熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

「押し付け憲法論」をひっくり返す新史料

2016-10-11 18:25:13 | Weblog
日刊現代の記事です。

「安倍が改憲のよりどころとする「押し付け憲法論」をひっくり返す新史料が見つかった。
平和憲法の根幹をなす9条を発案したのはGHQではなく、幣原喜重郎元首相だと証言するマッカーサーの書簡だ。憲法制定過程をキッチリ議論すれば、9条改憲派は足場を失いかねない。」

この史料を探し出したのは、東大名誉教授の堀尾輝久氏です。

同氏によると。「僕が見つけたのは、1958年12月に憲法調査会(56~65年)の高柳賢三会長とマッカーサーらによって交わされた書簡です。英文で8通21ページにのぼります。憲法調査会トップとして憲法成立過程を調査していた高柳が、その経緯をマッカーサーに詳しく尋ねたものなのです。この書簡の発見で、幣原発案を否定する理由はなくなったと考えています。」ということです。

これで安倍政権の言っていることは大嘘ということになりますが、別段驚くに当たらないのは、今回の「押し付け憲法論」だけでなく、他の主張もいい加減な根拠を並べているのすぎないもので、少しでも知性のある人間あらば騙されることはないのですが。

核心部分はマッカーサーがしたためたこのくだりだそうです。

「〈第9条のいかなる規定も、国の安全を保持するのに必要なすべての措置をとることを妨げるものではありません。本条は、専ら外国への侵略を対象としたものであって、世界に対して精神的な指導力を与えようと意図したものであります。本条は、幣原男爵の先見の明と経国の才とえい知の記念塔として、永存することでありましょう〉(憲法調査会による和訳)」

さらに突っ込んだ書簡もあります。

「〈幣原首相は、新憲法起草の際に戦力と武力の保持を禁止する条文をいれるように提案しましたか〉という高柳のストレートな質問に、マッカーサーは〈戦争を禁止する条項を憲法に入れるようにという提案は、幣原首相が行ったのです〉と明快に答えている。続けて、〈首相は、わたくしの職業軍人としての経緯を考えると、このような条項を憲法に入れることに対してわたくしがどんな態度をとるか不安であったので、憲法に関しておそるおそるわたくしに会見の申込をしたと言っておられました〉と結んでいます。この会見というのは、9条が発意された46年1月24日のマッカーサー・幣原会談を指しています。」

今回の資料発見についてのメディアの反応は冷ややかなものだそうです。

大手メディアは全然反応せず、終戦記念日の直前に東京新聞に取り上げられたことで、NHK、韓国KBS、ジャパンタイムズ、赤旗などから取材依頼があったくらだそうで、メディアの立ち位置についても考えさせられたと感想を述べていました。

メディアも安倍政権にとって都合の悪いことは報道しないらしい。

ジャーナリズムの危機ですね。

日本における報道の自由度が低いという国際的な評価も頷けますね。

メディアに勤める人々は、何をしているのか。

奮起を望みます。

しっかりしろ。







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釜山・長崎クルーズ2日目

2016-10-11 18:03:25 | Weblog
釜山・長崎クルーズ2日目は、釜山に向けて終日クルーズです。

午前中は、まったりして、レストランで昼食を食べていると、何やら船が停止している模様で、近くに島々が見えます。 

まだ釜山到着には早いのですが、近づいてくる船を見ると、日本語で船体名が書かれています。

どうやら長崎らしい。

台風の影響で航路を変更したのかと思っていたら、乗組員が急病になったので長崎の病院へ搬送するとのことでした。

そのため2時間半遅れで、釜山に向けて出発するということでした。

この遅れが翌日の釜山寄港時に大混乱を引き起こすことになります。

午後からリピーターを招いての歓迎会がシアターで開催されました。

ダイアモンドクルーズに乗船するのは、2回目ですが、一応リピーターということで参加しました。










本日はフォーマルディ。

正装して夕食会場へ。

本日のメインとデザートです。








明日は、釜山に寄港します。









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