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クエンティン・タランティーノ監督『ジャンゴ 繋がれざる者』その2

2014-03-06 10:18:00 | ノンジャンル
 昨日からの続きです。
 屋敷に着くと、未亡人の美しい姉ララと黒人の執事のスティーブンが出迎えます。ドイツ人のシュルツはドイツ語が話せるヒルディを私の部屋に寄越してほしいと言うと、キャンディは逃げ出した罰として地中に埋められた木箱“灼熱地獄”に全裸で入れられていたヒルディを出してやります。シュルツの部屋にヒルディが来ると、他の者に分からないようにドイツ語で話し、あなたを救うために共通の友人が旅してきたとシュルツは言います。叫ばないように約束させ、ドアを開くシュルツ。ジャンゴの姿を認めたヒルディは失神します。
 シュルツはキャンディと商談を進ませ、1人の格闘用奴隷を1万2千ドルで買うことになります。シュルツは弁護士に契約書を作らせるため5日経ったら戻ると言うと、キャンディは余興としてヒルディの背中の鞭打ちの痕を見せます。拳銃に手をかけるジャンゴ。その様子を伺うスティーヴン。ララは怒ってヒルディに着物を着させますが、その後のヒルディがジャンゴを見る様子もスティーヴンは伺います。別室にヒルディを呼び、ジャンゴを知ってるな?と尋問するスティーヴンに、知らないと言い張るヒルディ。その様子からもスティーヴンはヒルディが嘘をついているのを知ります。そして別室にキャンディを呼び、シュルツらが格闘用奴隷を買う気などなく、ヒルディを買うために来たのだと密告します。シュルツらはキャンディの部下に急襲され、拳銃も奪われ、ヒルディを1万2千ドルで買わせられます。あなたとは二度と会わないだろうと言って去ろうとするシュルツに、キャンディはこの地では握手しなければ取引が終了しないと言い、そこまで言うのならとキャンディに近づいたシュルツは、隠し持っていた拳銃でキャンディを射殺します。すぐにキャンディの部下に射殺されるシュルツ。ジャンゴは相手から武器を奪い、キャンディの部下を皆殺しにしていきますが、ヒルディが人質に取られ、降伏します。
 逆さ吊りにされ、金属のマスクをつけられたジャンゴは、真っ赤に焼けたコテで睾丸を焼き切られようとしますが、ララの心変わりで劣悪な労働条件の採掘会社に売られることになります。そこでは一日中大きなハンマーで岩を砕き、何かしゃべれば舌を切られ、背骨が折れたらハンマーで頭を割られ、穴に放りこまれるとのことでした。
 採掘会社に向かう途中、ジャンゴは彼らを運ぶ白人に1万千ドル稼ぎたくないか?と言います。スミッティ・バコールとその一味がキャンディ・ランドにいて、彼らに1万千ドルの賞金がかけられていると言うのです。あんたらが始末し、賞金ももらえばいいとジャンゴは言います。彼らはキャンディらの殺戮をすべて俺のせいにし、彼らの策略で採掘会社に売られることになったのだともジャンゴは付け加えました。白人らはその気になり、ジャンゴを信用して「俺にも拳銃と馬1頭と賞金500ドルを」というジャンゴに銃を渡すと、ジャンゴはすぐさま白人らを皆殺しにします。キャンディ・ランドに戻ったジャンゴは、あっという間に屋敷の白人を皆殺しにし、ヒルディを救い出し、ヒルディの売買証書も手に入れます。そしてスティーヴン以外の黒人を逃がし、スティーヴンは逃げられないように両足を撃ち、屋敷に仕掛けたダイナマイトに火をつけ、屋敷ごとスティーヴンを爆殺するのでした。

 銃撃戦の血なまぐささは、いつものタランティーノと変わらず、特徴的で、ジャンゴの不敵な面構えも見物でした。見ていてリチャード・フライシャーの『マンディンゴ』を想起しました。

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/