gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

キン・フー監督『大酔侠』その4

2018-07-21 06:48:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 歌「雨風の日も晴れの日も」。ファン「兄弟子」大師「随分久しぶりだな」「避けようのない宿命が」「未だに物乞いを?」「罰当たりな僧侶より物乞いの方がまし」「修行は積んでいる」「師匠の血で染めた袈裟だろ?」「師匠の竹竿は?」「あれは一門の長の証(あかし)だ」「私は青竹派の一番弟子だぞ」「私は師匠の後継者に指名された。青竹派の一切は私が取り仕切る。門下に非道の行いがあれば、親しい相手でも容赦しない」「この私でもか?」「あなたが“青竹の竿”を見るのは死ぬ時だ」「この私を殺す気か?」「師匠の敵討ちだ」「それが師の遺言なら何をためらう?」「あなたには恩義もある」。笑う大師。「だが恩知らずだ。くどくど言わず、青竹の竿を渡せ。命は助けてやる。嫌なら戦うまでだ。お前の命は私が握っている」「3日待ってくれ」「逃げるのか?」「役人を奪回する約束がある」「この期に及んで何を?」「すぐ片付ける。手出しは無用」「誰が手など出すか」「決着は3日後に」「逃げるなよ。3日だけ待ってやる」
 人質の交換。首領が入れられている檻の下にファンが貼り付いている。ファンが檻を転がすと、坂を転がって総督府の者たちの方に戻っていく。大師「何のマネだ? 名の知れた武術家が裏切るつもりか?」「人に頼まれて。許してくれ」「こいつ、ふざけるな!」玉「ここはあなたの顔を立てよう。だが今後は手を引いてほしい」大師「この恩忘れめ」(中略)。
 総督府の一行。丘の上から放たれる矢。チン「駕籠を守れ。兄上、ご無事か?」「大丈夫だ」。丘の上から無数の岩が転がり落ちて来る。下敷きになって死ぬ総督府の者たち。「矢を射させるな」玉「射るな。やめろ」。チン「前方を確認する。ダメだ。袋のネズミだ」玉「回り込もう。首領を守れ」。「賊が消えました」チン「待ってろ。確認する」。「かかれ」の声で賊たちが斬り込む。乱闘。玉「護送車を奪え」。乱闘。玉「撤退だ」チン「追え」。飛刀。「罪人は?」「向こうへ」。飛刀。チン、味方に「下がれ」。一人で次々に敵を倒し、最後は玉と一騎打ちに。(中略)大師「それより物乞いは?」チン「ではお前が兄弟子か?」。うなずく大師。大師「邪魔をするな」。大師がファンの腹を剣で刺しても、ファンは平気。大師の短剣も折る。ファン「あの世に送ってやる」チン「先達、逃げろ」大師「竹竿を渡しに来たのか?」「打開策を考えた。青竹派を抜けて遠方に去れ。過去は忘れよう」「お前、死にたいのか?」「行け、早く」。大師、手からガスを放出。大師とファンの一騎打ちに。ファンは気で大師を圧倒し、大師は力尽く。大師「私の負けだ。殺すなら殺せ。駆け引きはしない。情けは無用」「これが最後の情けだ。よく聞け。山中に隠れろ。名を変えてやり直せ。従わなければ、今度会った時遠慮なく剣を振ろう。どうだ?」。うなずく大師。
 滝の家。飛刀。ガスを放出する大師。剣を交えるファンと大師。大師「これで失礼する」ファン「逃がすか」。ガス対ガスの一騎打ち。お互い顔が血だらけ。大師が柱を斬ると、家が崩れる。あらかじめ逃れていた大師の前に、崩れた家の中からファンが現れる。ファンは大師の顔に酒を吹きかけ、大師がひるんだすきに大師の体に槍を刺す。
 チンと長官を送るファン。「お気をつけて」。映画は終わる。

 殺陣が迫力満点でした。劇的な効果を高める音楽の使い方も面白かったと思います。キン・フー監督作品としては『侠女』と『残酷ドラゴン・血斗竜門の宿』を見て、その詳しいあらすじを書いたのですが、いつの間にかデスクトップから消えてしまいました。どちらも素晴らしい“武闘”映画だったことを書き記しておきたいと思います。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。また、この2人について何らかの情報を知っている方も、以下のメールで情報をお送りください。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)