熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

年金資金の政治利用

2016-08-05 23:10:18 | Weblog
厚生労働省は5日、サラリーマンが入る厚生年金と自営業者らが入る国民年金の2015年度決算(時価ベース)を公表しました。

あわせると3兆2458億円の赤字で、赤字は5年ぶりです。

この赤字は、過去3番目の規模で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による5兆3千億円の運用損が影響したそうです。

厚生年金は2兆7448億円の赤字でした。

GPIFによる赤字は約5兆円だが、保険料率の引き上げなどで前年度より3兆8509億円多い収入があり、赤字幅を縮めたようです。

国民年金は約5009億円の赤字で、GPIFによる運用損約3千億円と被保険者の減少による3261億円の保険料収入の減少などが響きました。

年金資金の運用は、長期的にリスクを少なくするために、幅広く運用したほうが良いことは理解していますが、気になるのは、年金資金の政治利用です。

株価を押し上げるために、日銀と年金資金が政治利用されているという懸念が消えません。

GPIFの運用を透明化して、政治家の圧力がかからないようにした方が良いのですが、聞いた話によると、株式運用は最大50%までだが、債券の運用の上限が設定されていて、結局、株を購入しなければならなくなるという仕組みだそうです。

これでは政府による株価下支えに私達の年金資金が利用されているといっても過言ではありませんね。

一政権の延命のために私達のお金が使われるのは我慢できません。

一刻も早く、この政権を退場させなければ取り返しのつかないことになる。








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