昨日の夕刊に、ジャック・パランスの死亡記事が載っていました。今月の10日、カリフォルニア州の自宅で87歳で亡くなったそうです。
新聞記事では「シェーン」での黒づくめの悪役で、アカデミー賞の助演男優賞候補になったことがあり、その後、喜劇に転じ、「シティ・スリッカーズ」で92年のアカデミー助演男優賞を獲得したとありました。
喜劇に転じてからの彼を私は知らないのですが、私が一番印象に残っている彼の姿といえば、56年のロバート・アルドリッチ監督作品「攻撃」の彼です。臆病で無能な上官エディ・アルバート(彼はオルドリッチ監督のお気に入りの悪役で、「ロンゲスト・ヤード」でも、卑劣な刑務所長を演じていました)の無理な命令で、部下を死なせ、自分も敵の戦車に轢かれ、右手がぶらんぶらんの半死半生の状態で、怒りの鬼と化し、エディ・アルバートを殺しに行くも、彼の目前で力尽き、倒れるという役を迫力満点で演じていました。
また、63年のゴダール監督作品「軽蔑」での、お金に物を言わせてオープンカーを乗り回すアメリカの映画プロデューサーの役も思い出されます。(当時、この映画のジャック・パランスは本人そのものだった、と言われたものでした。)
とにかく迫力満点で豪快な、といってもその細身の体がスマートでもある、カッコイイ役者さんでした。「シティ・スリッカーズ」というのは、まだ見ていないので、ちょっと探してみようと思っています。
新聞記事では「シェーン」での黒づくめの悪役で、アカデミー賞の助演男優賞候補になったことがあり、その後、喜劇に転じ、「シティ・スリッカーズ」で92年のアカデミー助演男優賞を獲得したとありました。
喜劇に転じてからの彼を私は知らないのですが、私が一番印象に残っている彼の姿といえば、56年のロバート・アルドリッチ監督作品「攻撃」の彼です。臆病で無能な上官エディ・アルバート(彼はオルドリッチ監督のお気に入りの悪役で、「ロンゲスト・ヤード」でも、卑劣な刑務所長を演じていました)の無理な命令で、部下を死なせ、自分も敵の戦車に轢かれ、右手がぶらんぶらんの半死半生の状態で、怒りの鬼と化し、エディ・アルバートを殺しに行くも、彼の目前で力尽き、倒れるという役を迫力満点で演じていました。
また、63年のゴダール監督作品「軽蔑」での、お金に物を言わせてオープンカーを乗り回すアメリカの映画プロデューサーの役も思い出されます。(当時、この映画のジャック・パランスは本人そのものだった、と言われたものでした。)
とにかく迫力満点で豪快な、といってもその細身の体がスマートでもある、カッコイイ役者さんでした。「シティ・スリッカーズ」というのは、まだ見ていないので、ちょっと探してみようと思っています。