したい~!夢のまた夢ですが...
 
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女の情に蛇が棲む

2007-04-04 | スペイン映画
 けだるい春の午後。仕事の合間に、まったりhaving a break....かったるさに、おのずと会話もユルい内容に。最近、ウップス!ついやっちゃった~!ってコト、ある?
S美『ポテチのバカ食い。何か時々、死ぬほど食べたくなるんです』
K『俺は、休みの半日以上、マン喫で潰したことですかね』
私『わしは、そうじゃのお。またデパートのトイレから、トイレットペーパーを持って帰ってしもうたことかのお。もう癖なんです。私のこと、便所ウィノナ・ライダーって呼んでいいよ...』
K『Y、おまえは?』
Y『夢精!』
 いっせいに、飲んでたコーヒーを噴き出す私たち。おいおいっ夢精って!相変わらず空気を読まん奴じゃ!でも、またオイシイところを不思議くんに持っていかれ、a little くやP私なのだった。

 「女王フアナ」
 大航海時代のスペイン。実在した女王フアナの、狂気にも似た愛の物語。
 夫王を熱愛するあまり、常軌を逸してしまうフアナの言動が、イっちゃってて恐いというより、笑えます。
 清純な乙女だったフアナが、夫と契りを交わした途端、色狂いの淫婦に変貌!いつでもどこでも、彼とヤリたがる発情っぷり。そんな女房にドン引き&辟易して、もともと女好きだった夫は、女官や娼婦と浮気。それをフアナが黙って見過ごすわけもく、夫と愛人の密会部屋に乗り込んで、房事後のベッドを犬のようにクンクン嗅いで、逃げた愛人を割り出し(警察犬も真っ青!)。そして、ハサミで彼女の髪の毛を無残にバッサリ切ったり。密偵に夫を尾行させるわ、ヒステリー起こしてDV(夫の首筋にナイフつきつけたり、いきなりビンタしたり)、ヘンな魔術に頼ろうとするわ、元ボーイフレンドの将校をアテ馬にして、夫を嫉妬させようとするわetc.その、寝ても覚めても夫のことしか頭にない、ぶっとび色ボケっぷりが圧巻です。
 夫以上に、いちいち付き合わされる周囲のほうが大迷惑!国政を憂い、そのことで重々しくお伺いを立てても、フアナにとっては国<夫の新しい愛人を探し出すこと。幽閉されそうな事態になっても、どーでもいいって感じで夫・夫・夫!何を言っても、聞く耳もってくれないフアナですが、今に王座だけじゃなく、夫とのベッドからも降ろされますよ!という諫言にはハっとなって、そーはさせるか!と、俄かに女王の威厳を示そうとするところが、何か笑えます。玉座よりも、夫とのベッドが大事なのね!
 王さま女王さまらしい仕事はほとんどせず、ひたすら下世話な痴男痴女の醜態を繰り広げる主人公たちは、はっきり言ってバカみたいなんだけど、その凡下同様な振る舞いに、男女の愛欲に身分は関係ないんだなあ、と共感?
 劇中、自他ともに狂った女と認めてるフアナですが、かなりエキセントリックだとは思うけど、狂ってるとまではいかないのでは。同じ恋狂い女なら、「アデルの恋の物語」のアデルのほうが、はるかに病的でアブないし。まあ、アデルもフアナも、男の気持ちなんか二の次で、独りよがりな愛に悪酔いしてるだけ。アデルはストーカー行為に、フアナは嫉妬に歪んだ自己満足、悦びを見出してるって感じ。
 完全に狂人なアデルと違ってフアナは、ただ感情が激しく、性欲が強いだけのようにも思えます。権力と重責を担う女王じゃなかったら、市井にもよくいる、単に嫉妬深い、情の濃い女性として生きられたのでは。でもまあ、あんな女に愛されちゃ、男もたまんないだろうなあ。
 フアナ役のピラール・ロペス・デ・アジャラは、可憐で清楚だけど、ちょっと地味顔。脱ぎっぷりは良かった。もしアデルの頃のイザベル・アジャーニだったら、より美しく壮絶で悲痛な、スゴい映画になってたかも。
 夫王役の俳優は、ジョージ・クルーニー似?ハンサムだけど、すげー濃い!そして、すごい肉体美でした。中世の男性は、どんな筋トレしてたんだろう。
 華美ではなく、質実剛健っぽい荘重な宮廷衣装も、印象的。

 
 

 
 
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妄愛サインはJ!

2007-04-03 | イギリス、アイルランド映画
 涙の数だけ強くなれるよ~♪なんて歌が、むかし流行ったけど...
 涙って流し過ぎると、強くなるどころか、心は湿気てカビが生えて、ボロボロ腐ってしまうのではないかなあ、なんて眠れぬ夜に沈思してしまいます。
 そーいや私、もう何年も泣いたことないなあ。いつもジメジメ湿った心と、ゴビ砂漠のようにカラカラな心、どっちが嘆かわしいのでしょうか...

 「Jの悲劇」
 新007ことダニエル・クレイグ主演のサスペンス。
 気球船の事故に遭遇した、主人公の大学教授。救出中に死人が出たことで、密かに罪悪感を抱いていた彼の前に、同じく救出に加わった男が現れ...
 全体的にカッタルい感じで、ちょっとだけウトウトしてしまいましたが、ストーカーに悩まされ、そのせいで主人公がだんだんコワレ始め出すと、面白くなりました。
 この映画が特異なのは、ストーカーするのもされるのも男、という点。とにかく、リス・エバンズ演じるストーカー男が、キモい!

 別に危害は加えてこないけど、主人公の行く先々に出没しては執拗に、『気づいてるだろ?』とか『思わせぶりなことしないでくれ』とか、ワケのわからないことを言い、ついには愛の告白&要求まで。しかも、公衆の面前でするので、迷惑困惑以外のナニモノでもない。主人公には全く身に覚えがないし、相手が美少年・美青年ならまだしも、見るからに怪しいキモ男なので、戦慄倍増!
 このストーキング行為、気球事故と何か関連があるのかな?と思ってたら、そうではないようで、他人の言動を自分への好意と思い込んでしまう、一種の精神病らしい。
 誰にだって、多かれ少なかれ、思い込み・勘違いはある。あの人の微笑み、ひょっとして私への好意?とか。それを病的に肥大させると、ストーカーになってしまうんですね。
 主人公の場合、事故の時に親切にしてやったことが、男に勘違いさせる引き金に。カーテンの開け閉めを、あれは僕を愛してるという合図だ!とか、あれは彼女が留守だという合図だ!とか、勝手に解釈される始末。いい加減にしろ!とか、ふざけんな!と激怒しても、『分かってるよ』と、また勝手に解釈されてしまうのが、怖いけど笑える。恐怖と不快感に苛まれ、いつの間にか主人公も、ある意味ストーカー男以上に錯乱、オカシクなっていく姿が、面白いです。
 主人公役のダニエル・クレイグ、かなり神経症チックな迫真の演技。まともな時は、知的でシブい!

 やっぱ彼って、すごくオシャレ?何でもないジーパンやジャケットでも、さりげなくてカッコいいんだよなあ。同じ格好でも、キアヌ・リーブスとかだったら、ダサいモサいはずだし。
 ラスト、ダニクレとエバンズの対決シーンが、あうう、激キモ!オエェ~!YAOIな私でも、いや、YAOIな私だからこそ、あれはアカンわ!でもダニクレ、キスが上手そう
 「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッチェル監督作品。そーいや、ノッティングヒルでも、キモ男役だったよなあ、リス・エバンズ。あれは笑えたけど、今回はキモすぎて笑えません。
 イギリスの美しい田舎で、ピクニックしてみたい!
 
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春風駘蕩!イケメン百花繚乱②

2007-04-02 | 日本のドラマ(単発)
 録画してた、土曜ワイド劇場「炎の警備隊長 五十嵐杜夫5」を観ました。my dear 小泉孝太郎が、脇役ではなく準主役で出演してる、貴重なシリーズ。
 あいや~!コータロー、めちゃくちゃカッコかわいいやんけ~イケメン度に、磨きがかかった!?明るくて爽やかで、別に坊ちゃんの役じゃないのに、隠せないボンボンっぽさ!警備員の制服も、コスプレっぽくて萌え~
 演技も、良くなってきてるじゃん。陰影や翳りのある役は無理だけど(去年末の「波の塔」、まだ彼には荷が重い役だった)、こーいう明るく健康的な役は、魅力が活かせてる。
 コータローのファッションセンスが、好きです。清潔で上品で、それでいてオシャレで。若い警備員の給料じゃ買えないだろ~!な、カジュアルだけど高価そうなコータローの私服も、このシリーズの楽しみのひとつ。
 コータロー、もう28歳なんだけど、大学生にしか見えない。なので、副隊長っていうポストが、何だか似つかわしくないのも、ご愛嬌。
 内野朝陽とか山崎祐太とか、コータローの同僚も、ナニゲに気になるメンツ。そーいえば!シリーズ初期に出てたコータローの先輩役、ビョンホン声こと高橋和也は、どーなったの!?和也も出して~!
 久々に見た萩原流行。セレブな美容外科医役なんだけど、演歌歌手のステージ衣装みたいな白いスーツが笑えた。
 話じたいは、いかにも土ワイって感じで、ベタ&お粗末。コータローが出てなかったら、アホらしくて最後まで観てられなかったでしょう。大仰な警備態勢、皇族や政治家のSPじゃあるまいし!周囲で殺人事件が起きすぎ!
 小林ネンジ、さっさと主役を、コータローに譲りなさい!次回からは、「爽やか警備隊長 黒崎主税」で頼む!
      
 女性週刊誌とかで、娘の恋人or婿になってほしい俳優とかに選ばれそうなコータロー。好視聴率だった「ハケンの品格」に続いて、4月からも連ドラ連投!でも...石原サトミ主演「花嫁とパパ」って...タイトルからして、萎え~恐ろしくつまんなそう。おまけに、また4・5番手。ヒロインの相手役は、ガツーン?ジュース?の子。何なの、この子!?最近のアイドルって、ほんと理解不可能!こんな、夜中のコンビニの前やゲーセンで、ヘラヘラフラフラしてそうな、貧相なプータローみたいな男の下座に、やんごとないコータローがつかねばならないなんて、納得できん!
 邪ニーズが権力を握ってるかぎり、瑛太にもオグリンにも佐藤隆太にもコータローにも、華やかな主役の座は巡ってこないのでしょうか。芸能界って、理不尽な世界だなあ。
 
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春風駘蕩!イケメン百花繚乱①

2007-04-01 | 日本のドラマ(単発)
 まだ知る人ぞ知る存在だった頃の、瑛太&佐藤隆太&小栗旬が競演した、幻?の深夜ドラマ「男湯1&2」を観ることができた!
 第1話...銭湯の跡取り息子・瑛太は、所属する劇団の仲間・佐藤隆太と、町内会のイベントで、戦隊ボゴレンジャーを演じることになるが、隊員数と稽古時間が足りない。バタバタしてるうちに、謎のオタク美少年とホストの小栗旬が、なぜか加わって...
 第2話...貧乏で空腹な瑛太と佐藤隆太は、町内会の柔道体大会の優勝賞品が松茸だと知り、出場しようと張り切るが...
 いやあ、かなり面白かったです。話は、ぶっちゃけ、ほとんどない。4人の男の子が、延々とコント&漫才してるって感じ。彼らの元気いっぱいなボケツッコミと、小ネタの効いた台詞が笑えます。く、くだらね~!けど、それが面白い。ドラマというより、小劇団の演劇っぽい?
 最近の若手お笑い芸人でもやらないような、瑛太&佐藤隆太&小栗旬のアホバカっぷりが、とにかく最高!アッパレよ!
 真面目だけど、お人よしなマヌケくん、というオハコなキャラ、ここで瑛太は培ったのかな?WBの頃のような短髪なので、あのデカい福耳が目立って可愛い猿みたい!ツルンとほっそりした足、スネ毛がない!
  
 佐藤隆太は、すごいハイテンションで圧巻!ずっと喋ってる&わめいてる!ほとんど静止せず、ノンストップで動きっぱなし!あひゃひゃひゃぁ~みたいな笑い方が、笑えると同時に、ジャンキーっぽくて怖い。もじゃもじゃ頭も可愛い!
  
 小栗旬は、デフォルメされたナルシーさ、飛び出すホスト用語や仕草が、ヘンすぎて笑える。今のホストっぽさは少しキモいけど、この頃のそれは、カッコイイ!瞳と声がキレイ!
  
 3人とも、個性的なイケメンなので、ビジュアルだけでも楽しめます。息の合った掛け合いや、多い長い台詞さばき、アホすぎる表情&動きなど、ルックスだけじゃなく、演技力もなかなかだと感心。他の若手とは、頭ひとつ抜けた魅力実力は、この頃から萌芽してたのでしょう。
 タイトルから受ける期待も、もちろん裏切られません3人の裸は、たっぷり堪能できます。でも、3人とも長身でスタイルはいいけど、まだ少年体型というか、やせすぎ。なので、ショタコンならヨダレものだけど、マッチョ好きには、非セクシイです。
 裸の他、ボゴレンジャーの戦闘服姿や、似合わなさすぎな柔道服姿とかも、アホ可愛い。オグリンは、ホストキャラのまんまでアルプスの少女ハイジの扮装、とかでも笑わせてくれます。
 あと、女っ気がほとんどなく、イチャイチャ楽しそうな4人の男子に、そこはかとなくYAOI心もくすぐられます。
 男湯3は、さすがにないかなあ。かなりメジャーになった3人なので、また競演は難しいかもしれないけど、ぜひゴールデンタイムの連ドラで、再結集してほしいなあ。コメディもいいけど、できたらシリアスなドラマで。


 
 
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