熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ギリシャ

2015-02-25 09:43:34 | Weblog
今年、最も注目している話題の一つが、ギリシャ新政権とEUとの関係です。

EUと4カ月間の金融支援延長で基本合意したギリシャはブリュッセル時間の23日深夜、延長の条件となる改革案のリストをEU側に提出しました。

ユーロ圏財務相会合は24日、延長の決定に向けて各国での承認手続きに入ることで合意したのですが、リストはEU側が求める緊縮策の継続でさらに譲歩し、反緊縮を求めるギリシャ世論の反発は必至です。

1月の総選挙で反緊縮を掲げて勝利したギリシャのチプラス政権は、緊縮策を見直さない限り2月末に期限を迎えるEUなどの支援の延長は求めないとして、対EU強硬姿勢を貫いてきました。

しかし、ギリシャ国内では、先行き不安から銀行預金を引き出す動きが加速し、早期決着のため、ギリシャは大幅な妥協を迫られたことになりますね。

チプラス首相は21日のテレビ演説で、「緊縮策を終わらせる決定的な一歩を踏んだ」と述べ、支援策は単純に延長されたわけではないと強調したのですが、野党は「EUの締め付けがより強まった」と攻撃しています。

与党内からも緊縮策継続で折れた政権に説明を求める声が上がっています。

新政権は発足から1カ月間、反緊縮世論をあおってきただけに、今後難しい政権運営を迫られそうですね。

国民向けの選挙公約をブチ上げて勝利しても、政権を担うと現実の困難と向き合わなければいけなくなり、結局、公約の撤回に追い込まれます。

実効性のある公約を掲げるか、困難な公約でも国民の気持ちを一つにして立ち向かうように国民をリードすることができなければ、失望だけが残ることになりますね。

今後のギリシャの対応に注目です。











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