面白く読ませていただいてます。知らないことが沢山書かれていて、なるほど、と感心しています。
いかがお過ごしでしょうか?
こちらは寒い5月で、これまた戦後最低気温の5月だとか。毎日気温が10度前後です。所によっては霜が下りるそうで、”冷たいソフィー”とこの季節気温の下がる現象を呼んでいるようです。
日本はもう暑い季節とか。
こちらは庭を見ていても季節の移り変わりがはっきりせず、咲き始めたライラックが、もう3週間同じように咲き続け,藤の花が咲こうかな、どうしようかしら、と迷いながらぶら下がってます。
今日の新聞の第一面の見出しは”バラックがWM(サッカー世界選手権)に怪我で出場できなくなった、と言うもので、国家的一大災害のような扱い方です。BallackはドイツチームのキャプテンでバイエルンーミュンヘンからFCチェルシー(英国)に移った人で、ここでも負傷ばかりして出場が少なく,“高い買い物”と不人気の人です。
これをのどかなドイツ人、と思うか、経済危機ばかりのニュースに少し違った話題を提供しようと言う意図と取るか、あほらしい、と私は思いますが。
スペインに別荘を持っていて30年来行き来している人たち、それからスペイン人の友人たち。
皆、口を合わせて言うのは、ブームだと別荘やリゾートホテルなどを建てすぎ、無人のままで建っていたり、倒産して半分、又はそれ以下の建てかけの状態の建物の残骸がひどく多く目に付くとのことです。
アメリカと同様、資金の無い人にも売りつけた分、今頃見返りが来ているそうで,それらを合わせると大変なものだろうと言います。
これらの国はユーロを始めた時に、既にその言う所の基準を満たしていないのを、数字はごまかしやすいのでしょうか、大幅にごまかして仲間入りしたようです。そして今、ガタが来てユーロ全体を危機に巻き込んでいます。ヨーロッパ中央銀行総裁は、第一次大戦以降最大の危機だ、と言い渡しました。
それでもサッカーのキャプテンの不出場の方が新聞では大きなウエートを占めるのです。
アメリカはクレジットカードの国で何をするにも必要。所謂“ステータス”で家一軒、これが無いと借りられないそうです。
ところがこれを取得するには借金の豊富な経験が無いと駄目だそうで、ドイツからアメリカへ渡った、正直男は、何しろ“今まで借金などしたことが無い。車も貯金がたまったら買う、ので借金無し。”それでクレジットカードが取れなかったそうです。
やむなくドイツでクレジットカードを作り、そのカードでアメリカで借金をして、やっと一人前扱いされた、とか。
満さんこれはもうやらせですよね。
素人だって、これは臭い、と思いますよ。それを専門家が放って置く分けないでしょう。それなのにそうせざるを得ないと言うのは、マルクスとエンゲルスが言った、資本主義は必ず崩壊する、じゃないでしょうか?前の崩壊が1920年ぐらいでしたから、まさにその周期が来たのではないでしょうか?