自民に怒り 走るペン
裏金議員が憲法審査するな
憲法共同センター 軍拡阻止へ署名
東京・新宿
![]() (写真)署名しビラを受け取る女性(右)=9日、東京・新宿駅東南口 |
全労連、全日本民医連などでつくる憲法共同センターは9日、東京・新宿駅前で、憲法改悪と大軍拡・大増税に反対し、憲法を生かした平和外交を求める宣伝・署名行動に取り組みました。自民党派閥のパーティー収入裏金事件に怒る市民などが署名しました。
憲法改悪阻止各界連絡会議の高橋信一事務局長は、参院憲法審査会の幹事に「裏金議員」が選出予定であることについて「憲法を守っていない議員が審査会にいる資格はない」と批判。緊急時の国会議員任期の延長が憲法審で議論されるとし「国民の選挙権を奪う暴挙を許してはならない」と呼びかけました。
全国商工団体連合会の天野晶さんは「巨額献金が政策をゆがめ、与党『税制改正大綱』は大企業を優遇、時給1500円への賃上げも消費税減税もなく、社会保障は削減ばかりの自民党政治を終わらせ市民と野党の共闘で転換させよう」と訴え。
日本共産党の吉良よし子参院議員は、ガザの即時停戦を求める国連決議が153カ国の賛成で採択された背景に、市民の戦争反対の声があったと強調。「今こそ憲法9条を生かして平和な世界をつくるために声をあげよう」と力を込めました。
署名した東京都江東区の男性(69)は「軍拡を止め、米国の属国を改めないといけない」、渋谷区の会社経営の女性(49)は「被災者支援ではなく軍事に金を回し、自分たちは裏金をつくる自民党政治は腐っている」とペンを走らせました。