どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

読み切れなかった一冊

2017年09月07日 | 日記
冴えない天気の日が続いている

いつ降り出してもおかしくないような空を見上げて 洗濯をしようかどうかしばらく迷った末にやめる

今日のおかずを作り 掃除を済ませてから本を読む

読めそうもない一冊は延長を願い出よう

森毅 『一刀斎、最後の戯言』

森さんは 昔はテレビにもよく出られていた京大の数学教授

そういえば最近耳にしないなと思ったら 事故で火傷を負った翌年に亡くなられていた

もう7年も前のことになるらしい


中学までの数学は大好きで得意でもあったのに 高校生になった途端 自分のやっていることが何であるのかさっぱりわからなくなった

クイズを解くような面白さも無く この計算の答えが何を意味するのか どんなことに役立つのか 数式や公式の表現する世界がまるで見えなくなって 興味が失せた

だが 数や数学や数学者に関する話 エッセイの類は 私の理解力を超えない限りにおいては楽しい

魔方陣であるとか 数の神秘 黄金比の話や ゼロの発見なども 

あるひとつの宗教の神を信じるといった信仰心は持っていないけれど 漠然と「宇宙の神」とでもいうようなものの存在をそこに感じることがある


数で思い出したが ここで紹介したネットにある「数独」の問題に挑戦している

先日 子供が使う10ミリ方眼のノートを買ってきた

そのB5のノートの1ページに9×9のマスを二個 ボールペンで線を引く 

方眼のサイズは色々あるけれど 私はこの大きさが使いやすいと思う

何手も先を そしてあらゆる角度から理詰めで数字を入れて行くのだが きちんと進めていけば必ず正解に至るというところが好きだ

人生はそんなに単純にはできていない

それは理不尽で不条理なものだから

それでも 数独の難問を前にしてなかなかとっかかりが見つからない時 私は神を捨てて 偶然の悪戯をもたらす悪魔を呼び込みたくなったりする 

あっ そういえば『数の悪魔』っていう良書もあったっけなあ

コメント (2)
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