どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

川口徘徊と食事会ーその1(旧田中家住宅)

2018年07月04日 | 日記
正午前に家を出て川口に向かう

駅を降りてから最初に目指すのは「旧田中家住宅」

時々立ち止まらねばならないほどの強風で 途中の芝川にかかる新橋を渡る時には飛ばされて落ちるのではないかと怖くなり 真ん中を過ぎたあたりからは走って渡った


と 大通りを隔てた向こう側に 見えた!(向かって左にある洋館の隣は蔵)


田中家は味噌の醸造で財をなし 4代目徳兵衛(明治8年~昭和22年)がこの家を築いた

彼自身は村会議員 県議会議員 貴族院議員を歴任し 5代目徳兵衛は第9代川口市長を務め 今の当主は7代目だそうだがもう味噌の醸造業は廃業している

この地区は原料となる上質の麦の生産地であったことや 水質がよく豊富であったこと 大消費地である東京に隣接していたことなどから 味噌醸造業が発展し 一時は工場が十もあったという

現在 川口市所有の国登録有形文化財となっているこの邸宅は 大正10年に上棟 大正12年竣工の木造煉瓦造3階の洋館と 昭和9年に増築された和館からなり 離れには茶室も設けられている

価値としては 県下唯一の木造煉瓦造3階建であることや質の高いデザイン 職人たちの高い建築技術 そしてロケーションの良さなどが挙げられている

などなどは 頂いたパンフレットに書いてあるほか 見学者が私一人ということもあり 係りの方からうかがった話によるもの


庭から見上げた洋館と和館


商売用の玄関部分


下から見上げた窓の意匠
コメント (4)
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