オリンピックの女子バレー、緒戦は惜しくも負けました。が、今までずっと気になることがあります。日本選手は栗原にしても木村にしても、外国の強豪選手のように筋肉もりもりではなく、手足がすごく細いのは何ででしょうか? ウエイトトレーニングはしてないのでしょうか? スパイクのパワーを出すにはウエイトトレーニングは必須だと思うのですが‥‥。ただ、木村選手の女の子っぽい、なよなよした動きが好きではあるのですが。
さて、誉田哲也さんが今年の7月に出した最新刊「武士道セブンティーン」を読みました。「武士道シックスティーン」の続編です。
前作では横浜にある東松女子高1年の剣道部に属する2人、剣道一筋で中身が男の子のような磯山香織と、日本舞踊を習っていた、気持ちの優しい西荻早苗が、1章ごとに物語を語り合い、中学生の時西荻に負けたことを根に持ち復讐を狙う磯山が、西荻との友情を感じるようになるまでが描かれていましたが、今回は2年生になった西荻改め甲本が九州に引越し、勝負至上主義の福岡南高に転入し、磯山との友情を感じながら、磯山の情報を甲本から得ようとする福岡南の剣道部に馴染めず悩み、最終的にまた東京に帰れるようになるまでを描いています。磯山には剣道部の後輩でかわいい田原、そして不良につきまとわれ磯山に助けを求める元同級生の男子・清水がからみ、甲本には剣道部の同級で剣道をスポーツと考える美少女黒岩、剣道部の顧問の一人で昼から酔っ払っている吉野先生らが新たなキャラクターとして登場します。黒岩は中3の時に全国中学校大会決勝で磯山を破って優勝していることから、磯山との間に確執が生まれ、最後の場面では、甲本がまた東松の剣道部に戻りたいと言ってきた時、磯山が黒岩の首を取ってきたら戻らせてやると言い、甲本は防具なしの勝負で見事に黒岩を負かせます。そして2年の秋以降、また東松の剣道部に甲本が戻るところで小説は終わります。
前作と同じく、女の子の心の動きが活き活きと描かれていて、読んでいてすがすがしい気持ちになりました。特に、磯山のぶっきらぼうなキャラクターが微笑ましくて、つい笑ってしまうことが度々ありました。会話相手の言葉に心の中でつっこみを入れるという形式は、前作よりも徹底していて、漫才を聞いているような楽しさです。
物語の展開から言って、続編「武士道エイティーン」が書かれることは間違いないでしょう。誉田さんにもしものことがないように祈りながら、次作を楽しみに待ちたいと思います。
ということで、この上なく楽しめる一編でした。文句無しにオススメです。
さて、誉田哲也さんが今年の7月に出した最新刊「武士道セブンティーン」を読みました。「武士道シックスティーン」の続編です。
前作では横浜にある東松女子高1年の剣道部に属する2人、剣道一筋で中身が男の子のような磯山香織と、日本舞踊を習っていた、気持ちの優しい西荻早苗が、1章ごとに物語を語り合い、中学生の時西荻に負けたことを根に持ち復讐を狙う磯山が、西荻との友情を感じるようになるまでが描かれていましたが、今回は2年生になった西荻改め甲本が九州に引越し、勝負至上主義の福岡南高に転入し、磯山との友情を感じながら、磯山の情報を甲本から得ようとする福岡南の剣道部に馴染めず悩み、最終的にまた東京に帰れるようになるまでを描いています。磯山には剣道部の後輩でかわいい田原、そして不良につきまとわれ磯山に助けを求める元同級生の男子・清水がからみ、甲本には剣道部の同級で剣道をスポーツと考える美少女黒岩、剣道部の顧問の一人で昼から酔っ払っている吉野先生らが新たなキャラクターとして登場します。黒岩は中3の時に全国中学校大会決勝で磯山を破って優勝していることから、磯山との間に確執が生まれ、最後の場面では、甲本がまた東松の剣道部に戻りたいと言ってきた時、磯山が黒岩の首を取ってきたら戻らせてやると言い、甲本は防具なしの勝負で見事に黒岩を負かせます。そして2年の秋以降、また東松の剣道部に甲本が戻るところで小説は終わります。
前作と同じく、女の子の心の動きが活き活きと描かれていて、読んでいてすがすがしい気持ちになりました。特に、磯山のぶっきらぼうなキャラクターが微笑ましくて、つい笑ってしまうことが度々ありました。会話相手の言葉に心の中でつっこみを入れるという形式は、前作よりも徹底していて、漫才を聞いているような楽しさです。
物語の展開から言って、続編「武士道エイティーン」が書かれることは間違いないでしょう。誉田さんにもしものことがないように祈りながら、次作を楽しみに待ちたいと思います。
ということで、この上なく楽しめる一編でした。文句無しにオススメです。