最高気温は7度
今日は外出はやめ
図書館で借りた本を読むことにする
先日 母の命日だったこともあって 母が亡くなってからの父との生活のことをまた思い出していた
二人きりの生活が思いのほか短くて 一年と少ししか無かったこともとても残念だった
姉が嫁いでからの約20年ほど 両親と私の三人の生活が続いたことになるけれど 三人の関係 いわゆる三角関係が母が無くなったことで失われると 悲しみが何倍にも大きくなったことに気がついた
単純に家族から一人消えた というものではないのだ
三人の人間関係は家族としてひとつの集団であるだけでなく 夫婦という両親の関係 父と娘の関係 母と娘の関係において その関係性の外側に誰かがいることになり そのバランスが保たれている限り三角関係は安定かつ大事な構造だったと 最近は思う
柴犬を飼っている友達は 1匹と暮らし初めてから半年ほどで 二匹目を飼うことにした
メールでしじゅう彼女とそれぞれとの関係や 二匹の犬どうしの出来事などを書いて送ってくる
そんな報告を目にしているうちに 二匹目を飼うことにしたのはひとりと一匹では生活が煮詰まってしまったからかもしれないと ふと思った
時には犬どうしで遊ぶのも 三者にとって大事な時間なのだろう
同居する生き物がいない私は 三角はおろか 一切の関係性を持っていない
時折 父の目や母の目を思い出すことで 煮詰まらないようにしている