ナマケモノ返上
だって今日は晴天だから
風が強いのは嬉しくないけれど それでも晴れは晴れ
飛ばされそうになりながらビールを買いに行く
帰りはビールがちょうど良い重石がわりになったが あまりの強さに他の買い物はあきらめた
「能」というもの まるで知らない
「狂言」は学校で見た記憶があるのでなんとなく理解しているが 「能」には声楽部分の「謡」があることと 能面をつけること 能面には色々あって面でありながら表情が見えてくることとか 能舞台には松が描かれていること 知識としてはそんな程度で ちらと見かけたことはあっても とても鑑賞するまでにはいたらない
澤田瞳子のエッセイから彼女が大学時代に能楽部に属していたことを知った
そして たまたま見つけたのが彼女の『稚児桜 能楽ものがたり』という作品
私は白洲正子が好きで 人生だけでなく容姿も私の好みだったし ドナルド・キーンも好きな人のひとりだった
ふたりとも「能」に詳しかったが 私には近寄れない世界で それに関する本や箇所は読めずにきた
小説『稚児桜』は 能の古典の話を土台にしつつも 彼女なりの感性で人間模様が描かれている・・・らしい
残念ながら下敷きとなっている話そのものを知らないので そこのところを味わうことができない
そもそもあの独特な口調の「謡」だって 何を言っているのやらだし
それでも 少しだけ触れてみようかと今は少し心が動いている