昨日は大垣方面に出かけて、帰りに羽島のコストコに寄ったのですが、
道中の名神高速で豪雨にあいました。
あとでニュースを見たら、岐南町で突風被害が出たとのこと。
ちょうどその前にすごい風雨にあったので、
移動したその雲が仕業かと思いました。
雨が降る前に撮った寺町畑の野菜たち
サトイモ
ミョウガ
ニラとミント
ネギ
ジネンジョ
おいしそうな岐阜県産の鮎を見つけたので買いました。
塩焼きではなく、小麦粉をつけてオリーブオイル焼きにしました。
梅みその梅酢もあがってきました。
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後半は、
中日新聞生活面の<母乳信仰 液体ミルクから考える>。
上と下の連載を紹介します。
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道中の名神高速で豪雨にあいました。
あとでニュースを見たら、岐南町で突風被害が出たとのこと。
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サトイモ
ミョウガ
ニラとミント
ネギ
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<母乳信仰 液体ミルクから考える> (上)ミルクは罪か 2019年6月27日 中日新聞 「文章…要る? 私が母乳出なくてミルク買う人だったらなんか嫌だな」 3月から、国内で店頭に並び始めた乳児用液体ミルク。「江崎グリコ」と「明治」の2社が販売しているが、いずれの商品にも記されている一文がある。 「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」 敏感に反応したのが、短文投稿サイト「ツイッターー」内の母親たちだ。「要る?」という問い掛けに、共感を示す「いいね」は、あっという間に7000にも。「その文章、地味にささります」「母乳出てたら買わないので、そう言われましても」…。液体ミルク発売前、粉ミルクも使って子育てをした人の投稿も相次いだ。 液体ミルクはそもそも、母乳が足りない時などに飲ませる乳製品だ。なのに、なぜこの一文があるのか。 背景には、世界保健機関(WHO)が母乳育児を勧めていることがある。WHOなどが設置した食品の国際規格をつくる政府間組織は、粉ミルクや液体ミルクの包装に「母乳がベストフード」などの文言を入れるよう規定。それを受け、日本では、消費者庁が表示を義務付けている。 赤ちゃんの免疫力を高めたり母親の産後の回復を促したりと、母乳にさまざまな効果があるのは確かだ。日本では「母乳信仰」が年々強まる。厚生労働省が2015年度に行った調査によると、母乳だけで育てたという人は生後1カ月で51%、3カ月で55%。調査は1985年度から10年ごとに実施しているが、5割を超えたのは初めてだった。 一方、こうした風潮に追いつめられる母親も多い。「娘に申し訳なくて何度も泣いた」と話す静岡県の女性(34)。5年前、第一子の長女を産んだ時のことだ。妊娠中は、母乳だけを与える「完全母乳(完母)」を望んだが、思うように出なかった。長女の体重も増えない。同じ病院で同時期に産んだ女性は出産経験のある人が多く、出ないのは初産の自分だけ。「胸が張って苦しいといった声が聞こえてくる中、母乳に粉ミルクを足すたび『ごめんね』と心の中でつぶやいた」 小学生3人を育てる愛知県の女性(38)も第一子の長女出産後、母乳が十分に出ず、激痛に耐えおっぱいマッサージを受けたり、いいと勧められて温かいお茶を一日2リットルも飲んだり。努力はしたが、生後3カ月すぎのある日を境に全く出ないように。粉ミルクに切り替えた途端、気が楽になった。「罪悪感を覚えることなく、母乳かミルクかを選べる雰囲気があれば育児に余裕を持てたのに」と言う。 母乳の神聖化が行きすぎた例の一つが、4年前に明らかになったインターネット上での母乳の売買だ。厚労省が「衛生面で危険」と注意を促す事態になった。 国は今年3月、授乳や離乳の支援に関する医療従事者向けの指針を12年ぶりに改定。粉ミルクを併用しても赤ちゃんが肥満になるリスクは母乳だけの場合と差がないこと、母乳にアレルギー予防の効果はないことなどを盛り込んだ。ネット上でも、さまざまな情報が飛び交う。新指針は、過度な母乳信仰にとらわれた親たちの不安を和らげることを目指している。 ◇ 乳児用の液体ミルクが、解禁されて3カ月余り。なかなか母乳が出ない母親にとっては、従来の粉ミルクと合わせ、子育ての味方だ。一方で、「人工ミルクよりも母乳」といった声は今なお根強い。母親にとって、子どもにとって、最良の選択とは何か。 (河野紀子) |
<母乳信仰 液体ミルクから考える> (下)論争を超えて 2019年6月27日 中日新聞 「海外には、こんな便利なものがあるんだな」。横浜市の主婦末永恵理さん(39)が、インターネットで液体ミルクを知ったのは5年前。第一子となる長女の出産を控えていた時だった。 出産直後は母乳が十分に出ず、粉ミルクを足して飲ませた。授乳は昼も夜もなく2~3時間おきに続く。消毒した哺乳瓶に量を量って粉ミルクを入れ、熱湯を注いで溶かしたら人肌の温かさになるまで冷まし…。夜中、キッチンに立って、これだけの作業をするのは特につらかった。 液体ミルクなら、消毒した哺乳瓶に常温のまま注ぐだけだ。「液体ミルクを使えれば、子育てが少しだけ楽になるかも」。しかし、食品衛生法に基づく安全基準には粉ミルクの規格しかなく、国内での製造、販売は認められていなかった。 長女の育児が落ち着いてきた2014年11月。ネットの署名サイトで、「皆さんの声を集め、法改正を」と呼び掛けてみた。「友人を中心に100人ほど集まればいいかな」。そのぐらいの期待だったが、署名は1カ月で1万筆を超えた。 驚くほどの反響に加え、「絶対にやらなきゃ」と胸が熱くなったのは、署名に添えられた母親たちのコメントだ。「産後は出産の疲れがなかなか抜けず、何度もミルクを作るのは本当に大変」、双子を育てる人からは「ミルクを作る時間があれば一秒でも休みたい」という切迫した声も。 16年4月の熊本地震。断水や水道水の濁りが続いた現地の避難所で、海外から支援物資として送られた液体ミルクが配られると、署名は一気に4万筆に達した。国は食品衛生法の規定を整備。今年3月に販売が始まったが、母親たちの歓迎ぶりを示すように、メーカーの予測の2~3倍の売り上げを記録している。 末永さんは7月に第二子を出産予定だ。「夜間の授乳や外出する時に液体ミルクを使いたい」と笑顔を見せる。もともと育児に積極的だった夫も「便利そうだね」と興味津々で、夫婦助け合って子どもに関わる機会がますます増えそうだ。 ただ、液体ミルク解禁を喜ぶ声の一方、「そんなに楽をするのはどうか」といった否定的な意見も目立つようになった。背景には母乳を愛情の証し、母性の象徴などと考える人が少なくないことがある。妊娠や出産について専門家の立場から情報発信を重ねる産婦人科医の宋美玄(ソンミヒョン)さん(43)は「授乳はとてもデリケートな問題」と指摘。母乳が出にくい人もいれば、病気で薬を飲んでいてあげられない人もいる。「他人が口出しすべきではない」と厳しい。 「かわいいね。母乳?」。2人の子どもを母乳と粉ミルクの混合で育てた宋さんは、電車の中で、高齢の女性に突然聞かれたことがある。生後3カ月の長男を抱いている時だった。「一瞬、『えっ?』って。その質問は、年収を聞くのと同じくらいプライベートに踏み込むこと」と残念がる。 医師として、母乳の良さは認めている。特に早産などの低体重で生まれた赤ちゃんにとっては、免疫成分が含まれる母乳は有効だ。粉ミルクに比べて消化もいい。ただ、「母乳にこだわるあまり、身も心もぼろぼろになるのは違うのではないか」と話す。 母乳か人工ミルクか-。大事なのは、何を選べば、赤ちゃんも母親も笑っていられるかだ。それぞれの親の選択を尊重することが、子育てをしやすい社会につながる。 (河野紀子) |
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