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昨年の県知事選で玉城デニー知事が再選を勝ち取った得票数と同水準の34万人分の賛同を5月19日までに集めることをめざしています。

2023-03-29 | 沖縄に米軍基地はいらない

2023年3月29日(水)

辺野古守れ 行進開始

請願署名成功へ機運を

沖縄 基地ノー34万人分めざす

写真

(写真)ハンドマイクで国会請願署名への賛同を呼びかけるピースウオーク参加者ら=28日、沖縄県糸満市

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設断念を求める国会請願署名を成功させようと、署名活動の活性化と県民への周知を図るためのピースウオークが28日、同県糸満市摩文仁(まぶに)を出発しました。署名を呼びかける「オール沖縄会議」の1区総支部(那覇市支部)が主催し、新基地ノーの座り込みが続く辺野古ゲート前まで90キロを5日間かけて歩きます。

 国会請願署名は、市町村を単位に実行委員会が結成され、取り組まれています。昨年の県知事選で玉城デニー知事が再選を勝ち取った得票数と同水準の34万人分の賛同を5月19日までに集めることをめざしています。

 28日は、前日の急な呼びかけにもかかわらず、糸満、豊見城(とみぐすく)両市や八重瀬町で草の根の活動を続ける「島ぐるみ会議」のメンバーら約10人が参加。ピースウオーク団長の上原快佐県議(無所属)を先頭に、沖縄戦犠牲者を追悼する摩文仁の「平和の礎(いしじ)」から那覇市の奥武山(おうのやま)公園までを歩きました。

 上原団長は「請願署名の機運を盛り上げていこう」と強調。国会請願達成糸満実行委員会の大城規子さんは、街頭で署名を集める困難を語りながらも「あの手この手でやっていかなければ」と話していました。

 日本共産党の前田潤糸満市議、神谷信夫八重瀬町議も参加しました。

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イさんの幸せだったが短かった新婚時代から1988年の太平洋戦争犠牲者光州遺族会の設立、日本での訴訟と韓国政府に対する失望、2018年の最高裁での勝訴、2021年死去後に残る話が描かれている。

2023-03-29 | 3・1独立運動の伝統を受け継いで
 

「国はどこにあるのか」…

強制動員被害者イ・クムジュさんの闘争記

登録:2023-03-27 06:30 修正:2023-03-27 06:54
 
日帝強制動員市民の会出版『イ・クムジュ評伝』 
太平洋戦争犠牲者光州遺族会会長
 
 
                        『イ・クムジュ評伝―どこにもない国』図書出版ソニン提供//ハンギョレ新聞社

 日本の戦争犯罪被害者の名誉回復のために献身した故イ・クムジュ太平洋戦争犠牲者光州(クァンジュ)遺族会会長(1920~2021)の生涯を描いた本が出た。日帝強制動員市民の会は25日、イ・クムジュさんの評伝『どこにもない国』(ソニン)を出版した。

 344ページにわたる同書では、イさんの幸せだったが短かった新婚時代から1988年の太平洋戦争犠牲者光州遺族会の設立、日本での訴訟と韓国政府に対する失望、2018年の最高裁での勝訴、2021年死去後に残る話が描かれている。

 1920年に平安南道順川(スンチョン)で生まれたイさんは1940年10月に結婚。しかし、夫は1942年11月、8カ月の息子を残して日本海軍の軍務員として連れて行かれ、1943年11月25日に南太平洋タラワ島で米軍の大規模上陸作戦戦闘中に死亡した。イさんは軍事政権が崩壊した1988年、69歳の時に「光州遺族会」を立ち上げ、日帝時代の被害者の人権回復運動に飛び込んだ。

 
 
1990年代、光州の自宅で強制動員被害者の書類を整理している生前のイ・クムジュ会長=日帝強制動員市民の会提供//ハンギョレ新聞社

 1992年に原告1273人が参加した「光州千人」訴訟(太平洋戦争当時強制徴用された軍人や労務者、朝鮮女子勤労挺身隊被害者たちが日本政府を相手取って起こした訴訟)を皮切りに、同年の帰国船浮島丸沈没事件訴訟、日本軍「慰安婦」・女子勤労挺身隊被害者などが原告として参加した「関釜裁判」訴訟、1995年のBC級戦犯(捕虜監視員)訴訟、1999年の三菱勤労挺身隊訴訟、2006年の日本外務省を相手取った韓日会談文書公開訴訟など、計7件の損害賠償請求訴訟を日本の司法府に提起した。

 勝訴の可能性は極めて低かったが、日本政府を国際社会に告発し、反省を引き出すための「闘い」だった。実際、日本の法廷で17回棄却されたが、無駄な努力ではなかった。韓日協定文書が約40年ぶりに公開され、2004年には「日帝強占下強制動員被害真相究明などに関する特別法」が制定され、韓国政府レベルの真相究明が行われた。2018年には韓国最高裁(大法院)から賠償判決を引き出した。

 また、同書にはイさんの息子と嫁、孫娘まで3代が人権回復のために日本に立ち向かった知られざるエピソードも盛り込まれた。

 イさんと日本訴訟を主導した山本晴太弁護士は「被害者はただお金を求めているわけではない」とし、「同書を読んでイ・クムジュ会長の人生と心情が分かれば、加害者でもない者が代わりにお金を払うような『解決策』が決して成功できないことを理解できるだろう」と語った。

キム・ヨンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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