熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

講師の資質

2010-09-14 21:22:40 | Weblog
最近、講師の資質について考えさせられる事例がありました。

講師の資質については、知識、プレゼンテーションの上手さ等、人によって色々な意見がありますが、私は、①講演内容に関する知識 と ②受講者に伝えようとする熱意または受講者に対する心配り の2点だと思います。

①の知識については、多くの方が賛同されると思います。
受講者は、得たい知識、情報を明らかにして講演会に参加しますので、例え、プレゼンテーションが上手くなくとも、質問で自分の知りたいことを明らかにできます。
したがって、知識・スキルが不足している講師は、受講者を満足させることができません。

②の受講者伝えようとする熱意または受講者に対する心配りとは、例え受講者からの質問が簡単な内容であっても、馬鹿にしたような態度を取らずに丁寧に説明する。
逆に難しい質問で講師が回答できない場合は、率直に分からないことを認めて、後日回答する旨を伝えることです。
間違っても、ごまかしたり、質問をはぐらかしたりしてはいけません。

先日、ある研修を受講したのですが、その講師の方が①、②ともにダメな人でした。
研修の説明では、私が知りたいことが触れられていないので、研修終了後に講師に直接質問しました。
その際、その講師の方は、知識がないのか結論だけ言って、その理由については説明しませんでした。
私が、ヒントのつもりで場合分けして質問しても、同じ答えで、最後には、怒り出す始末です。

この方、専門委員会の責任者を務めていたらしく、マネジメントはできるのでしょうが、専門知識が不足しているようです。
受講会場でも知り合いの受講者に積極的に挨拶していて、世渡りは上手そうですが、自分の欠点である知識不足なところを指摘されると、変なプライドが邪魔するのか、ごまかしたり、はぐらかしたりするばかりです。

このような講師の研修を受けた人は、金と時間を返せ、と言いたくなるでしょうね。

私も講演会の講師を務めることがありますので、この講師を反面教師として講師の資質を高めることに努力します。

間違っても、受講者から「金と時間を返せ」と言われないように。




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