日本弁理士会 知的財産価値評価推進センターが主催する「平成19年度成果中間発表会」に参加してきました。
第一部の「弁理士による知財価値評価のニーズと局面」に続いて、第二部「金銭評価」、第三部「弁理士による知財価値評価への期待」についての講演がありました。
第二部の「金銭評価」は、仮想事例を用いて具体的に知的財産権の金銭評価を行っていたので、興味深く聞くことができました。
仮想事例の発表を聞いて気になった点があります。
先ず、仮想事例を元に金銭価値評価を行っているのですが、何故その評価方法を採用したのかが良くわからないことです。
つまり、知的財産権の金銭評価を行うために各種方法を比較検討し、消去法で選択したのか、積極的に良い点を見出してその方法を採用したのかが、今一つ理解できませんでした。
評価方法により評価値が大きく異なるという事実が存在するのに、評価方法を採用した理由が不明確(抽象的な理由)では、そもそも研究の方向性が定まらないのではないでしょうか。
その昔、研究者だった私としては、どうしても気になります。
次に気になったのは、発表内容のレベル差が大きかったことです。
企業や学会の研究発表ではないので、高いレベルを要求するのは酷な気がしますし、日常業務でお忙しい中、発表していただいた弁理士の方々に感謝もしていますが、弁理士が発表するので、ある程度のレベル以上の発表にした方が良いのではないでしょうか。
評論家のように好き勝手なことばかり言っていたのでは、建設的な議論ではありませんので、私も仮想事例に基づく知的財産権の価値評価についての論文を作成してみたいと思います(コテンパンに批判されるでしょうが)。
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第一部の「弁理士による知財価値評価のニーズと局面」に続いて、第二部「金銭評価」、第三部「弁理士による知財価値評価への期待」についての講演がありました。
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仮想事例の発表を聞いて気になった点があります。
先ず、仮想事例を元に金銭価値評価を行っているのですが、何故その評価方法を採用したのかが良くわからないことです。
つまり、知的財産権の金銭評価を行うために各種方法を比較検討し、消去法で選択したのか、積極的に良い点を見出してその方法を採用したのかが、今一つ理解できませんでした。
評価方法により評価値が大きく異なるという事実が存在するのに、評価方法を採用した理由が不明確(抽象的な理由)では、そもそも研究の方向性が定まらないのではないでしょうか。
その昔、研究者だった私としては、どうしても気になります。
次に気になったのは、発表内容のレベル差が大きかったことです。
企業や学会の研究発表ではないので、高いレベルを要求するのは酷な気がしますし、日常業務でお忙しい中、発表していただいた弁理士の方々に感謝もしていますが、弁理士が発表するので、ある程度のレベル以上の発表にした方が良いのではないでしょうか。
評論家のように好き勝手なことばかり言っていたのでは、建設的な議論ではありませんので、私も仮想事例に基づく知的財産権の価値評価についての論文を作成してみたいと思います(コテンパンに批判されるでしょうが)。
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