旧暦9月の別称は「長月」
語源はいくつかあるらしいのだが 別名「長雨月」とも
確かにこの秋雨 「春に三日の晴れなし」という言葉があるけれど 「春」を「秋」に変えても十分通用するのではないかと思ってしまう
今朝も 外を見たら雨
それにしても誰も歩いていないなあと思ったら それもそのはず 今日は祝日だった
ゴミを捨てに行くのにも傘が必要なほど降っている
先週は台風で今週は雨
資源ごみの紙類がまた出せないのかあ・・・・
千葉県の停電は多くの地域で解消されたものの いまだ長期戦になる場所にとっては あまりにむごい
そういえば 「晴れる」というこの「晴」と言う漢字は 比較的新しいものであって 始皇帝の後の世の二世紀ごろにもまだ無かったそうだ
では「晴」にあたる漢字が無かったのかといえば そんなことはなくて「霽」という字があてられていた
雨かんむりの下に「齊」と書く
「斉」の旧字体であり これにさんずいをつけると「済」になることから考えるに 「雨が降り終わる」ことから「晴れる」の意味になったと『雨かんむり漢字読本』(円満字二郎著)にはある
漢字の起源である甲骨文字が吉凶を占うものだったことからして 今の天気がどう変化するのか(雨が降るのか降らないのか あるいは この雨が降り終わるのか終わらないのか)のほうに重きを置いたからではないか と書いている
確かに今晴れているかどうかは一目瞭然だものね
「霽」は 雨が上がるという躍動感を含んだ漢字ということらしい
夕方 霽れて青空になった
ブルーシートのかかった屋根の下にいる人たちの心も ほんのわずかでも「霽れ」になれば良いのだが