熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

二ヤリホット

2016-06-23 09:52:45 | Weblog
今朝のNHKニュースで、「二ヤリホット」活動を取り上げていました。

企業勤務時代に、「ヒヤリハット」運動を経験したことはあるのですが、「二ヤリホット」は初めて聞きました。

東京都杉並区にある介護付き有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス井草」(居室数70)は2年前、「ニヤリホット」活動を取り入れたそうです。

「一般に介護の世界では、高齢者が危ない目に遭う恐れがある場面、つまりヒヤリとしたりハッとしたりした事例を集め、職員が朝礼で共有する『ヒヤリハット報告』があります。

これは企業で実践していることと同じですが、「ニヤリホット」はその逆で、高齢者の良いところを見つけようとする活動です。

行動を制限するヒヤリハットでは実現しない身体機能の向上につながっているそうです。

「職員とお年寄りとの距離が縮まり、今では月間10件ほどのニヤリホット報告があるそうです。

話したがっているという報告を受けて対話を心がけた結果、心を開いた入居者もいる」と手応えを感じている職員もいるという話ですから、嬉しい成果ですね。

ホームを運営する介護サービス会社の生活科学運営によると、施設での職員の仕事は食事、入浴、排せつの介助の繰り返しなので、マンネリを打破するには、職場のカイゼン活動が欠かせないということです。

新人への「声がけリスト」を作成し、それを全員で共有するという対策を行っていて、リストには良い声がけとして、「大丈夫、君ならできる。いつでも相談に乗るよ」などがあります。

この辺りは、企業でも推奨していますね。

それにしても「ニヤリホット」とは、良いところに目をつけましたね。

この活動は、介護だけでなくすべての職場や家庭でも実践でき、大きな効果が期待できますね。

最近の世の中は、寛容性が極端に失われて、自己中心的な人が多くなっていますが、「ニヤリホット」活動が寛容性を取り戻すきっかけになればいいですね。







ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする