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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

路地の記憶

2008-03-26 23:32:39 | Weblog
先日、図書館の新刊コーナーで「路地の記憶」という写真集を見つけました。

この本は、写真家「佐藤秀明」さんの日本各地の路地の写真とエッセーに、「阿久悠」さんの詞を交えた写真集です。

一口に「路地」といっても、その記憶にある路地は、一人一人異なったものであると思います。

私の記憶にある「路地」は、東京の下町の「路地」です。
写真集に収められているものの中では、「月島」「向島」ですね。
これらの「路地」は、私が少年時代を過ごした、「柴又」の路地によく似ており、懐かしく感じるせいかもしれません。

写真集には、京都の祇園、尾道の坂道、北海道旭川の雪の路地等、味わいのある路地が収められています。

自分の記憶の中にある「路地」を、この写真集から見つけてみるのも楽しいことです。
阿久悠さんの詞が素晴らしいことは言うまでもありませんが、その詞と写真が良くマッチしているのも驚きです。
編集の妙でしょうね。

この写真集を見ていると旅行に出掛けたくなります。
何だかウズウズしてきました。


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相棒

2008-03-26 00:33:26 | Weblog
私の好きなテレビ番組の一つに、「相棒」があります。

杉下右京、亀山薫の名コンビに、芸達者な脇役、洒落た台詞、謎解きの面白さ等、毎回楽しみに見ています。

先週の「最終回スペシャル」は、冤罪事件を取り扱ったものでした。
ある死刑囚が獄中で病死したところから番組が始まります。
この死刑囚、刑が確定しているのに、20年近く刑が執行されていません。
この謎を杉下右京が明らかにしていきます。

この死刑囚が冤罪であることを国家が薄々感ずいていて、歴代法務大臣に死刑執行書に署名することを避けるという、申し送りがされていたという、何とも恐ろしい話です。

第1審で死刑判決を書いた左陪席裁判官は、被告が無罪であることを確信していたのですが、裁判長・右陪席裁判官の死刑判決に反対することができませんでした。
そのため、この裁判官は、冤罪判決の重荷を長年に亘って背負いながら、裁判官を続けていくという苦悩を抱えています。

このストーリー「袴田事件」に似ていますね。
「袴田事件」も、第1審で死刑判決を書いた、当時の左陪席裁判官が、後に最高裁判事となり、退官後に冤罪事件であったことを告白しています。

「相棒・最終回スペシャル」では、死刑判決を書いた裁判官が責任をとって裁判官を止めて、弁護士にもならず、完全に法律の世界から去っていきます。
この裁判官が、「裁判員制度の導入により、私と同じ重荷を背負う裁判員が出てこないことを祈っている」とつぶやいていました。

裁判員制度導入までに、裁判員がこのような重荷を背負うことのないように、制度の改善を図ることを法務省に期待したいと思います。




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