みどりの一期一会

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衆参で自民3敗 政権批判と受け止めよ/自民3戦全敗 政権運営、反省の時だ/参院広島、宮口氏が当選 「金権」決別の第一歩に

2021-04-26 23:37:20 | ほん/新聞/ニュース
晴れた日は、日本ミツバチの分蜂群が来るのを待ちながら、
ふたりでお昼ごはんを屋外で食べています。
献立は基本的に、パートナーの食べたいもの、食べられるもののリクエスト。
風もここちよくて、空気も清々しくて、ご飯がよりおいしく感じられます。

先週ごろまでは、カレーうどんなどが多かったのですが、

そのあとは、さっぱり系の出汁しょうゆうどんに。

暑い日は、冷やし中華が食がすすみます。

ごはんなら、細まきがいちばん人気です。

はき気止めなどでコントロールできてきているので、
体重は維持できてるみたい。
じょじょに食べられるものが増えているようでうれしいです。

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後半は、
昨日投開票された衆参三選挙区での結果に関しての社説です。
自民が全敗でよかった、よかった。

  社説:衆参で自民3敗 政権批判と受け止めよ
2021年4月26日 中日新聞

 二十五日に投開票が行われた衆参三選挙区での補欠選挙と再選挙は、いずれも野党系候補が勝利した。自民党は不戦敗を含めて全選挙区での敗北となり、菅政権への厳しい民意が反映された形だ。
 昨年九月に就任した菅義偉首相(自民党総裁)にとって初の国政選挙。自民党は公認候補を擁立した参院広島選挙区の再選挙と参院長野選挙区で敗れ、衆院北海道2区の補欠選挙では候補者擁立を見送った。首相にとって不戦敗を含む三選挙での自民敗北は、今後の政権運営や、十月に任期満了となる衆院の総選挙に向けて大きな痛手となるに違いない。
 特に、参院広島は大規模買収事件で有罪が確定した河井案里前参院議員の当選無効、衆院北海道2区は鶏卵汚職事件で収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相の議員辞職に伴う選挙である。
 いずれも、離党したものの自民党議員による「政治とカネ」の問題が発端であり、自民党内に残る旧態依然の金権体質が、選挙の主要争点になった。
 自民党は参院広島再選挙で、経済産業省の官僚出身者を擁立。地元の岸田文雄前政調会長ら党幹部が現地入りして必勝を期したが、有権者の支持は得られなかった。
 立憲民主党の羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う参院長野補選では元衆院議員を擁立して臨んだが、強固な地盤は崩せなかった。
 首相をはじめ自民党は、政治とカネの問題を巡る厳しい世論を深刻に受け止めるべきである。
 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、感染拡大防止や医療態勢の逼迫(ひっぱく)解消に向けた有効な手だてを講じられない政権に対する不信感も、与党・自民党への厳しい判断につながったのだろう。
 三つの国政選挙は、衆院選や七月四日投開票の東京都議選の行方を占う前哨戦とも位置付けられ、発足半年の菅政権の政権運営や政治姿勢を問う選挙でもあった。
 不戦敗を含む全敗を受けて、自民党内で菅氏の下では衆院選は戦えないとの意見が出てくれば、首相交代論が一気に高まり、九月に行われる党総裁選での菅氏再選は難しくなるかもしれない。
 一方、野党側にも課題を残した選挙でもあった。立憲民主、共産、国民民主、社民の野党各党は三選挙区とも野党「統一候補」を立てて臨み、勝利したが、共産党の協力を巡って陣営内に亀裂も残した。次期衆院選で野党共闘を進めるには、選挙態勢の立て直しが急務となるだろう。 


  社説:自民3戦全敗 政権運営、反省の時だ
2021年4月26日 朝日新聞

 菅政権下で初となる三つの国政選挙で自民党が全敗した。とりわけ前代未聞の大規模選挙買収事件を受けた広島での敗北は、金権政治に対する有権者の厳しい姿勢の表れに違いない。菅首相は一連の審判を重く受け止め、政権運営全般の反省につなげねばならない。
 きのう投開票された3選挙のうち、収賄罪に問われている吉川貴盛元農水相の議員辞職による衆院北海道2区補選は、「勝ち目がない」とみた自民党が早々に候補者擁立を見送り「不戦敗」に。残る参院の長野選挙区補選と広島選挙区再選挙が与野党対立の構図となった。
 長野は急逝した立憲民主党の羽田雄一郎氏の地盤を引き継いだ弟の立憲新顔が勝った。自民は長野の情勢も厳しいとみて、公職選挙法違反の有罪が確定した河井案里氏の当選無効に伴う広島に力を注いだが、野党共闘候補に及ばなかった。
 広島はもともと、衆院の7小選挙区のうち六つを押さえる「自民王国」である。地力の差がありながらの敗北は、事件へのけじめも疑念解消への取り組みも不十分な、自民と政権に対する有権者の強烈なしっぺ返しといえる。
 カネを受け取った自民党県連所属の県議と広島市議計24人は刑事責任を問われず、現職にとどまっている。選挙前に河井夫妻に渡した1億5千万円の使途の解明に、党本部が主体性を発揮した様子もない。再選挙の陣頭指揮をとった党広島県連会長の岸田文雄前政調会長は、「自民党を変えていかなければならない」と訴えたが、真相解明と再発防止の具体策がなければ、信頼は取り戻せない。
 首相として初めて臨む国政選挙で、秋までに必ずある衆院選の前哨戦だというのに、首相が応援演説に出向くなど、先頭にたって支持や理解を呼びかける場面は最後までなかった。敗れた際の打撃を和らげたいという思惑からか。コロナ対応や米国訪問があったとはいえ、腰が引けた印象は否めない。
 有権者の判断材料は「政治とカネ」の問題に限るまい。3度目の緊急事態宣言に追い込まれたコロナ対策をはじめ、これまでの政権運営に対する総合評価の表れとみるべきだ。首相にはその謙虚さを求めたい。
 一方、共闘が功を奏し、3勝した野党も慢心は禁物だ。長野では、立憲の候補者と共産、社民の地元組織が結んだ政策協定に国民民主が反発し、推薦を一時白紙とする混乱があった。近づく衆院選に向け、選挙区での候補者の一本化と同時に、共通の公約づくりや政権の枠組みに対する考え方のすり合わせを急がねばならない。 


  社説:参院広島、宮口氏が当選 「金権」決別の第一歩に
2021.4.26 中国新聞

 カネまみれ選挙がはびこる広島県―。そんな汚名への怒りを有権者が示したと言えよう。
 おととしの参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、有罪判決が確定した河井案里氏の当選無効に伴う再選挙が、きのう投開票された。諸派の政治団体「結集ひろしま」新人のフリーアナウンサー宮口治子氏が、初当選を果たした。
 選挙戦は、自民党新人で公明党推薦の元経済産業省官僚の西田英範氏との事実上の与野党一騎打ちとなった。基礎票で連立与党に水をあけられているにもかかわらず、立憲民主、国民民主、社民の野党3党推薦の宮口氏が、西田氏に競り勝った。金権政治への憤りが広がり、得票の追い風になったのだろう。
 今回の再選挙は、菅義偉首相の就任後初の国政選挙だった。参院長野選挙区と衆院北海道2区の両補選も含め、三つの選挙全てで与党が敗北した。
 政治とカネの問題に加え、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ政府の対策に不手際が目立ったことなども響いていよう。政府・与党は、示された民意を重く受け止めねばならない。
 参院広島の再選挙で問われたのは、カネまみれ選挙からどう脱するかだった。案里氏は離党したが、買収事件の責任は自民党にもある…。そんな宮口氏の訴えは分かりやすかった。
 一方、西田氏は途中から政治改革を進める覚悟を示し始めた。応援演説の自民党議員らも「問題の議員は離党した。悪い部分は取り除いた」と党刷新を訴えたが、カネまみれ選挙で傷ついた党のイメージはなかなか回復できなかった。
 「悪い部分」が全てなくなったわけではないからだろう。県連の反対を押し切って案里氏を立候補させ、積極的に支援したのは当時の党総裁で首相の安倍晋三氏や、官房長官だった菅義偉氏らである。幹部が事件の責任を何も取らないのでは、信頼回復も党改革も進むまい。
 党本部が案里氏の陣営に渡した1億5千万円の問題も残っている。当時の党現職の10倍に当たる大金をなぜ提供したのか。何に使ったのか。党本部はいまだに説明を尽くしていない。
 政治とカネは、河井夫妻に限った問題ではない。今回の衆院北海道2区の補選にも影響している。同区の自民党現職だった吉川貴盛氏に、農相時代の贈収賄疑惑が出て議員を辞めた。金権政治が争点になるのを恐れたためか、党本部は後継候補を立てることさえできなかった。
 先日は、菅原一秀・前経済産業相が選挙区内の行事で祝儀や会費の名目で現金を配った疑いも浮上した。カジノを巡る贈収賄事件をはじめ、政治とカネの問題は後を絶たない。金権政治は党の体質だと疑われても仕方あるまい。根本的な対応が急がれるのに、自覚を欠いている。
 与党に緊張感が乏しいのは野党にも責任がある。敵失に助けられた面もある今回の3国政選全勝だが、近づく衆院選に向け緊密な協力が求められよう。巨大与党と対峙(たいじ)できる力を付けてこそ、政治とカネの問題をただす道が開けるのではないか。
 買収事件の教訓をどう生かすのか、自民党県連も問われている。違法なカネを受け取った地方議員の居座りを許すのか。金権政治と決別するには、一歩踏み出すことが必要である。 


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