熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

著作権法

2011-08-08 18:21:51 | Weblog
早稲田裕美子さん著作の「そこが知りたい著作権 Q&A 100」を読みました。

この本は、著作権専門誌「月刊コピライト」の読者ページに掲載されたQ&Aを中心に100問の質問に対する解説を掲載したものです。

「Ⅰ著作権Q&A100応用編」「Ⅱ著作権Q&A100基礎編」から構成されています。
私は、掲載順に読んでいったので、応用編→基礎編の順に読みましたが、基礎編から読んだほうがいいですね。

なぜ応用編が先に掲載されているのかは不明ですが、何か理由があるのでしょう。

著作権法を勉強したことがある人は、基礎編を流し読みして、応用編を熟読すれば良いと思います。

応用編は、インターネット、キャラクター、言語・出版、翻案・翻訳・改変、音楽、映画・映像、放送、実演、肖像権・パブリシティ権、美術・写真、建築、図面・図表、プログラム、データベースのジャンル別に、実際にあった質問と解説を掲載しているので、大変役に立ちます。

私は著作権についてのコンサルティングも行なっていますが、応用編の質問に対する回答を自分で考えてみて、回答に迷う質問もありました。

質問に対する回答は、当然のことですが、事案によっては著作権法だけでなく、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、不正競争防止法、不法行為法等の検討もしなくてはいけません。

質問に対する回答を考えてから解説を読んでみる、という読み方をすれば、実務者にとって大いに役立つ本です。

ご一読をお薦めします。





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