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当然であり、住民の運動の大きな成果

2009-04-01 | 市民のくらしのなかで

大戸川ダム 事業凍結

         県民と共産党の運動実る

                            滋賀


 滋賀県大津市の国営・大戸川ダムで国土交通省は三十一日、事実上の事業中止となる「凍結」を決め、将来ダム工事に着手する場合は知事意見を聞き河川整備計画変更の手続きをとるとしました。一九九七年の河川法改正による知事意見を受けダム計画が凍結されるのは初めてです。

 同ダムには「ムダなダムは中止を」と求める署名運動が広がりました。高校生たちが「ダムより緑を守ろう」と署名に列をつくり、「ムダなダムより福祉を守って」という世論も広がりました。県内で政党として唯一、ダム反対を掲げていた日本共産党は運動の先頭に立ちました。

 二〇〇六年にダム「凍結」公約の嘉田由紀子知事が初当選。〇七年県議選で「ダム推進派」の自民、公明が過半数割れし、民主党なども「ダム凍結」に転じました。

 滋賀・琵琶湖から大阪・淀川までの淀川水系にかかわる滋賀、大阪、京都、三重の四府県知事も、大戸川ダムを「淀川水系河川整備計画に盛り込むべき ではない」という意見をまとめ、滋賀県議会では「ダム推進派」の巻き返しを抑え、今年一月、県議会で知事意見が可決されました。

 日本共産党は、「ダム建設ありき」から「流域住民が主人公」の河川行政に転換し、淀川水系ダムの建設中止を国会で迫りました。

 こくた恵二衆院議員・国対委員長と滋賀県議団は今年一月、国交省に知事意見尊重を申し入れ。同省近畿地方整備局が諮問機関の淀川水系流域委員会の最終意見を待たず、手続きを進めた「ルール破り」をきびしく指摘しました。


残り3つの計画撤回を

こくた議員

 大戸川ダムの問題を国会で再三とりあげ、国交省に計画撤回を求めてきた日本共産党のこくた恵二衆院議員は三十一日、国交省が計画中止を決めたこと について、「大戸川ダム建設計画凍結は当然であり、住民の運動の大きな成果である。同時に淀川水系河川整備計画に盛り込まれた残りの三つのダム計画につい ても撤回すべきである」とのコメントを出しました。

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