WOWOWで、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の'04年作品「ヒトラー~最期の12日間」を見ました。
内容は、ヒトラーの最期の12日間というよりも、第二次世界大戦のベルリン陥落の最期の12日間といったもので、ヒトラーに限らず、それ以外の人々の様子もふんだんに描かれていました。おそらくベルリン陥落をドイツ側から描いた映画は、この映画が初めてなのではないでしょうか?
ブルーノ・ガンツが演じたヒトラーは、悪い知らせを聞くとすぐに癇癪を起こしますが、それ以外は物静かな人物。ヒトラーの愛人のエヴァ・ブラウンは陽気で、意志の強い、情愛深い人物。ゲッペルスは、ヒッチコック監督の「サイコ」のラストのアンソニー・パーキンスのような、異様な風貌を持つ不気味な人物。ゲッペルス夫人は、なんでこんな夫と結婚したんだろうと思うような、普通の人物なのですが、最期にはヒトラーの自殺に合わせて、5人の子供をすべて毒殺してしまうナチに心酔する人物。
史実にどの程度忠実かは分かりませんが、ベルリンで地上戦が行われている最中に、ヒトラーらが潜む地下要塞では、酒を飲みあかして騒ぐ将校たちがいて、その対比が際立っていました。また、ラスト近くでは、ヒトラーとエヴァ・ブラウンが自殺し、その死体をガソリンで焼くシーンや、野戦病院で負傷兵の手や足をのこぎりで切り落とし、その手や足がバケツ一杯になっているシーンなど、戦争ならでは残酷なシーンが続きました。
結局ロシア兵によりベルリンは陥落するのですが、映画はロシア兵の集団が地下要塞に迫る場面で終っていました。その後のロシア兵による占領の様子も見たかった気がします。
2時間36分と長い映画でしたが、見てて飽きることはありませんでした。まだ、見てない方にはオススメです。
内容は、ヒトラーの最期の12日間というよりも、第二次世界大戦のベルリン陥落の最期の12日間といったもので、ヒトラーに限らず、それ以外の人々の様子もふんだんに描かれていました。おそらくベルリン陥落をドイツ側から描いた映画は、この映画が初めてなのではないでしょうか?
ブルーノ・ガンツが演じたヒトラーは、悪い知らせを聞くとすぐに癇癪を起こしますが、それ以外は物静かな人物。ヒトラーの愛人のエヴァ・ブラウンは陽気で、意志の強い、情愛深い人物。ゲッペルスは、ヒッチコック監督の「サイコ」のラストのアンソニー・パーキンスのような、異様な風貌を持つ不気味な人物。ゲッペルス夫人は、なんでこんな夫と結婚したんだろうと思うような、普通の人物なのですが、最期にはヒトラーの自殺に合わせて、5人の子供をすべて毒殺してしまうナチに心酔する人物。
史実にどの程度忠実かは分かりませんが、ベルリンで地上戦が行われている最中に、ヒトラーらが潜む地下要塞では、酒を飲みあかして騒ぐ将校たちがいて、その対比が際立っていました。また、ラスト近くでは、ヒトラーとエヴァ・ブラウンが自殺し、その死体をガソリンで焼くシーンや、野戦病院で負傷兵の手や足をのこぎりで切り落とし、その手や足がバケツ一杯になっているシーンなど、戦争ならでは残酷なシーンが続きました。
結局ロシア兵によりベルリンは陥落するのですが、映画はロシア兵の集団が地下要塞に迫る場面で終っていました。その後のロシア兵による占領の様子も見たかった気がします。
2時間36分と長い映画でしたが、見てて飽きることはありませんでした。まだ、見てない方にはオススメです。