北尾トロさんの'08年作品「中央線で猫とぼく」を読みました。中央線沿線で猫とともに暮らして来た様子が書かれたものです。
最初に猫と出会ったのは20才の時。阿佐ヶ谷のアパートの庭に遊びに来ていた子猫にミルクをやり、部屋にも上がるようになったその猫に「金太郎」と名付けます。そのアパートを引越し、高円寺でまた2匹の野良猫「シービー」と「ブルー」に餌をやり始めますが、やがて大家にばれ、猫たちと別れることになります。編集プロダクションで働くようになり、帰宅が遅く風呂に入れなくなったので、近所のチンチラを飼う女性の部屋に風呂に入れてもらいに行くようになります。吉祥寺、経堂を経て、阿佐ヶ谷で一年の同棲生活。その間同棲相手の実家の猫「ティミー」との交流がありました。そして35才で結婚。猫の溜まり場である西荻窪に引越し、3年ほどすると庭を野良の「ポン吉」が縄張りに。その後には子供を引きつれた母猫「かあちゃん」が割り込み、その子供のうちの一人「ハナクロ」が部屋に上がってくるようになります。そして「かあちゃん」の子供「弟」が連れて来た子猫「スー」をついに家で飼うことに。そのために猫を飼うことを受け入れてくれるマンションに引越します。小心者のスーは飼い主以外にはなつかず、外にも出て行こうとしないため、一度無理矢理キャンプに連れて行ったところ、それが逆効果となっておもらしをするようになってしまいます。やがて野良猫の里親として「モー」を引き取り、彼は誰が触っても逃げないことから著者が開いたブックカフェの人気者にもなります。そして著者は46才にして娘の親となり、その後「モー」が右足を骨折するなどしますが、新居に引越した今も3人と2匹は楽しく暮らしているのでした。
最近の北尾さんの本と同じく、なんともゆるい、まったりした本になっています。モノクロですが猫の写真がたくさん掲載されているので、猫好きの方は楽しめるかもしれません。閑な時間を持て余している方にはオススメです。
最初に猫と出会ったのは20才の時。阿佐ヶ谷のアパートの庭に遊びに来ていた子猫にミルクをやり、部屋にも上がるようになったその猫に「金太郎」と名付けます。そのアパートを引越し、高円寺でまた2匹の野良猫「シービー」と「ブルー」に餌をやり始めますが、やがて大家にばれ、猫たちと別れることになります。編集プロダクションで働くようになり、帰宅が遅く風呂に入れなくなったので、近所のチンチラを飼う女性の部屋に風呂に入れてもらいに行くようになります。吉祥寺、経堂を経て、阿佐ヶ谷で一年の同棲生活。その間同棲相手の実家の猫「ティミー」との交流がありました。そして35才で結婚。猫の溜まり場である西荻窪に引越し、3年ほどすると庭を野良の「ポン吉」が縄張りに。その後には子供を引きつれた母猫「かあちゃん」が割り込み、その子供のうちの一人「ハナクロ」が部屋に上がってくるようになります。そして「かあちゃん」の子供「弟」が連れて来た子猫「スー」をついに家で飼うことに。そのために猫を飼うことを受け入れてくれるマンションに引越します。小心者のスーは飼い主以外にはなつかず、外にも出て行こうとしないため、一度無理矢理キャンプに連れて行ったところ、それが逆効果となっておもらしをするようになってしまいます。やがて野良猫の里親として「モー」を引き取り、彼は誰が触っても逃げないことから著者が開いたブックカフェの人気者にもなります。そして著者は46才にして娘の親となり、その後「モー」が右足を骨折するなどしますが、新居に引越した今も3人と2匹は楽しく暮らしているのでした。
最近の北尾さんの本と同じく、なんともゆるい、まったりした本になっています。モノクロですが猫の写真がたくさん掲載されているので、猫好きの方は楽しめるかもしれません。閑な時間を持て余している方にはオススメです。