熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

あきれた言い分

2016-10-26 08:35:42 | Weblog
文部科学省は25日、廃炉を前提に見直し議論が進む高速増殖炉もんじゅ(福井県)の開発で得た研究成果や、今後運転を再開する場合に期待できる成果目標を検証する専門家部会を開いたそうです。

事故やトラブル対応を経験し、知的財産の蓄積と人材育成に貢献した一定の成果があったと評価したということですが、まじめに評価しているのか疑問ですね。

何兆円もかけて、事故やトラブルを経験したことが成果だとは恐れ入りますね。

そもそも成果とは何なのかが分かっていない。

もんじゅは1995年のナトリウム漏えい事故、2010年の炉内中継装置落下事故など不祥事が続き、250日しか運転できていません。

専門部会では、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構が達成した成果として、40%出力運転で883時間の発電をしたと報告していますが、これも何兆円の税金を費やした成果として報告できるのでしょうかね~。

投入した税金と成果との関係を比較して、妥当な事業であったのかどうか、妥当でないのならば何が問題なのか、誰が責任を取るべきなのかを明らかにしてほしいですね。

専門委員会のメンバーは誰なのか。

まさか原子力村のメンバーではないでしょうね。








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コメント
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