不破氏ら農村を訪問 北京
![]() (写真)農園のハウスを見学する不破哲三・日本共産党付属社会科学研究所所長(中央)と一行=24日、北京市房山区韓村河村(山田俊英撮影) |
【北京=山田俊英】中国共産党との理論会談のため北京を訪れている日本共産党付属社会科学研究所の不破哲三所長は二十四日、中国側の案内で郊外の農村、韓村河村(人口二千七百人)を訪問しました。
同地は市街地から高速道路を南へ四十キロほど。村人が約三十年前に創業した建設会社が成功し、その力で建設業、農業、観光が一体となった村を築きました。中国共産党が農民の所得増を目指して推進する「社会主義新農村」の一つです。
総面積二・四平方キロの中に会社や工場、野菜栽培のハウスがあり、五百八十棟の二―三階建て住宅が立ち並んでいます。
不破氏一行は村のガイドの案内で村の歴史を伝える博物館や住宅、農場を見て歩きました。建設会社が築いた農村という説明に不破氏は「社会主義新農村という中でさまざまなタイプの農村が生まれているのですね」と感想を語りました。