熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

UNITTアニュアル・カンファレンス2013

2013-09-14 19:55:10 | Weblog
大学技術移転協議会が主催する「UNITTアニュアル・カンファレンス2013」に参加してきました。

大学と企業との共同研究についてのセッションもあるので、昨年から参加しています。

会場は、首都大学東京 荒川キャンパスです。









知識レベルとしては、初心者コースというところでしょうか。

それでも参考になる発表が幾つかあります。

共同研究のセッションで気になることがいくつかありました。

先ず、共同発明=共同出願と考えている方が多いのに驚きました。

共同発明か否かは発明という事実行為なので、厳密に発明者の認定を行わなければいけませんが、共同出願にするか、単独出願にするかは、あくまでも契約の話で、共同発明だから必ず共同出願にしなければいけない、単独発明なので単独出願にしなければいけないということはなく、研究費用の負担、出願・権利化・権利維持費用の負担等の状況を考えて決定します。

このあたりの硬直的な考え方が、企業と大学との共同研究契約締結でもめる原因でしょうか。

このカンファレンスの参加者は、圧倒的に大学関係者が多く、私のような企業関係者はごく少数です。

そのために、大学関係者の本音が聞けて面白く、参考にもなりますね。








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