向日市水道不祥事・公金詐取・窃盗事件について
今回の問題は、直接的には市長及び水道事業関係者の不祥事である。
そうして公金を詐取した本人の公金詐取・窃盗事件である。
しかし、もう少し広くみると市政に関わるすべての公務員・特別公務員も含めて
の重大問題である。
向日市幹部職員の公金についての認識
銀行では、伝票と現金が1円でも合わなかったら、何時までかかっても合うまで見直しをすると聞いている。
それでも事件は起こっているのだが、・・・
向日市で現金を扱っている部署では、どこまできちっと出来ているのか?
と我々に聞かれても、どういうシステムで日常の集計が行われているのかが、オープンになっていないので、調べてみますと言うしかない。
現状は、その部・課が責任を持ち、その結果だけを、市長に報告されている、そうして月に 一回監査委員会の場で報告される。
監査委員や議会への決算資料には、今回の場合に当てはめると、直集何軒何円、そのうち未収何軒何円、ということだけで、伝票や毎日消し込みをしている台帳などはその場に出てこない。
監査委員の場合は、どんな些細な資料でも要求すれば見ることが出来る。しかし、議員の決算審査には、伝票を要求しても見せない。
法律で見せなければならない、となっていないからである。
進んだ市では、時間、場所を決めて議員に開示しているところがある。
共産党議員団として伝票開示を要求してきたが、他党の議員からも拒否され続けており、これからも市政全般に責任を果たすため、再度開示要求をして、議員の監視が出来るようにしたいと考えている。
取り扱い管理体制と日常業務
どのような良いことを決めていても、日常的な点検とそれを上司が責任を持って行わせているかどうかにかかっている。
繰り返し習慣になるようにしなければならない。
今回の場合水道事業管理者は、監査委員会に毎月きちっと現金は適正に取り扱われていると報告していた。
今から思えば嘘の報告をしていたことになる。報告がウソだと思うのはよほど何かの根拠をもっていなければむつかしいものだ。
職員のモラルと教育・研修
職員は採用されるときに、憲法を守り市民のために仕事をすることを宣誓している。しかし公務員の事件は後を絶たない。
たえず初心を忘れないための研修が必要である。
特に現金の取り扱いをする職員には、間違いを犯さないよう上司の資質が問われる。また、職員の多くはよそでの事件をみききし、自らも間違いがあってはならないと努力するが、それが出来ない人もいる。
事件が起こったときに、まさかあの人がそんあことをするとは思ってもいなかった、とか、普段はまじめな人なのに・・・と言うコメントがでる。
再び不祥事を起こさないために
いま、市の直接の関係者は、事件は司直の手に渡ったと言っているが、市民からみれば逃げているように見える。
私はまず直接の関係者が、どう自覚しているのかが問題であると思う。
自覚せず処分だけしても今後おきない保証にはならないと思う。
近づく9月議会の中で、広い意味での関係者の認識が、再び不祥事を起こさないためにどうするかが一致出来るよう、また、そのことが実行できるよう責任を果たす。それが市政を監視する議員の任務であることを自覚して頑張りたいと思う。
議員の決算審査と資料提出について
又あわせて決算審査時に、あるいは日常的にも議員の要求で各種の資料が見られるよう改善し、議員がもっとつっこんで監視機能が強められるようにしたいと考えている。
9月議会終了後、結果について報告したい。