どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

秋の仕業

2017年09月30日 | 日記
この家で暮らすこの最初の一年は 私が初めて経験する光や風ばかりであり 以前の家と比べてしまうことも多い

夏の暑さも 秋の光が家に差し込む様子も 今はもう誰とも共有することなく ひとりで味わっている

私が引っ越しをしたのが 母の命日の前日

翌日から私の新しい生活が始まったことになるけれど ということは 連れ合いを亡くした父も私と同じようにこの時から 新しい生活の中で同じ季節を過ごしていたことになる

次第に暖かくなり迎える春の光 初夏の風や猛暑の真夏の昼下がり そしてやっと夜風が涼しくなる初秋の空気

ひとりになった新しい生活の中で 日々 何を思い 何を感じながら この時を過ごしていたのだろう

一人が寂しいなんて今更思ったりはしないけれど 段々と日の入りが早くなり 黄昏時は人恋しくなると言った叔母の言葉を思い出したりすると ふとそんなことを考えてしまって 少しオセンチな気分になったりもするのは これも秋の仕業だろうか

 
コメント (2)
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